ルーキー・イヤーに156試合、OPS .757
現地2023年1月17日、ミルウォーキー・ブルワーズがFA選手の獲得に動きました。
マイアミ・マーリンズからノンテンダーFAとなっていたブライアン・アンダーソン(Brian Anderson)と合意です。
現時点ではフィジカル・チェックの結果待ちで、契約詳細は後ほど。ブライアン・アンダーソンはルーキー・イヤーの2018年に156試合に出場し、打率.273、OBP .357、SLG .400、OPS .757をマークし、ROY投票で4位に入ったことのある選手。ちなみみ2018年のNL ROYはブレーブスのロナルド・アクーニャ・Jr.が獲得していおります。
ブライアン・アンダーソンとは
ブライアン・アンダーソンは1993年5月19日生まれの29才。シーズンが始まり、5月の誕生日が来ると、30才となります。
アーカンソー大学から2014年のアマチュア・ドラフトでマーリンズの3巡目指名でプロ入り。なお、高卒時の2011年にはツインズからドラフト20巡目で指名されておりました。
2017年のフューチャー・ゲームのメンバー
2016年にダブルAまで昇格したブライアン・アンダーソンは、2017年のフューチャー・ゲームにチームUSAの一員として選出。チームメイトにはリース・ホスキンス、ボー・ビシェットなど現在のMLBの中心選手ばかりが名を連ねました。ちなみに対戦相手のチームWORLDには、ラファエル・デバース、ヨルダン・アルバレス、ヴラディーミル・ゲレロ・Jr.、ロナルド・アクーニャ・Jr.、エロイ・ヒメネスなどが名を連ねました。
なお、ゲームは7-6でチームUSAが勝ったのですが、最終回の守備でブライアン・アンダーソンは1Bへ送球が逸れてしまい、サヨナラのランナーを出すところでしたが、1Bのライアン・マクマホンが落ち着いてバッターランナーのマウリシオ・デュボンにタッチし、ゲームエンド。事なきを得ました。
【YOUTUBE】2017 Future Game Highlight
メジャー・デビュー(2017)
ブライアン・アンダーソンはは2017年9月1日にメジャー・デビュー。セプテンバー・コールアップですね。この年は25試合のみの出場で、84 AB で22安打を放っています。ルーキー・ステータスは130 AB未満ですので、ルーキー資格を有したままシーズン終了となりました。
そして上述した通り、2018年のROY4位に入る活躍を見せ、これからの活躍が大いに期待されました。
2019年は怪我で8月にシーズンが終了したものの、126試合で、20 HR、66 RBI、OPS .811 をマーク。非常に生産性の高いシーズンを過ごしたのでした。
短縮シーズンとなった2020年は11HRをマーク。もしもフル・シーズンならかなりすごいHR数をマークしていたかもしれません。2020年9月18日のナショナルズとのダブルヘッダーのGame2では、1試合3HRをマークしています。
怪我で直近2年は振るわず
ブライアン・アンダーソンは2021年5月後半に左肩亜脱臼による手術で、1ヶ月以上離脱。また9月にはダイビング・ストップを試みてまたもや左肩を傷めて離脱。2021年は67試合のみの出場で、打率.249と苦しみました。
2022年は死球で小指を骨折するなどまたしても怪我に泣かされ、98試合の出場で、打率.222、OBP .311、SLG .346とキャリア最低の数字に。
主に怪我が原因ではあるものの、直近2年の数字が悪いことから、マーリンズは2022年秋にノンテンダーを出し、このオフFAとなっていたのでした。
ブルワーズでOFか
マーリンズでは3BとRFの2つのポジションをほぼ均等に守っていたブライアン・アンダーソン。
ブルワーズはおそらくOFとして彼を起用すると思われます。ルイス ・ ウリアスは2Bと3Bの双方で候補ですが、おそらく3Bに落ち着くと思われます。2Bにはトレードで獲得したエイブラハム・トロほか、ヒウラ、ブロソーなどの面々も。
OFはLFにクリスチャン・イェリッチ、CFにギャレット ・ ミッチェルあるいはタイロン ・ テイラーという布陣だったので、このままブライアン・アンダーソンがRFに起用される可能性が高いです。
怪我がなければ、相当な活躍をする選手です。
2023年にルーキー時代の活躍を見せてくれればと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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