キャバン・ビジオはドジャースへ
現地2024年6月12日、ブルージェイズとドジャースの間でトレードが成立。キャバン・ビジオ(Cavan Biggio )がドジャースに移籍することになりました。
キャバン・ビジオはブラディミール・ゲレーロ・ジュニア、ボー・ビッシェットとともにブルージェイズが誇る2世トリオの一人。父は2015年にHOF(野球殿堂)入りとなったクレイグ・ビジオ。
キャバン・ビジオのここまでの流れ
そのキャバン・ビジオはルーキー・イヤーの2019年はHR 16本を放ち、華々しい活躍を見せ、ROYの投票では5位に入りました。60試合シーズンとなった2020年も59試合に出場し、.250/.375/.432、HR 6、RBI 28と、ここまでは順調でした。
ところが、2021年にブルージェイズがマーカス・セミエンを獲得。
しかもこのシーズンのマーカス・セミエンはゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞をダブルで受賞するなどとりわけ素晴らしい活躍をし、2Bメインのキャバン・ビジオの出場機会が激減。翌2022年は3Bのサンティアゴ・エスピナルが怪我をしたことでようやく出場機会が巡ってくるも、97試合で打率が.202とスランプに。そして2023年は111試合に出場するもやはり打率は.235と低迷。2024年はここまで44試合に出場するも、打率.200と精彩を欠く状況に。
DFA→トレード
2世トリオの中で唯一取り残された形となったビジオは、現地2024年6月7日にブルージェイズからDFAとなっていました。DFA後、おそらくトレードが決まるであろうと思って静観していたところ、上述のようにドジャースへのトレードが決まったのでした。
トレード概要
トレードは以下の概要となりました。
ドジャースGet
- キャバン・ビジオ(Cavan Biggio/29)2B, 3B, OF / 右投げ左打ち
- キャッシュ
キャバン・ビジオの今季のサラリーは1年/$4.21M (2024)。そのサラリーをブルージェイズがカバーすべくドジャースにはキャッシュ付きで移籍。カバーする割合は現時点で不明ですが、プロスペクト次第という交渉だったかと。
ブルージェイズGet
- ブレイドン・フィッシャー(Braydon Fisher/23) RHP
そしてブルージェイズに動くブレイドン・フィッシャーは2018年のドジャースの4巡目指名の右腕。今季はトリプルAで2勝をマークし、ERAは6.94。SOはマイナーのどのレベルであっても12.0以上をマークしてきたものの、BB9が今季のトリプルAで7.7。ボールは速いがコントロールに難があるというタイプでこの原石をブルージェイズがどう仕立てていくか楽しみです。
ドジャース、まだSS補強に動くか?
今回、ドジャースがビジオに手を上げたのは、やはり内野の補強。ムーキーにあまりに過負担となっている状況を変えるべく、手を上げた訳ですが、果たしてこれで解決するかどうか。
なお、噂ではドジャースはボー・ビッシェットを狙っているとも。まだ6月半ばですが、もうトレード・デッドラインに向けて色々な動きが水面下で始まっています。
お読みいただき、ありがとうございました。
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