93球、1BB、7 SO
現地2023年8月1日、この日はトレード・デッドラインで皆が移籍市場に意識が向いている中、アストロズのフランバー・バルデス(Framber Valdez)が大記録を達成。ノーヒットノーランを成し遂げました!
Congratulations!
無駄球なし!
今回のフランバー・バルデスのノーヒットノーランは球数93球からわかるように無駄球がほぼない状態でした。
フルカウントまで行ったのは5回表に先頭のオスカー・ゴンザレスに与えた四球と、9回表の先頭のガブリエル・アリアスを2Bゴロに抑えた打席の2回のみ。
もっとも、ガーディアンズ打線も早打ちでした。6回は6球、7回は5球。この一番しんどいイニングでの10球の投球はフランバー・バルデスの記録達成に大きな勇気を与えたと言っていいと思います。
ガーディアンズはこのトレード・デッドラインでジョシュ・ベルがマーリンズへ移籍。パワーヒッターが限られている中、それでもスティーブン・クワン、アンドレ・ヒメネス、ホセ・ラミレスとコンタクトのうまい打者が3人も打線にいたのですが、それを上回ったフランバー・バルデスがやはり素晴らしい投球をしたということですね。
ガーディアンズはルーキーのギャビン・ウィリアムスが負けじと良い投球をしたのですが、3回裏、2アウトから上位打線に捕まり、2失点。この日のフランバー・バルデスの出来からすると、かなり痛い2点で、打線は回を追うごとに追い込まれていったという状況でした。
スコアは2-0でアストロズが勝利。フランバー・バルデスは9勝目。
【YOUTUBE】ALL 27 OUTS: Framber Valdez fires a no-hitter on just 93 pitches!
MLBでは今季3度め
今回のフランバー・バルデスのノーヒットノーランはMLB全体では今シーズン3度目の達成ということに。
- 6/28 : ドミンゴ・ヘルマン(NYY):A’sを相手にパーフェクト・ゲーム
- 7/8 : タイガース(コンバインド):マット・マニング、ジェイソン・フォーリー、アレックス・ラングがTOR相手に達成
- 8/1: フランバー・バルデス(HOU):CLE相手に達成
この3度の中には、ドミンゴ・ヘルマンのパーフェクト・ゲームも含まれています。
アストロズにとっては、2022年11月2日のフィリーズとのワールドシリーズで達成したコンバインド・ノーヒットノーラン以来の記録達成。
アストロズは2022年6月25日にもコンバインド・ノーヒットノーランを達成。対戦相手はヤンキースでした。
ソロでの達成は2015年8月21日にマイク・ファイヤーズがドジャースを相手に達成して以来となります。
1962年にヒューストン・コルツとしてクラブが創設されて以来、左腕投手がソロで達成したのはフランチャイズ史上初となります。
フランバー・バルデスの場合、いつかこのような記録を達成するとは思われましたが、今回はさすがという投球内容でした。
アストロズはこの勝利で61勝47敗。0.5ゲーム差で首位レンジャーズを追います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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