”無期限”→最低でも2週間開幕延期へ
現地2020年3月12日、MLBから重大な発表が行われることとなりました。ジェフ・パッサン氏、ケン・ローゼンタール氏の情報によりますと、MLBは例の流行り病の対策でベースボールオペレーションを当初は無期限に延期するとしましたが、後に公式発表では最低でも開幕は2週間延期すると発表しました。またスプリングトレーニングは中止となっています。
現記事は日本時間2020年3月13日2:40ですが、これからMLB側からもオフィシャルコメントが出される予定です。
”スプリングトレ”はキャンセル(中止)へ
ベースボールオペレーションの停止とは、ゲームの中止のことです。現地2020年3月13日のスプリング・トレーニングのゲームから中止になる予定です。
その前の12日時点では14ゲーム中、雨の影響でレッズ@マリナーズ、ブルワーズ(マイナー)@Dバックス、ロッキーズ@ブルワーズ(マイナー)、パドレス@インディアンス、カブス@ドジャースの4カードは中止に。残りの9ゲームは開催中、および開催される予定ですが、おそらくこれが2020スプリングトレーニング最後のカードになるでしょう。なお、現地12日夕方開催予定のゲームも中止になる可能性があります。
追記です。現地12日のゲームは雨で中止になった4カード以外は予定どおり行われました。
NBAなどに続き、サスペンションへ
アメリカ4大スポーツのNBAは現地2020年3月11日、ユタ・ジャズの選手が検査陽性と判断されたため、12日に予定されていたゲーム終了後に2019-2020シーズンの中断を発表。再開時期は未定。
MLS(メジャーリーグサッカー)もシアトルで行われる予定であったゲームを延期。現地12日から30日間の中断を決定しています。
シアトルは「3月中、250人以上」は禁止
MLBのオペレーション・ストップが決まる前に、マリナーズは3月のT-mobileパーク(旧名セーフコ・フィールド)のゲームの中止を余儀なくなれました。
これはワシントン州知事のジェイ・インスレーが「250人以上の集会を禁止する」声明を出したことによるもの。
当初、マリナーズは3月開催予定のスプリングトレーニングのゲームと26日から開催されるレギュラーシーズンのゲームを他の地域で開催するべく全力で動いておりましたが、その方向も無くなったようです。
ワシントン州では現地5日時点で新型コロナウィルス関連での死亡者が9名に達しており、以降7日が経過している今、感染はさらに拡大している模様。
カリフォルニアは「3月中1,000人以上」は禁止
また同じ西海岸のカリフォルニア州では、1000人が集まるイベントは3月中は禁止となりました。
ジャイアンツ、アスレチックス、エンゼルス、ドジャース、パドレスがその影響を受けるクラブですが、ワシントン州のマリナーズ同様、3月中に予定されていたスプリングトレーニングおよびレギュラーシーズンのゲームを別サイトで開催すべく大慌てで準備していましたが、その方向性もストップしました。
開幕も遅れる
MLBのメディアでは新型コロナウィルスの感染拡大対策としてNPBがオープン戦を無観客で行っていること、および大相撲が無観客で開催されていることを興味深く見守っていましたが、ついにアメリカ本土でもその影響が出たことになりました。日本よりひどい状況です。
この影響を受け、レギュラーシーズンの開幕も遅れる可能性が相当高まりました。
追記です。最低でも2週間延期となりました。
続報を
なお、これからさらに厳しいプランが出るかもしれません。
追記です。これから気になるのが以下の2点です。
- 中止とは言え、選手に実践の場を設けないと仕上げていくことができません。これから無観客であっても開幕までゲームを開催していくのか?
- 2020年は3月26日から9月27日までの6ヶ月、186日の中に162試合を詰め込むというそもそもが恐ろしいハードスケジュールを課していたわけですが、開幕が最低でも2週間遅れることで後ろの日程をずらすにも限界があります。果たしてシーズンを短くするのか?
とくに上記の太字2点が気になりますので、情報がアップデートされたらまた記事にしたいと思います。
サインスティーリングも吹っ飛ぶ重大事
もうこの期に及んでは、イリーガルなサインスティーリング問題など吹き飛ぶほどの大惨事となりました。ズルを指摘する段階から、生活から生存へとフェーズがグンと上がりました。
フェーズの見極め
3月初旬に全校に休校を要請した日本政府の采配は、絶妙だったかもしれませんね。日本は例の病のリスクもさることながらもともと天災のリスクもある訳ですから、後々すごい判断だったと言われるかもしれません。
MLBの予定詳細は追ってご報告を。
お読みいただき、ありがとうございました。
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