スポンサーリンク

【MLB2023】ガーディアンズ、アンドレ・ヒメネスと7年/106.5Mドルで延長契約!

2022シーズン躍進の立役者の一人

 現地2023年3月28日、クリーブランド・ガーディアンズは、2Bで2022シーズンに打率.297をマークしたアンドレ・ヒメネス(Andrés Giménez )と延長契約に合意。まもなくオフィシャルとなります。

 現時点で24才のアンドレ・ヒメネスは短縮シーズンとなった2020年にメジャー・デビュー。当時はメッツに在籍していて、フランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコが動いたブロックバスター・トレードでインディアンス(当時の名称)に移籍。2022年にガーディアンズが躍進した要因の一人でもあります。

 アンドレ・ヒメネスのMLSは2023年1月時点で2.106。まだ調停ステータスまで至っていない中、ガーディアンズは大きな決断を下しました。

契約内容

 ガーディアンズがアンドレ・ヒメネスと延長契約に合意した内容は、現地2023年3月28日時点では以下の通りです。7年のスタートが2023年のソースと2024年のソースがあり混在していますが、2024年のスタートの線が濃厚です。

  • 7年/$106.5M(2024-2029) + クラブオプション
    • サイニング・ボーナス $4M
    • $1M(2023)、$5M(2024)、$10M(2025)、$15M(2026)、$23M(2027)、$23M(2028)、$23M(2029)
    • 2030 $23M クラブオプション ($2.5M バイアウト)
      • 2030年のクラブオプションの行使時はMVP投票で5位以内でそれぞれの順位で$0.5Mずつアップし、最大で$1Mアップ
    • アウォード・ボーナス:
      • MVP: $0.25M( 2位:$0.15M、3位-4位:$0.075M)
      • ASG、WS MVP: $0.1M
      • GG、SS、LCS MVP:$0.05M
    • トレード・ボーナス:$1M

    調停期間+FAの4年間

     アンドレ・ヒメネスは上述の通り、2023年が終了してMLSが3.000を超えることから、今回の延長契約は、ガーディアンズがアンドレ・ヒメネスの調停期間とFAの最初の4年までをコントロール下に置く内容となっております。

    ホセ・ラミレスと長期でガーディアンズに

     また、ガーディアンズはすでにクラブの顔とも言える3Bのホセ・ラミレスと2028年まで延長契約済み。よって、今回のディールは内野のコア部分の品質を長期で継続する、そんな意味合いもあります。

    アンドレ・ヒメネスとは

     アンドレ・ヒメネスは1998年9月4日生まれの24才。2023シーズン終盤に25才になります。ベネズエラ出身。

     もともとは2015年7月にアマチュアFAとしてメッツとサイン。16才の時です。2016年にドミニカ・サマー・リーグでプロデビューし、2019年までマイナーで過ごし、最高はダブルA。

     開幕が遅れた2020年にメジャー・デビュー。トリプルAを経ずに上がってきたことになります。

    2020年、21才でメジャー・デビューしたアンドレ・ヒメネスは60試合中、49試合に出場。打率.263、OBP .333、SLG .398、HR 3、RBI 12をマーク。

    移籍当初から守備力は高く評価

     そして2021年1月、フランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコがメッツに動いたブロックバスタートレードの一人として、現ガーディアンズのSSのアーメッド・ロザリアとともにガーディアンズに移籍。

     アーメッド・ロザリオはメッツのSSとしてすでに活躍し、ガーディアンズのSSを埋める体を取っていましたが、トレードの時点ではアンドレ・ヒメネスの方が守備力が高いと考える人が多く、実際、ガーディアンズは2021年の開幕時、アンドレ・ヒメネスをSS、アーメッド・ロザリオをOFに、セイザー・ヘルナンデスを2Bに配置してしましたが、この時のアンドレ・ヒメネスは打撃が弱く、5月中旬には打率.179、OBP .226、SLG .308と大苦戦。

     結局、ガーディアンズはアーメッド・ロザリオをSSに戻し、ヒメネスは一旦はトリプルAに降格することとなりました。

     アンドレ・ヒメネスがメジャーに復帰したのは2021年8月で、その時は2Bとして出場。以降は2Bを守っています。

     2021年は68試合で打率.218、OBP .282、SLG .351、HR 5、RBI 16に終わりました。

    2022年に大ブレーク

     前年の成績が成績だけに、あまり大きな期待をかけられていなかったアンドレ・ヒメネスですが、2022年はその能力が開花。

     146試合に出場し、打率 .297、OBP .371、SLG .466をマーク。HRはなんと17本、RBI は69を数えるまでの活躍。しかも盗塁は20。SO%も前年の25.7%から20.1%に低下し、大幅に品質を向上させました。rWARは7.4。

     オフには2Bとしてゴールドグラブ賞を受賞。オールスターにも出場し、MVP投票では6位に入る活躍を見せました。

     投手力が安定して良いガーディアンズは打撃が順位上昇の鍵となっていましたが、2022年はホセ・ラミレスを盛り上げるように、二遊間の二人が、.280以上の打率をマークしたことが順位上昇の大きな要因となりました。OFのスティーブン・クワンの活躍も大きかったですね。

    WBCでも活躍

     ベネズエラ出身のアンドレ・ヒメネスは今WBCにもベネズエラ代表として参加。ベネズエラは2Bにホセ・アルトゥーベがおりましたので、アンドレ・ヒメネスは本職のSSを守りました。

     強打者が多い中、主に下位を打ったアンドレ・ヒメネスは、打率.294、OBP .368、SLG .294をマークしました。

     お読みいただき、ありがとうございました。

    コメント

    スポンサーリンク

    NEW

    【MLB2025】ドジャースがタイガースを力でねじ伏せてスウィープ!佐々木はホーム・デビューで苦戦
    【MLB2025開幕Gm2】ナイス・ゲーム!粘るタイガースにトミー・エドマンとムーキー・ベッツが立ちふさがる!
    【MLB2025】注目のサイ・ヤング賞マッチアップは死闘へ!最後は大谷が決勝HR
    【MLB2025】レッドソックス、開幕戦に勝利!投手戦にけりをつけたのは出遅れていたウィリャー・アブレイユ
    【MLB2025】開幕戦の注目のピッチング・マッチアップは?(追記:結果は?)
    【MLB2025】Dバックスのジョーダン・モンゴメリーがトミー・ジョン手術へ
    【MLB2025トレード】イアン・アンダーソンがエンゼルスへ、ホセ・スアレス(大谷の友達)がブレーブスに移籍
    【MLB2025移籍】ガーディアンズはノーラン・ジョーンズ、ロッキーズはタイラー・フリーマンをトレードで獲得
    【MLB2025】ナショナル・リーグ西地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
    【MLB2025】レッドソックス・吉田、開幕はトリプルA!手術後のリハビリでOFを守る準備に専念
    【MLBFA2025】ブレーブスがOFを緊急補強!アレックス・ベルドゥーゴを獲得へ
    【MLBFA2025】通算セーブ数歴代5位のクレイグ・キンブレルが古巣のブレーブスへ!
    【MLB2025】ナショナル・リーグ中地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
    【MLB2025】佐々木朗希がメジャー・デビュー!大谷は1号HRを記録。カブスは連敗も本土開幕にいい兆候あり!
    【MLB2025】東京開幕はドジャースが先勝!大谷、山本が活躍!今永は4回ヒットレス、鈴木はDHで出場!
    【MLB2025】投手へ!ホワイトソックスからリリースされたジョーイ・ギャロが投手に転向する意向を表明
    【MLB Pre2025】大谷は2試合で4-1、HR 1! ムーキーは開幕に間に合うか?阪神はカブス、ドジャースに連勝!
    【MLB2025】ナショナル・リーグ東地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
    【MLB2025】カージナルス、ここに来て初めてFA選手とメジャー契約!フィル・メイトンとサインへ
    【MLB2025】カブスが東京シリーズのロスターを決定!注目のマット・ショーも東京へ
    【MLB Pre2025】レッドソックス、ブライアン・ベイヨーが開幕IL、ラファエル・デバースは間に合う見込み
    【MLB2025】アメリカン・リーグ西地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
    【MLB2025】ゲリット・コールはトミー・ジョン手術の可能性も!ST2戦目は1試合2度の登板でも結果が出ず(追記あり)
    【MLB2025】タイガース、アストロズからのFAでTJリハビリ中のホセ・ウルキディーとメジャー契約へ
    【MLB契約2025】アスレチックスがまたも太っ腹!期待のローレンス・バトラーと7年の延長契約へ
    【MLB2025FA】タイラー・ネイキンが投手に転向!ガーディアンズとサインへ!
    【MLB2025FA】パドレス、ホセ・イグレシアスとマイナー契約へ! 2024年に”OMG”発売で、メッツの躍進に一役
    【MLB2025】ドジャース・佐々木朗希がSTデビュー。99mphを計測し、3回をスコアレス!
    【MLB2025ST】パイレーツの2年目、ジャレッド・ジョーンズが4Kと好投!2025年のPITは粒ぞろい!
    【MLB2025】タイガースに痛手!2024年のPSで活躍したパーカー・メドウズが右上腕の神経を傷めて復帰目処立たず
    タイトルとURLをコピーしました