シャーザー、最長で2ヶ月離脱へ
現地2022年5月19日、マックス・シャーザーが”oblique strain”、斜角筋のハリで6週間から8週間、離脱することが明らかになりました。
マックス・シャーザーは現地2022年5月18日のカージナルス戦に先発。6回表、2アウトでアルバート・プホルズを打席に迎えて2-2となり、スライダーを投げたところで自ら降板を志願しました。
Max Scherzer out 6-8 weeks with a “moderate to high-grade” oblique strain, per @AnthonyDiComo pic.twitter.com/n2Ono3tfTH
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) May 19, 2022
斜角筋を傷める
実況もLazy Sliderと言うほどキレを欠いたスライダーを投じた後の「だめだ!」というジェスチャーで、怪我で自ら志願して降板というのは明白でした。
問題は果たしてどのような怪我だったのか?ということでしたが、結果は斜角筋のハリということでした。
斜角筋はどこか?と言うと首にあると思って良いのですが、実は細かく分かれています。下記をご参照ください。
元プロレスラー橋誠によるパートナーストレッチ講座!
— ストレッチスクールMGA (@mga_987) March 10, 2020
次回の第33回目は『斜角筋』のストレッチです。
ここが硬くなって「腕神経叢(わんしんけいそう)」の圧迫があった場合、肩や腕の痺れや痛み&血管の圧迫によって手の冷感を感じることも。
次回をお楽しみに!#パートナーストレッチ#斜角筋 pic.twitter.com/pGxg4xfnuK
投手がよく陥ってしまう胸郭出口症候群の箇所にも近いとあって、今後どうなるのか?注目しておきたいと思います。
ちなみにゲームの方はシャーザーの降板時点でメッツがすでに6-2とリード。ファイナルスコアは11-4でメッツの勝利。シャーザーに5勝目がついています。
デグロムとのデュオはまた遠ざかる
メッツの今季の注目点と言えば、ジェイコブ・デグロムとマックス・シャーザーとの超豪華ローテーション・デュオ。
しかし、ジェイコブ・デグロムは開幕前に右肩甲骨を傷めてまだシーズン・デビューが叶っておりません。現時点ではスローイング・プログラムの消化が順調で、距離、スピードともに徐々にあげている状況で、一応順調と言われております。
デグロムの復帰予定はこのまま順調であれば6月後半から7月初旬というふうに見られており、早ければ前半に間に合うか?というところ。
一方のマックス・シャーザーは上述の通り、6-8週間というタイム・デーブルは出ており、双方ともに順調であれば、後半戦に揃い踏みになる可能性も高いです。
とにもかくにもシャーザーの斜角筋のハリが現状よりもひどくならないことを祈るばかりです。
伝統のトラブル
メッツはとにかくうまく行かないことが多いのが伝統のようなところがあります。そのジンクスみたいなものをぶち破ろうとしているのが今の新オーナーをはじめとしたフロント・オフィスで、豊富な資金力を背景に今オフは積極的に補強に走りました。
現地2022年5月19日時点で25勝14敗とナ・リーグ東地区でダントツのトップを走り、結果は出ているのですが、想定していた形ではありません。それでもこの成績はすごいの一言なんですが。
シャーザーの早期回復を祈るばかりです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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