早くて8月半ばまでモンスターSSを見られず
現地2023年4月9日のホワイトソックス戦でホームへのスライディングの際に左足首を骨折したオニール・クルーズ(Oneil Cruz)ですが、「復帰まで4ヶ月」というタイムテーブルが明らかになりました。
4ヶ月ということは、予定通りであれば8月半ばの復帰。若いのでひょっとしたらもう少し早まる可能性も十分にありますが、それにしても今季の活躍が非常に期待された化け物SSがシーズンの大半をILで過ごすというのは非常に残念であります。
手術も成功
現地11日のパイレーツの発表によると、オニール・クルーズは、すでに手術を成功。骨折した腓骨を安定させ、靭帯結合も行ったとのことでした。
Oneil Cruz had surgery last evening at Allegheny General Hospital by Dr. Greg Altman and Dr. Darren Frank. The surgery stabilized the fractured fibula and addressed the injury to the syndesmosis.
— Pittsburgh Pirates (@Pirates) April 10, 2023
We anticipate a return to action in 4 months.
なお、10日時点では10 Day IL に入っていたオニール・クルーズですが、11日に60 Day IL に変更となっています。
ホームスライディングで骨折
オニール・クルーズが骨折したのは、9日のホワイトソックス戦の6回裏でのこと。
このゲームは、パイレーツが2回裏にケイニン・スミス=インジグバ(Canaan Smith-Njigba)のRFウォール直撃のスタンドアップ・トリプルをきっかけに、ジャック・スウィンスキーの犠牲フライで1点を先制。
ゲームはそのまま進行。中盤6回裏に四球で出たオニール・クルーズがブライアン・レイノルズのRFへのシングルで3塁に進塁し、追加点のチャンスを迎えた場面で起こりました。
ノーアウト1、3塁でケブライアン・へイエスは、3B前にボテボテのゴロを放ちます。これで行けると判断したオニール・クルーズは本塁へダッシュ。ところが、やはりアウトのタイミングで、しかも3Bのヨアン・モンカダのホーム送球が非常に良いところにに来ました。
捕手は本塁を空けていたのですが、送球がやや走路と重なった関係でしかもタグ・プレーが必要となりますので、ややコリジョンのような形に。
いずれにせよ、ホームへのスライディングが近すぎたオニール・クルーズは、スパイクが地面にひっかかり、ちょっと痛々しい怪我となったのでした。
今季初のベンチクリアー
捕手に突入する形になったこともあり、ホワイトソックスの捕手、セビー・ザバラは何やらクルーズに熱い言葉を浴びせかけた模様。その間、クルーズは悶絶。
そのザバラに対して、次打者のカルロス・サンタナが言葉を返し、ベンチクリアー案件となってしまいました。
幸い、言葉での応酬に留まりました。悶絶するクルーズを巻き込まない配慮もあり、今季初のベンチクリアーは、無事に収まりました。
2022年のセンセーショナルな活躍
オニール・クルーズはメジャー・デビュー自体は2021年でしたが、本格稼働は2022年。シーズン半ばの2022年6月20日にシーズン・デビューを果たしてからは、非常にセンセーショナルでした。
度肝を抜いた100mph送球、そして打球速度の速さ。
2023年は初のフルシーズンとなるところでしたが、開幕9試合で、ILに入ることになりました。ここまでは、32-8で、打率.250、OBP .375、SLG .375、HR1,RBI 4、RUN 7、SB 3。
こうなった以上は完璧に治して戻ってきてもらいたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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