JT、ヒット1本を打ってトロントとお別れ
現地2024年7月29日、今トレード・デッドラインでその動向が注目されていたブルージェイズのジャスティン・ターナーのディールが決定。シアトル・マリナーズとなりました。ジャスティン・ターナーはこの日、オリオールズ戦に4番1Bで出場。1回表の1打席目でシングルを放ち、2回裏の守備につくところで、ディールが確定。アディソン・バーガーが1Bに入りました。
トレード概要
今回のトレードの内容です。
マリナーズGet
- ジャスティン・ターナー(Justin Turner/39)1B、3B、2B、DH/右投げ右打ち
- キャシュ・コンシダレーション(金銭)
ブルージェイズGet
- RJ・シュレック(RJ Schreck/24)OF/右投げ左打ち
背景
マリナーズが貧打過ぎてバッティング・ヘルプを頼もうとしていたのはご承知の通りです。
右打席のOFに関してはランディー・アロウザリナをすでに獲得。
タイ・フランスをDFAにした1Bスポットが空いていました。ここで確かな打撃のジャスティン・ターナーが最適となった模様。またジャスティン・ターナーはSS以外の内野をこなすことが出来、そうなると2Bであまり機能していないホルヘ・ポランコの枠にターナーを入れることも可能。マリナーズとしては攻撃のオプションが増えることに。
2023年にレッドソックスで活躍したジャスティン・ターナーは2024年がプレーヤー・オプションであり、ターナーに更新の主導権がありました。再契約したかったレッドソックスですが、ジャスティン・ターナーはトロントとサイン。
ご覧のような契約内容でサインしています。
- 1 年/$13M (2024)
- $1.5M (ロスター・ボーナス、パフォーマンス・ボーナス)
ボーナスの各種設定の説明は省略させていただきますが、サラリーが$13M。トロントは現地2024年7月29日時点で107試合を消化していますから、日割りにしてざっと$8.6M分。残りは約$4.4Mになりますが、このうちトロントがどれくらいの負担となるのかは明らかになっておらず。
おそらくプロスペクトの期待度によって、トロントの負担分が決まったのではないかと思います。
2024年のジャスティン・ターナー
2024年11月の誕生日で40才を迎えるジャスティン・ターナーは、長打の面でやや衰えが見え、2023年に23HRを放っていますが、今季は今のところ6HRのみ。ただし、打率/OBP/SLGを見ると、2023年が.276/.345/.455だったのに対し、今季は257/.351/.373。打撃の確かさはまだまだ健在です。特にこの選手は他の選手とのMIXで良い結果を出しますので、アロウザリナやフリオが出塁した際の打撃に注目です。
(TOR)RJ・シュレック
ブルージェイズへ動くRJ・シュレックは2000年7月12日生まれの24才。2023年のマリナーズの9巡目指名。大学はヴァンディー・ボーイこと、ヴァンダービルト大学の出身ですが、高校を出てからの3年間はデューク大学に在籍。ファイナル・イヤーだけヴァンダービルト大学に在籍した模様。
2024年はクラスA+で開幕を迎え、78試合で.261/.401/ .464をマークし、HRは12本。BB 57で SO 47ですから、三振より四球を取っているのは魅力です。割と早く上がってくる選手ではないか?と思います。
マリナーズはまだ動きそうですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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