ライアン・ヤーブローに事故
現地2023年5月7日(日)のアスレチックス@ロイヤルズ戦のデーゲームでロイヤルズのライアン・ヤーブローが先発。好投していましたが、中盤にラインドライブの打球が顔面を直撃。非常に恐ろしいシーンとなり、直後にゲームを後にしました。
好ゲーム中に起こった事故
このゲームは中盤まで僅差の好ゲームで、ロイヤルズ先発のライアン・ヤーブローとアスレチックス先発のメイソン・ミラーが好投。
6回まで2−1でKCがリード
ロイヤルズは初回にサルバドール・ペレスにソロHRが出て1点を先制。
しかし、4回表、アスレチックスは1アウトからブレント・ルッカーが死球で出塁し、さらに2盗を決めてチャンスメイク。2アウトとなったものの、ラモン・ロレアーノが放った打球はCFへ抜けようかというヒット性の当たり。これをロイヤルズ2Bのマイケル・マッシーがダイビングで追いつくも、グラブに当てるのが精一杯。この間にルッカーが生還し、アスレチックスが1-1のタイに追いつきます。
ロイヤルズは失点直後の4回裏に、打線がつながり、マイケル・ガルシアのタイムリーで勝ち越し。ゲームは2-1でロイヤルズがリードし、中盤を終えようとしました。
6回表に事故
この事故はそのような緊迫した好ゲームの最中に起こりました。
6回表、先頭のエステウリ・ルイーズがシングルで出塁するも、サルバドール・ペレスが2盗を阻止。
1アウトランナーなしの場面で、当たっているライアン・ノダの打席で起こりました。
ヤーブローは3-2カウントからシンカーを投じたのですが、これをライアンノダが捉えました。打球はフォロースルーを完了する前のヤーブローの左顔面を直撃。
打球は、捕手のサルバドール・ペレスが処理して1Bに投げてアウトにするくらいに跳ね返りましたから、相当強い勢いで顔面をヒットしたと見られます。
ヤーブローは、その処理を見届けたところで顔面を抑えてうずくまりました。
不幸中の幸いですが、ヤーブローは多少の補助を受け、タオルで顔を覆いながらもロイヤルズのダグアウトまで歩いて帰ることができました。
詳細は後日
ヤーブローの怪我の程度は、まだ明らかではなく、試合後、監督も記者団に「ヤーブローは反応もあった」とし、詳細は病院での精密検査の結果待ちであることを報告しました。
ヤーブローが好投!
ライアン・ヤーブローはこの事故で離脱したわけですが、5.2イニングを投げて、被安打3、失点1と、BB 0と見事にゲームを作りました。
藤浪、2イニング目に崩れる
ロイヤルズが2-1とリードし、進んだ7回裏。アスレチックスは藤浪投手を起用。7回裏はヒット1本のみで抑えましたが、イニングまたぎとなった8回裏、突如乱れました。
8回裏、先頭のサルバドール・ペレス、MJ・メレンデス、さらにニック・プラトーに3連打を浴びて2失点。マイケル・ガルシアを1Bゴロに打ち取ったところで降板。サム・ロングが藤浪投手が出したランナーを犠牲フライで返したので、藤浪投手に自責点がついております。
藤浪投手は1.1イニングで被安打4、失点3、自責点3。
2試合連続でリリーフ失敗となり、ちょっと厳しい立場に追い込まれました。
ゲームはロイヤルズが5-1で勝利しており、ヤーブローに今季初勝利がついております。
お読みいただき、ありがとうございました。
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