非ホジキンリンパ腫の治療から復帰へ
ホワイトソックスは現地2023年5月29日からホームのギャランティード・レイト・フィールドにエンゼルスを迎えての3ゲームシリーズが始まります。
そのゲーム前に朗報が出ました。
リアム・ヘンドリクスのILからの復帰です!
1月に非ホジキンリンパ腫の治療を開始
リアム・ヘンドリクスはシーズン開始前の1月に非ホジキンリンパ腫の治療を開始したことを公表。これはGMのリック・ハーンを通じてのアナウンスでした。その詳細は下記の記事をご参照ください。
4月に治療を終了
しかし、4月上旬にはその治療を終え、4月後半には癌でなかったことを診断されたと発表しました。シーズン開幕してすぐにスローイング・セッションを開始し、ひょっとしたら復帰は思った以上に早いかもしれないという期待感をもたせる状態になりました。
そしてついに5月5日には、トリプルAにアサインされ、本格的なリハビリ投球を開始。6日には実戦登板に復帰しました。この日は1奪三振を記録。
トリプルAでは6試合に登板。計5.0イニングで被安打7、失点6、自責点6、BB1、SO5、HR 3という数字でした。イニング数が少ないのですが、この間、ライブBPやシム・ゲームもこなし、特に5月22日のシム・ゲームではベロシティーが戻ってきたことを確認。今回、メジャーのマウンドへの復帰となったのでした。
クラブハウスでも好かれている
そして29日からのエンゼルス戦を前に、15 Day IL からの復帰となった訳ですが、ヘンドリクスが命の危険から脱し、プロアスリートとして現場に復帰できるのは非常に喜ばしいことで、クラブ・ハウスでも非常に人気のあるヘンドリクスが戻ることはホワイトソックスに良い影響をもたらす要素になりそうでうす。
リアム・ヘンドリクスはオークランド時代の2019年にオールスターに選出。ERAは1.80。2020年には、14セーブ、ERA 1.78でサイ・ヤング賞投票で9位、MVP投票で13位に入るほどインパクトのある活躍を見せ、2021年からホワイトソックスで投げています。
ホワイトソックスでは2021年に69試合、71.0 イニングを投げ、38セーブをマーク。この年、2度目のオールスター選出を果たし、サイ・ヤング賞投票では8位に入りました。なお、勝利数は8をマークしています。
2022年には58試合で、57.2イニングを投げ、4勝4敗、37セーブ、ERA 2.81。3度目のオールスター出場も果たしています。
過去4シーズンで通算セーブ数は115。
ホワイトソックスは28日のタイガース戦で敗れ、22勝33敗。4月が7勝20敗とどん底だったので、リアム・ヘンドリクスの復帰で巻き返しをはかりたいところです。
追記:復活登板
現地2023年5月29日、ILからアクティベートされたリアム・ヘンドリクスは早速、エンゼルス戦に登板しました。
リアム・ヘンドリクスが登板したのは8回表の頭から。ゲームは3-4でエンゼルスがリードという状況。
イニング先頭のマット・タイスには初球95.8mphの4シームから入りました。これが復帰初球で、ストライク。さすがにマット・タイスはここは敬意を表して見送りました。
しかし、4球目の4シームが高めに浮いたところをCF前にラインドライブで跳ね返されます。つづくジオウ・ウルシェラのときにマット・タイスは2盗を決めます。ウルシェラには96.6mphの4シームで1Bゴロに打ち取り1アウト。このボールがこの日の最速となりました。マット・タイスは3塁へ進塁。
つづくザック・ネトには、RFへ犠牲フライを打たれ1失点。2アウトとなりましたが、つづくミッキー・モニアックには二塁打、さらにマイク・トラウトにはSS内野安打の際に、ジャレッド・ウォルシュにホームインを許し、2失点目。
ここで大谷選手をむかえましたが、ヘンドリクスはアウトハイの4シームでSSゴロに打ち取り、3アウト。
リアム・ヘンドリクスの復帰初登板は、1イニング、27球(ストライク16球)、被安打3、失点2、BB1、SO 0 という結果に終わりました。
強いボールが来ていたので、後はもう実践で調整するというところかと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント