大谷選手より先にやってしまいました。
現地2019年9月4日、フィリーズ@レッズ戦でマイケル・ローレンツェン(Michael Lorenzen )が1試合の中で勝利投手、HR、野手出場をこなす”3-way”の偉業を達成。
1921年にベーブ・ルース(Babe Ruth)が記録して以来初めてとなり、大谷選手よりも先に”3-Way”をやってのけてしまいました。
実は自ら勝利投手を呼び込んでしまう
マイケル・ローレンツェンがゲームに出勝したのは7回表。5-4とレッズが1点をリードしての状況でした。
先頭のアダム・ヘイズリーをピッチャーゴロに仕留めて1アウトを取った後、つづくジェイ・ブルースに98.8mph(159.0kmh)の4シームを叩かれてこれがHRに。
レッズは5-5の同点に追いつかれます。
試合が同点になったのでそれまで5回4失点でマウンドを降りていたトレバー・バウアーの勝ち投手の権利が無くなりました。
そして直後の7回裏、レッズの攻撃で1アウト後にホセ・イグレシアスにソロHRが出てレッズが6−5と再度リードしたため、勝利投手の権利はマイケル・ローレンツェンに転がりました。
8回裏に今季初HR
マイケル・ローレンツェンは8回表にも登板。2イニング目は三者凡退に抑え、6-5とリードを保ったまま8回裏の攻撃に。
2アウトランナー1塁で打席が回ってきたマイケル・ローレンツェン。普通なら代打を送られるところですが、2018年に4HRを放ったローレンツェンですから当然レッズベンチはそのまま打席に。
そして相手投手ブレイク・パーカーから今季1号となる2ランHRを放ち、8-5とリードし、点差は3点に。
自らの失点をHRでカバーした形となりました。
9回表にCFへ
最終回、レッズはクローザーのライセル・イグレシアスをマウンドに送り、逃げ切りを図ります。
CFにはずっとブライアン・オグレイディが守っていましたが、ここはあえてマイケル・ローレンツェンに交代。本職のオグレイディでもよかったのですが、今季すでに外野で17回出場済みでしたのでローレンツェンをCFに。
それにしても外野の中でもCFを任せられるというのもすごい話です。
ライセル・イグレシアスは打者3人で斬って取り、レッズが8−5で勝利。
マイケル・ローレンツェンは1試合の中で勝利投手、HR、守備出場を果たし、ルース以来の偉業となったのでした。
フィリーズはアーロン・ノラで敗戦。痛かったですね。
M・ローレンツェンの本業以外の出場ログ
今季のマイケル・ローレンツェンですが、このゲームが始まる前までは投手として65試合、LFとして8回、CFで6回、RFで4回、代打で4回、代走で12回の出場がありました。
投手としてのみの本業での出場を除いたログは以下です。
野手+打席、代走+打席、代打+守備あるいは投手+打者など、ピッチャー専念以外の出場ログです。
- 3/28: 代走→CF
- 3/31: P / 1打席0安打
- 4/9: 代打→P /2打席、1打数0安打、1BB
- 4/11: CF
- 4/14: P / 1打席、1打数1安打
- 4/15: P / 1打席、1打数0安打
- 4/18: CF / 1打席、1打数0安打
- 4/23: CF
- 4/26: P / 1打席、1打数0安打
- 4/29: P / 1打席、1打数0安打
- 5/6: LF
- 5/9: 代走→LF
- 5/22: P / 1打席、1打数0安打
- 5/24: 代走→RF
- 6/2: P→LF
- 6/21: P / 1打席、1打数1安打
- 7/7: LF
- 7/13: P / 1打席、1打数0安打
- 7/15: P / 1打席、1打数1安打
- 7/17: CF→P
- 7/22:P→LF→RF
- 7/31: P→RF
- 8/2: P→RF
- 8/14: CF
- 8/16: 代打 / 1打席、1打数0安打
- 8/17: P / 2打席、2打数2安打
- 8/27: LF / 1打席、1打数0安打
- 8/29: P / 1打席、0打数0安打 1BB
- 9/2:代打→LF / 1打席、1打数0安打
- 9/4: P→CF / 1打席、1打数1安打 HR
下の動画は7月31日のログで投手からRFへ出場した時の好プレー。
今季のバッティングログはこのゲームも含めると19打席、17打数、6安打、2RBI、2BB、5Runsです。
もはや5ツール以上のマイケル・ローレンツェンでした。
お読みいただき、ありがとうございました。
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