連日の序盤での大量点
現地2023年8月19日、ブロンクスでのレッドソックス@ヤンキースのGm2でまたしてもレッドソックス打線が機能!ゲリット・コールを攻略しました。
不調のヤンキースの中で、このゲーム前までにすでに10勝をマークし、ERA 2.76とさすがの成績を残しているゲリット・コール。この日はそのゲリット・コールが先発ということで、さすがに前日のようには行かないと気を引き締めて臨んだ(と思われる)レッドソックス。
その立ち上がり、ラファエル・デバースが得意にしているゲリット・コールのスライダーを捉え、CFに抜けようかという痛烈な当たりを放ちます。これはSSのボルピーが弾いてRF前シングルということになりました。
ただ、その後はターナーと吉田選手が倒れて無得点。
ルイス・ウリアスがグランドスラム!
2回表、レッドソックスはアダム・デュバルがLFへ痛烈なシングルを放ち、つづくジャレン・デュランも8球粘って、CF前にシングルを弾き返し、大きなチャンスと作ります。ここで当たっているパブロ・レイエスはインコースを攻められるも、アウトコースをしっかりと見極めて四球で出塁。ピッチングの組み立てにヒビを入れましたね。
ノーアウト満塁でコナー・ウォンに打席が回りましたが、ウォンは3Bゴロに倒れて、デュバルがホームでアウトとなり1アウト。
つづくバッターはトレードデッドラインで獲得したルイス・ウリアス。ウリアスは初球のアウトコース低めのカットボールに対応。下手をすればダブルプレーを奪われるコースでしたが、打球を上げました!これが左中間スタンドに入るHRとなり、グランドスラムでレッドソックスが4得点を奪い、またしても序盤でビッグイニングを作ります。
レッドソックスは4回表にも先頭のパブロ・レイエスがCFへのシングルで出塁してチャンスメイク。前の打席で凡退したコナー・ウォンが打席に入ります。ウォンもレイエス同様にアウトコースへの変化球をしっかりと見極め、カウントを作って8球目。98.3mphの4シームが甘いところに来たのを逃さず、これを右中間スタンドに放り込む2ランHRを放ちます。
レッドソックスは、ゲーム前半に6-0とリード。投手に余裕を与えます。
カッター・クロフォードがまた好投
レッドソックスの先発はカッター・クロフォード。クロフォードは4点の先取点をもらった直後の2回裏に、先頭のジャンカルロ・スタントンに四球を出すも、つづくアイザイア・カイナー=ファレファをダブルプレーに打ち取り、乗って行きます。
カッター・クロフォードはヤンキース打線に対して5回までノーヒット・ピッチングを展開。与えたのは2つの四球と1つのデッドボール、そして1Bのジャスティン・ターナーのエラーによる出塁のみでした。
6回裏、アーロン・ジャッジに連日となるHRを浴びるも、6イニングを投げて被安打1、失点1、BB 2、HBP 1、SO 5、HR 1という内容。頼もしい投球を見せてくれました。
その後、レッドソックスは8回表に吉田選手がニング先頭でシングルを放ったのをきっかけに、パブロ・レイエスがタイムリー・ダブルを放ち7点目。
さらに9回表には、ラファエル・デバースに28号HRが出て、8-1に。
最後は8回から登板のマウリシオ・リョーベラが2イニングを完璧に抑えて、8-1のスコアで勝ちました。リョーベラは移籍後、初めていい仕事が出来ましたね!
AL WC 争い
さて、レッドソックスはこれでシーズン成績を65勝58敗とし、3位ブルージェイズを猛追しています。この日、ブルージェイズはレッズに4-3のスコアで勝っております。ディビジョンの順位は上がったとして3位。狙うはワイルドカードですが、現地2023年8月19日終了時のワイルドカードの順位はご覧の通りです。
WC | Team | W | L | W% |
---|---|---|---|---|
1 | TB | 75 | 51 | .595 |
2 | HOU | 70 | 54 | .565 |
3 | SEA | 68 | 55 | .553 |
マリナーズが5連勝と絶好調なので、アストロズがかなり圧をかけられている状況となっています。上記の3枠目に向け争っている状況が下記です。
WC | Team | W | L | W% | GB vs SEA |
---|---|---|---|---|---|
4 | TOR | 68 | 56 | .548 | 0.5 |
5 | BOS | 65 | 58 | .528 | 3.0 |
6 | LAA | 61 | 64 | ,488 | 8.0 |
7 | NYY | 60 | 63 | .488 | 8.0 |
ヤンキースはこの連敗でエンゼルスに越されましたね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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