FA前ファイナルイヤーでエクステンション
現地2023年4月12日のこととなりますが、シカゴ・カブスはOFのイアン・ハップ(Ian Happ )と3年/$61M(2024-26)で延長契約を結びました。
イアン・ハップは、2023年1月時点でMLSは5.036。今季終了後にFA資格を満たすことになっていました。今回の延長契約でカブスは言ってみればイアン・ハップを囲い込んだことになります。期間的にはFAから3年間をコントロール下に置くことになりました。
【YOUTUBE】“This is the place I’ve always wanted to be.” | Ian Happ on his Contract Extension with the Cubs
AAVで20M以上!!
この延長契約は$100Mを超えてはおりませんが、なかなかのラグジュアリー・契約です。契約詳細はこのような感じです。
契約詳細
- 3 年/$61M (2024-26)
- サイニング・ブーナス:$3M
- $20M(2024)、$20M(2025)、 $18M(2026)
- フル・ノートレード条項あり
パフォーマンス・ボーナスなどはついていない模様ですが、ロードゲームの場合のホテルはスイート・ルームのようです。
2023年のサラリー
イアン・ハップは2023年が調停のファイナル・イヤーでしたが、今季のサラリーは$10.85M。
仮に今オフにFA市場に打って出た場合、イアン・ハップはスイッチ・ヒッティングで、OFだけでなく3Bや2Bも守れることから、オファーは間違いなくあると思います。あとは、契約期間がどうなっていたか?というところです。今季の8月で29才になっているということで、30才手前のFAですから、4-5年の期間は得たかもしれませんね。
イアン・ハップとは
イアン・ハップは、1994年8月12日生まれ。現時点では28才で、上述の通り、8月に29才になります。
ドラフトは、2015年のカブスの1巡目指名(全体順位は9位)。ペンシルバニア州ピッツバーグの出身で、大学はシンシナティ大学。
デビューは早くてドラフトから2年後の2017年にデビュー。カブスがワールドシリーズを獲った翌年ですね。
ルーキー・イヤーの2017年は115試合に出場し、364-92、打率.253、OBP .328、SLG .514、二塁打 17、HR 24、RBI 68と非常に生産的なシーズンを過ごしました。ROYの投票では8位。
2018年は142試合に出場して、387-90、打率.233、OBP .353、SLG .408、二塁打 19、HR 15、RBI 44と前年に比べやや落ちました。
2019年はスプリング・トレーニングで調子が上がらず、開幕はトリプルAで迎えました。メジャー復帰は、7月の終わりで、58試合のみの出場。しかし、復帰後は、この期間で11HRを放つなど翌年以降への期待をもたせたシーズンでもありました。
短縮シーズンの2020年は57試合に出場して、12HRでMVP投票の18位にも入る活躍。
2021年は打率.226と確実性が落ちましたが、HRは25でルーキー・イヤーを超えてキャリアハイ。
2022年は158試合に出場して、573-155で、打率.271、OBP .342、SLG .440、HR17、RBI 72とバランスを取り戻しました。2022年はオールスターにも出場し、OFでゴールド・グラブ賞も受賞。
そして2023年は現地2023年4月13日時点で、打率.282、OBP .429、SLG .462、二塁打 4、HR 1、RBI 6と好調です。今季はOFもしくはDHでの出場です。
今回の契約でイアン・ハップはカブスの攻撃の中心的存在として期待されているということですね。鈴木選手も戻ってくれば、カブスの攻撃力はグンと上がりますね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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