ぶつけ合いは決着か?
MLBとMLBPA(以下:選手会-混同しやすいので-)の2020シーズン開催に向けた協議ですが、そろそろ大詰めに差し掛かったきたかもしれません。
その前に現地2020年6月19日、MLBは18日に選手会が提案した70試合案について正式に却下すると選手会に通達しています。
MLB:70試合案は却下→60試合以上はやらない
選手会が18日に提示した70試合案は、17日にロブ・マンフレッド・コミッショナーとトニー・クラークがアリゾナで膝を突き合わせて4時間もの間話し合った後にMLBが提示した60試合案に対するカウンター・オファーでした。
そして今回、MLBが70試合案を却下した中で、「60試合以上はやらない」ということも正式に伝えています。
オーナーは70試合案に激怒
選手会が行った70試合案に対して、オーナー側はアンハッピーどころか激怒(stall)した模様。試合数も増やして、100%のプロレーティッド(日割り)を提示したのに!というところでしょう。
また、$300M(3億ドル)以上の開きというのはポストシーズン・プールに対してMLBが60試合提案をした際の$25Mに対し、選手会が70試合のカウンターオファーをした際の$50Mとの差額$25M+アルファというところかと思います。
ちなみに$300Mを30クラブで割った場合、1クラブあたり$10M。これは多いと見るか、少ないと見るか。
オーナーの意見などもあり、MLBは70試合案を却下したことになった訳ですが、実はこの後のアクションについて見えています。
選手会は投票へ
ジョン・ヘイマンさんの情報ですが、MLBの70試合案却下、60試合以上はやらないという通達に対して、選手会は投票をする模様。
60試合 OK? or NO ?
選手会は現地20日(土)に選手に投票を実施する模様。その内容は以下になります。
- MLBの60試合案にYESかNOか
- もしNOなら、3月合意の中にあった両者が合意しない場合、MLBは50試合前後でシーズンをセッティングするがそれでも良いか?
追記:投票は遅延となりました!
結論が出そうな週末の選手による開催に関する投票ですが、フロリダ州などで一気にパンデミックとなったことで延期となりました。7月には収束するか?などとも言われていますが、急な感染拡大によりMLBはフロリダ、アリゾナ州のスプリングトレーニング・ファシリティーをシャットダウンする事態に。
なんとかリモートで投票できるようにしてもらいたいところですね。
60試合か、50試合半ばか
こうなると、シーズンは最多でも60試合、そうでない場合は50試合から50試合半ばということに設定される可能性が高くなってきました。
これで決裂するなら、もうシーズンはシャットアウト。
選手の投票結果はどうなるかわかりませんが、最多でも60試合、その他に関しても17日にMLBが提示したプランに落ち着くことになりそうです。
なお、これは現地2020年6月19日の情報。また状況は変わるかもしれないことをご了承ください。
金銭面のやりとりばかりしているせいか、新型コロナウィルスが大変なことになってきました!
お読みいただき、ありがとうございました。
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