2014PSヒーローがDFAに
現地2023年4月20日、各クラブとも開幕して19試合ほどを消化し、怪我人や不調の選手に代わって新戦力を補充するなどロスター調整が盛んに行われています。そんな中、アリゾナ・ダイヤモンドバックス(以下、Dバックス)が大きな決断を実施。
ワールドシリーズを3度制覇し、通算134勝を上げているローテーション左腕のマディソン・バンガーナー(Madison Bumgarner)をDFAとしました。
2023年はラフ・スタート
2023シーズン、ドジャースとの開幕3戦目を任されたマディソン・バンガーナーは4.0イニングを投げて、被安打4、失点5、自責点5と乱調。大きな要因はコントロールで4BBを記録しました。
その後も4月7日のドジャース戦、4月14日のマーリンズ戦、4月19日のカージナルス戦でいずれも5失点以上を喫し、開幕からの ERAは10.26となっていました。
直前の登板内容が悪過ぎた
特に関係者にとって衝撃的だったのが、直近の19日のカージナルス戦。バンガーナーは初回に3本の二塁打を浴びるなどして3失点。これだけならまだ良かったのです。シーズン開始直後でまだエンジンが温まっていないくらいの判断を下せたと思います。
問題はその後です。Dバックス打線は2イニングをかけて3得点を奪い合い、タイ・ゲームに持ち込みました。同点に追いついた直後の3回裏、バンガーナーは四球、ダブル、シングルで三人連続で出塁を許して即勝ち越しを許してしいます。ちなみにシングルを放ったのは売り出し中のジョーダン・ウォーカーでした。
このあと、バンガーナーはテイラー・モッターから三振を奪うなど2アウトまでこぎつけたものの、トミー・エドマンに3ランHRを打たれ、このイニング計4失点。せっかく追いついたにもかかわらず、簡単に大量点を奪われたことで信頼を失う形に。
これがかなり響いてしまいました。
今後
現契約
マディソン・バンガーナーの今後ですが、まず現契約を確認すると2019年12月にサインした5 年/$85M (2020-24)。
今回のDバックスのDFAはあと2シーズン残した上での決断になります。
契約期間内はDバックスの債務ですから、2023年の$23Mのうちの日割り分と2024年の$14Mを合わせた約$37M弱が残債となります。
複数候補あり
マディソン・バンガーナーは今後DFA後の所定の手続きに入りますが、トレードなどで手を上げると契約を引き継いでしまうので、おそらくこのまま静かに7日が過ぎ。その後にFAになると思われます。そうなると次に契約するクラブはMLB最低年俸の支払いで良いので複数のクラブは獲得を考えそうです。
ブルワーズ、メッツなどの名前が上がっています。どうなるでしょうか?!
お読みいただき、ありがとうございました。
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