エンゼルス、痛すぎる!
現地2023年7月29日、エンゼルス@ブルージェイズのGame2はなんとも言えないゲームとなりました。
ゲーム序盤は拮抗した展開でしたが、中盤以降はブルージェイズに流れが行き、終わってみれば1-6とブルージェイズの完勝。
何が起こったのか、見てみたいと思います。
大谷選手も死球
リード・デトマーズとアレク・マノアの先発で始まったこのゲームは、1回表、エンゼルスは大谷選手が死球で出塁。これは2-2カウントから左打者の膝下にスライダーを落とそうしたアレク・マノアでしたが、ひっかかって大谷選手の右足に当たる死球に。幸い、大谷選手はゲームを続行。
マノアの左右のゆさぶりに苦戦しそうなそんな立ち上がりでした。
2回表のチャンスを潰す
2回表、エンゼルスはこの日、あまり調子の良くないマノアから先頭のマイク・ムスターカスがシングルで出塁。ムスターカスは好調です。1アウト後、ハンター・レンフローもシングルで続き、チャンスを作りますが、エドゥアルド・エスコバーがフライアウトで2アウト。マイケル・ステファニックが四球で粘り、満塁のチャンスを作りますが、ルイス・レンヒーフォがするどいCFライナーに倒れて得点ならず。
その後、エンゼルスは3回表に先頭の大谷選手が右中間へ強い当たりのゴロのヒットを放ち、2塁打にします。これでチャンスが拡がったのですが、後続が続かず無得点に。
5回に事故
0-0スコアで迎えた5回表、エンゼルスはルイス・レンヒーフォの二塁打を皮切りに1アウト満塁でテイラー・ウォードに打席が回ります。当たっているだけに非常に期待が高まるところでした。
満塁で投げ急いでいたのか、マノアはウォードへの最初の2球のスライダーがすでに抜け気味。そして3球目、91.7mphのシンカーが本格的に抜けて曲がりも遅かったため、テイラー・ウォードの顔面に直撃。非常に痛々しい事故が起こりました。
ウォードはしばらく起き上がれず、このままカートで退場することに。
この投球の後、アレク・マノアも降板。ジェネシス・カブレラがマウンドに上がりました。
エンゼルスはこの際の押出による1点のみに終わります。
その直後の5回裏、ブルージェイズはシングルで出たアレハンドロ・カークを1塁に置いて、サンティアゴ・エスピナルがLFへ2ランHRを放ち、2-1と逆転。
テイラー・ウォードの詳細はまだわかりませんが、すでに左目が腫れて、鼻からの流血も見られたので、かなりの大怪我になったと思われます。
大谷選手に申告敬遠が2度
エンゼルスは5回表と6回表に大谷選手に打席が回りましたが、2打席連続で申告敬遠に。これには3Bを守るマット・チャップマンから監督にクレームが行ったようで、「なんで勝負するんだ」と。「大谷しか打ってないじゃないか」と。もう少し汚い言葉ですが、そういうことを告げたようです。
“Why did we pitch to him? He’s the only fucking guy on the team that can hit” -Matt Chapman after Shohei Ohtani's home run pic.twitter.com/rqKMmF0Rvp
— Jomboy Media (@JomboyMedia) July 29, 2023
あと1本欲しいところで、得点源となる打者にそれをされたら、やはり点は入りませんよね。
ブルージェイズの策は奏功したことになりました。
モニアックがノーヒット
これまで大谷選手の後を打つミッキー・モニアックが大谷選手がフリーパスで塁に出た後に、かなりの頻度でそのチャンスを拾ってものにしてきたのですが、この日はちょっと当たる気配もないほど、調子が悪かったです。7月2日のゲームから続いていた連続安打は18試合でストップしました。
かなり研究されてもいるとも思うので、Gm3にモニアックがどう対策してくるのか、見守りたいところです。
レイナルド・ロペスがデビュー
エンゼルスにとって良かったのはトレードで獲得したレイナルド・ロペスが素晴らしいデビュー戦を飾ったことです。
レイナルド・ロペスは2番手として5回裏から1.1イニングを投げ、被安打1、スコアレス、3K。
非常に良かったですね。
レンドンはまだIL
ジャレッド・ウォルシュをDFAにした後の今回のテイラー・ウォードの怪我。
エンゼルスはまたしても戦力に苦しむことに。
7月初めに自打球で退いたアンソニー・レンドンの近況ですが、脛の骨挫傷の周囲に内出血が見つかり、7月23日時点でさらに2週間の安静が必要となりました。この怪我は不運なものではありました。筋肉系の故障ではなく、自打球でしたので。
一応、レンドンは8月後半に復帰する望みはありそうです。もしもエンゼルスがその時点でプレーオフ争いで熾烈な戦いをしていれば、その時こそレンドンの本来の価値が発揮されると思います。ネット上ではかなり評判が悪いですが、2019年のナッツでのWSチャンプはレンドン抜きには語れませんでした。
レンドンには復帰してもらいたいですが、仮に今季はもう不在となっても、慣れたものでしょう。
OFの補強ということでまたジョー・アデルが上がってきそうですね。頼むから変化球に対応してくれという感じですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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