ファイヤーズ、2度目のNO-NO達成
現地2019年5月7日、レッズ@アスレチックス戦でアスレチックス先発のマイク・ファイヤーズが2019年初のノーヒット・ノーランを達成しました!
Congratulations!
マイク・ファイヤーズは自身2度目のノーヒット・ノーランです。
ファイヤーズ、好調レッズ打線を抑える!
なんと言っても価値があるのは、ここのところレッズは打線が活発だったということです。ルーキーのニック・センゼルがデビューして以来、打線につながりが出来した。センゼルしかり、ディートリッヒしかり、一発のあるバッターが揃っている中での記録達成は素晴らしかったと思います。
カーブがよかった
2019シーズンは東京シリーズでオープニングピッチャーを務めたマイク・ファイヤーズ。このゲーム前までは8戦に登板し、2勝3敗と今一つ乗り切れていない部分もありましたが、この日はコントロールがよかったです。
9回を投げ、131球の熱投だったわけですが、ファストボール67球で、いつも通りまっすぐ中心の組み立てだったのですが、とりわけよかったのがカーブですね。こちらはチェンジアップより多い、26球を投じています。
ウィニングショットでことごとく決まっておりました。
死球もゼロ
マイク・ファイヤーズは非常に背が高いように見えるのですが、実は188cmと飛び抜けて高い訳ではありません。
メジャーの投手は190cm台がザラにいますから、その中ではむしろちょっと高いくらいの身長です。
投げ方が完全に縦回転の腰の使い方なので、ボールがたまに抜けます。そして自ずと右バッターへの死球が多くなる傾向があります。
荒れ球もファイヤーズの一つの持ち味ではありますが、2017年は、死球がワースト1位の13個を数えたことがあります。
2018年は3個。2019年はここまで3個。
しかし、この日は死球がゼロ。フォアボールも7回に2つ出しただけで、丁寧に投げていたことが見てとれます。
記録を支えたプロファーとラモン・ロレアーノ
大記録の影に好プレーありで、この日は2つの素晴らしいプレーが出ています。
本当にこの2つのプレーがなければ大記録はなし得ておりません。
まずは1-0とアスレチックスがリードしている6回表1アウト後に出たプロファーのプレー。1Bの奥に飛んだポップフライで、RFには浅すぎて2Bが行くしかない落下点だったのですが、プロファーがよく追いついたと思います。
ここでヒットになっていたら、疲れの見えていた6回でしたので、同点に追いつかれていた可能性もありました。
続いて直後のジョーイ・ボトの打席では、センターのラモン・ロレアーノがまたしてもやってくれました!!
完全にHRだった当たりをリーピングキャッチ!NO-NOどころか1点が入っていた状況。
6回表の2アウト目と3アウト目で連続で出たというところがまたすごいですね。
1度目のNO-NOは2015年
マイク・ファイヤーズは今回が2度目のNO-NO達成。
1度目はアストロズ時代の2015年8月21日のドジャース戦。この時も134球を投じています。
はまればこういう投球が出来るのがマイク・ファイヤーズです。
2018年終了後、ノンテンダーFAとなったのですが、2018年後半に所属したアスレチックスと再契約となり、今日に至っています。
今季のアスレチックスはなかなか調子に乗れませんが、これを機会に浮上していってもらいたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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