新天地のジュリクソン・プロファー
現地2023年4月6日、コロラド・ロッキーズがホーム・オープナーの日を迎えました。
開幕はサンディエゴでパドレスとの4ゲームシリーズを行い、2勝2敗のタイに持ち込む健闘。次のシリーズのドジャースとの2連戦に2連敗し、このゲームの前までは2勝4敗。同地区のハードな相手との2シリーズを終え、ようやくコロラドでのホーム開幕戦を迎えたのでした。
そのホーム開幕戦はナショナルズとの4ゲームシリーズのGame1。
この試合のロッキーズの先発はカイル・フリーランド。非常に良い投球を見せ、大いに輝いたのですが、さらに輝いたのが今季からロッキーズでプレーすることになったジュリクソン・プロファーでした。何かと話題を提供してくれるジュリクソン・プロファーですが、この日1番LFで先発出場し、新天地コロラドで生き生きとしたプレーを見せ、緊迫した1点差ゲームを大いに盛り上げ、チームの勝利に貢献しました。
好プレー2発
まずはジュリクソン・プロファーの好プレーを2つご紹介したいと思います。本当に球際に強く、投手を助けた素晴らしいプレーでした。
1つ目は1回表。1アウト、ランナー1塁で3番のジェイマー・キャンデラリオを迎えた場面です。ジェイマー・キャンデラリオはLFスタンドに飛び込むかとい大飛球を放ち、これでナショナルズが先制するか?という場面でしたが、この打球にジュリクソン・プロファーがしっかりと対応。ウォール際でリーピング・キャッチを披露し、見事に先制点を防ぎました。当たりはフェンスを超えたかどうか微妙な着地点でしたが、転がっていれば少なくともランナーが還った当たりでもありました。
2つ目は2回表に出ました。2アウトからルイス・ガルシアが放った打球は左中間へのラインドライブのヒットコースの当たり。これにプロファーがダイビング・キャッチで対応し、見事にセーブしました。2アウトからランナーが出るかどうかでゲームの流れも変わってきますので、これも投手を救う素晴らしいプレーだったと思います。
プロファー、ナイス・プレー!
カイル・フリーランドが今季2勝目
ロッキーズ先発のカイル・フリーランドは崩れるかもというタイミングで出たジュリクソン・プロファーの好プレーにも助けられ、乗って行きました。
カイル・フリーランドは7回途中まで投げ、被安打4、スコアレス、BB 0、SO 5 という成績。BB 0というのが良かったですね。この後は、ジャスティン・ローレンスと、ピアース・ジョンソンでつなぎ、最少得点の1点を守り抜きました。
カイル・フリーランドは開幕戦でパドレス打線を6回、被安打3、スコアレスで抑えましたが、この日はそれに続いての勝利で今季2連勝という最高のスタートを切っています。しかも、失点無しですから、ERAは0.00。
WBCのUSA代表としても投げていましたが、それがレギュラー・シーズンにも良い影響を与えているようですね。
ロッキーズはナショナルズ先発のジョサイア・グレーの投球に苦戦。なかなか1本が出ませんでしたが、5回表に先頭打者のエジキエル・トーバーのフライをナショナルズのRF、レーン・トーマスが太陽の影響で落球(記録上も2塁打)。この降って湧いたチャンスにクリス・ブライアントがタイムリーヒットを放ち、1点を先制。これが決勝点となりました。
ロッキーズ、今季はクリス・ブライアントが復調していますし、なかなかおもしろい存在になりそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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