2022年のレンジャーズの1巡目指名
地元ダラス誌によれば、レンジャーズのプロスペクトのクマール・ロッカー(Kumar Rocker)がトミー・ジョン手術を受けることになったと報じています。
こちらは現地2023年5月16日の朝の時点ではオフィシャルではありませんが、ほぼ間違いないところかと思います。
クマール・ロッカーのドラフト指名の経緯
現地2023年5月16日時点で23歳のクマール・ロッカーは、2021年のドラフトで最も注目された投手の一人で、メッツから1巡目(全体10位)で指名されました。
ドラフト直後、彼とメッツは指名スロットの$4.7399Mを上回る$6Mのサイニング・ボーナスで合意するところまで行っていました。ところが、ロッカーの右肘に異常があるとメッツが懸念を表明したため、契約額を大幅にダウン提示。結局、両者は合意に至りませんでした。
その後、クマール・ロッカーはフロンティアリーグ(独立リーグ) のトライシティ・バレーキャッツとサイン。2022年は20イニングを投げました。その後、2022年7月のドラフトでテキサス・レンジャーズが1巡目(全体3位)で指名。$5.2Mのサイニング・ボーナスで条件に合意。ただ、これは指名スロットの$7.58Mドルを下回る金額ではありました。
2023年はハイAに所属
そんな経緯を経てようやくMLB傘下に入ったクマール・ロッカーは2023年はハイのAヒッコリー・クローダッズに所属。
ここまで6試合に先発し、28.0イニングを投げてERA 3.86。このイニング数に対して被安打21、失点12、ER 12、BB 7、HR 2、SO 42。
H9は6.8と高め、BB9は2.3、SO9は13.5、HR9は0.9。SO9はさすがの高さですが、H9を見たときにやはり本調子ではないのが数字にも表れておりました。
早くて2024秋の復帰か
トミー・ジョン手術のリハビリには14ヶ月から18ヶ月かかるため、ロッカーは2023年の残りの期間と、少なくとも2024年の大半も離脱することになります。
復帰は早くて2024年9月、あるいは慎重な判断を下すなら2024年も全休になるかもしれません。
メジャー・デビューは2025年になるかもしれません。現時点で当然40manには入っていませんので、マイナーでどれくらい早く課題をこなせるかで場合によってはルール5ドラフトの対象にもなりかねないスケジュール感です。とにかく焦らずやってもらいたいところですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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