ドジャース、残り15試合で地区優勝を決める
シアトルでのインター・リーグ中のドジャースは、現地2023年9月15日を終えた時点で地区優勝へのマジックは2。現地2023年9月16日のゲームでマリナーズに勝ちさえすれば地区優勝を決めることになっていました。
マジック1が残るけど・・・
Dバックスがカブスを下し、ドジャースがマリナーズに勝利したことでご覧の順位になっています。
【NL西地区順位表】
- ドジャース 90勝57敗(.612)—
- Dバックス 78勝72敗(.520) 13.5 GB
- ジャイアンツ 75-74(.503) 15.5 GB
この勝敗で行けば、ドジャースのマジックNO.は1となります。163- 90(LAD win) – 72 (AZ lose) =1。マジックを残したままでも地区優勝が決まったのは、ドジャースはすでにDバックスとの直接対決を制しているから。
ドジャースは今季、Dバックスに対して13試合で8勝5敗。たとえ、ドジャースが残り15試合を全敗(90勝72敗)し、Dバックスが残り12試合に全勝(90勝72敗)して勝率が並んだとしても、その後は直接対決の勝率を見ますから、その時点でドジャースの勝ち。ドジャースのディビジョン優勝は変わらないということです。
延長11回までもつれる
カーショウが好投!
このゲームは、ベテラン、クレイトン・カーショウとルーキーのブライス・ミラーの投げ合い。9月5日以来の登板となったカーショウは、立ち上がりに2つの四球を出して、前回の5.0 IPで5BBを出した余韻が継続しているのかと心配になりましたが、落ち着いた投球で立ち上がりのピンチをしのぎました。
その後も3回までは毎回ランナーを背負うも、ピンチらしいピンチもなく、4回を投げきったところで降板。スコアレス投球でした。
一方、マリナーズ先発のブライス・ミラーも6回途中まで投げてスコアレス投球を披露。
ともに先発がゲームを作りました。
9回までスコアレス!
その後も両クラブのブルペンが踏ん張り、決め手がないまま9回を終えてスコアレスという緊迫した展開に。
オートマティック・ランナーがついた延長10回表、ドジャースはクリス・テイラーのシングルとジェームス・アウトマンの死球で1アウト満塁のチャンス。
ここでロバーツ監督はミゲル・ロハスに代えてコルテン・ウォンを代打に起用。ウォンは7球粘り、最後は犠牲フライを放ってドジャースが1点を先制。
10回裏、マリナーズはマイク・フォードのタイムリーで1-1のタイに。その後、2アウト満塁でサヨナラのチャンスがあったのですが、決めきれませんでした。
ドジャースは11回表にマックス・マンシーのタイムリーで再び勝ち越し。2-1とし、その後はクリス・テイラーとキケ・ヘルナンデスのタイムリーなどで一気に5得点を奪い、試合を決めました。
11回裏にジョー・ケリーがワイルド・ピッチで1点を許すも、6-2のスコアで勝利。
見事に地区優勝を決めました。
【YOUTUBE】Dodgers vs. Mariners Game Highlights (9/16/23) | MLB Highlights
補強のパドレスを退ける
シーズン前、目立った補強をしなかったドジャース。それに対してライバルのパドレスは、FA補強に四年がなく、NLウエスト連覇の勢いを見せました。しかし、ドジャースはは再び同地区のトップであることを証明。直近11シーズンで10度目の地区優勝を果たしました。
ムーキー、フリーマンが牽引
ウォーカー・ビューラーだけでなく、ダスティン・メイとトニー・ゴンソリンも欠いたドジャースでしたが、打撃陣がそれをカバー。
特にムーキー・ベッツとフレディー・フリーマンの活躍が大きかったと思います。今季、SSはギャビン・ラックスで固定するつもりだったドジャースですが、シーズン前にACLを断裂。
SSをやりくりする中で、ムーキーはそのカバーとして2Bも守り、穴を埋めてきました。
終始強打を披露したマックス・マンシー、それにローテションをカバーしたルーキー達と、まざまざと組織力の強さをうかがわせたシーズンでもありました。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント