7回に1アウトで降板
現地2023年7月11日、トロント・ブルージェイズのクローザー、ジョーダン・ロマーノが、シアトルで行われたオールスター・ゲームに7回表に登板。しかし、腰を傷め、1アウトを奪ったところでトレーナーとともに退場を余儀なくされました。
ア・リーグのダスティ・ベイカー監督によると、ジョーダン・ロマーノはウォームアップを終えた時点で腰の張りを訴えていたとのこと。
キャリア2度めの出場も初登板
ジョーダン・ロマーノのオールスター選出は今回で2度目。2022年にも出場しましたが、登板の機会がありませんでした。
よって、今回が初のオールスターでのマウンドということで、どうしても投げておきたいというのが勝ったがゆえの登板だったと思います。しかし、万全の状態ではありませんでした。
あわや、同点ソロ
7回表のマウンドに立ったジョーダン・ロマーノは、まずは先頭のウィル・スミス(LAD)をスライダーでRFフライに打ち取り1アウト。初球に95.3mph の強い4シームを記録しましたので、この時点では問題があるとは思えませんでした。
つづく、ルルデス・グリエル・Jr.の2球目。スライダーがハンギングとなり、LFへ同点HRか!という大きな当たりを打たれます。
しかし、VTR判定の結果、ファウルに。事なきを得ました。
そしてこのVTR判定の間に交代が決まり、ルルデス・グリエル・Jr.の3球目から急遽、タイガースのマイケル・ローレンツェンが引き継ぐことになりました。グリエルはキャッチャー前の内野安打で出塁しました。
今季のロマーノ
30才のジョーダン・ロマーノは今季は前半戦に37.2イニングを投げ、ERA 2.87、奪三振 48、与四球8。セーブ数は26で、現在MLBでトップです。
今回の緊急降板が予防的な意味合いでの降板ということであれば良いのですが、もしも深刻な事態なら、ブルージェイズにとって大打撃となります。
ブルージェイズは前半戦を終えて50勝41敗。非常に厳しいAL東地区で3位。現時点では、ワイルドカード争いでヤンキースに1ゲーム差をつけております。
ブルージェイズはちょっと勢いが無くなっているところが心配です。前日にHRダービーでチャンプを獲ったゲレロ・Jr.が後半戦にその影響で調子を崩すようなことがあれば、さらなる打撃にもなりまねません。
ボー・ビシェットは打率.317と安打数面では好調をキープしつつも、4月/5月で11本を記録したHRが6月以降は4本にとどまっており、勢いが落ちています。
ブルージェイズは後半戦は地元トロントでDバックスとの3連戦からスタート。その後、パドレスともトロントで3連戦をこなして西海岸へ遠征。マリナーズ、ドジャースと相まみえ、さらにトロントに帰ってエンゼルス、オリオールズ、そしてフェンウェイでのレッドソックスとのシリーズを迎えます。結構、激しい相手ばかりです。
投打において再活性化出来るか、ブルージェイズの後半戦に注目ですね。
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