大谷選手が1番P-DHで出場!
現地2023年6月2日、大谷選手がアストロズ戦に登板。今季初の「1番-P&DH」での起用となりました。
大谷選手が登板日ではなく打者としてリードオフで出場したのは2022年8月20日のタイガース戦以来のこととなります。
また、1番P&DHでの出場は現地2022年7月28日のレンジャーズ戦以来のことです。このゲームは0-2で落としました。
大谷選手、2敗目
大谷選手はこの日、今季最多タイの5失点を喫してしまいました。
1回表にホセ・アルトゥーベを打ち取ったものの、2番のジェレミー・ペーニャに2ストライク後に83.2mphのスウィーバーが甘く入ったところを三遊間に強い当たりを放たれ、これをジオ・ウルシェラがグラブに当てたものの、1Bへ悪送球を投げ、ペーニャの2Bへの進塁を許してしまいます。
ヨルダン・アルバレスの打席でワイルド・ピッチで3進を許した大谷選手は2ストライクを奪ったあとさらにギアを入れて、100.4mph、100.8mphと強いボールを投げ込むも、ファウルで逃げられてしまいます。迎えた7球目。スウィーバーが甘く入ったところをアルバレスに痛打され、これが左中間スタンドに入るHRに。1回裏にいきなりの2失点となりました。
2回、3回と3者凡退に打ち取った大谷選手は、4回裏に2アウトからカイル・タッカー、ホセ・アブレイユ、チャズ・マコーミックと3連続シングルを許すも、コーリー・ジュルクス(Corey Julks)を1Bゴロにし止めこの回は失点を防ぎました。
5回裏、2アウトを奪い、上位打線に回ったところで、ジェレミー・ペーニャに四球、ヨルダン・アルバレスに3B前内野安打を打たれ、2アウト1、2塁となったところで勝負強いアレックス・ブラグマンを迎え、なんとかしたかったところですが、90.9mphのカットボールを捉えられ、タイムリーヒットを許し、この試合3失点目。
6回裏にはやはり2アウトを奪いながらも、下位打線にチャンスを作られ、コーリー・ジュルクスに2ランHRを浴び、この試合5失点目。
大谷選手は6回でマウンドを降り、107球、被安打9、失点5、BB 1、SO 6 、HR 2でマウンドを降りました。
直近7試合のERAが悪化
今季は最初の5試合で無双状態だった大谷選手。フェンウェイでのレッドソックス戦の2イニングを含めて5試合、28.0イニングで被安打8、失点2で、ERA 0.64と抜群のスタートを見せたのですが、直近7試合ではERAが悪化しています。43.0 イニングで被安打35、自責点24でERAは5.02です。
捕手が代わったり、味方守備の乱れで要所で踏ん張らないといけない状況も多々あるものの、組み立ての見直しなど、質の良いボールを活かす戦略が必要かもしれません。
フランバー・バルデスに完敗
そして、打撃の方ですが、1番大谷はこの日は機能しませんでした。
初回、大谷、トラウト、ドゥルーリーといずれも大きな外野フライを放ったものの、フランバー・バルデスの立ち上がりを攻略出来ず、フランバー・バルデスからは7回までに散発の5安打しか放てずスコアレス。すいすい投げさせてしまいました。フランバー・バルデスの投球数は7回を投げて92球です。
エンゼルスは8回表に2番手のフィル・メイトンからルイス・レンヒーフォのシングル、大谷選手の四球でノーアウト1、2塁のチャンスを作るも、トラウトがダブルプレーで倒れるなど大量点のチャンスを逃し、このイニングでなんとか2得点を奪うのが精一杯。
2-6でアストロズに完敗となりました。
エンゼルス5位へ
これで今季30勝29敗となったエンゼルスはまだ貯金が1つあるものの、29勝28敗のマリナーズに勝率の差で抜かれてAL西地区5位に。
アストロズは34勝となり、36勝の首位レンジャーズの背中を掴んだ状態となりました。
エンゼルス、ここで踏ん張っておきたいですね。目に見えるものから細かいものまでミスが多いんですよね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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