シャーザーとバーンズ
現地2022年9月19日、ニューヨーク・メッツはミルウォーキー・ブルワーズとの対戦。
このゲームは注目の右腕同士の顔合わせで、メッツがマックス・シャーザー、ブルワーズはコービン・バーンズが先発。ともにサイ・ヤング賞受賞経験のある右腕同士の投げ合いは、ILから復帰したばかりのシャーザーが圧倒しました!
シャーザー、腹斜筋のハリから復帰
前回2022年9月3日のナショナルズ戦で、5イニングを被安打3、失点1ながらコンディション不良でマウンドを降りたシャーザー。ゲーム後は左上半身にかなりの疲れを抱えていたことが判明。降板したその日に次の先発予定のスキップするという情報が出ていたくらいに状態は悪かったです。
結果、7日に左腹斜筋のハリでIL入り。スタートは9月4日まで遡及しての15 Day IL です。
5月後半に傷めた箇所と同じとあって、かなり心配されましたが、現地11日にはブルペン・セッションを開始。13日にはシム・ゲームに登板し、14日にはトリプルAでのリハビリ登板を行い、59球を投げ、ストライクが41球と即座にチューンナップを行いました。
そして現地2022年9月19日に復帰登板を果たしたのでした。怪我にも強く、まさに鉄人です。
6回を68球!しかもパーフェクト!
この日、復帰登板となったシャーザーは本当に怪我でILに入っていたのか?というほどのピッチングで、初回はクリスチャン・イェリッチ、ウィリー・アダムスを連続三振。当たっているロウディー・テレーズもCFフライに抑え、上々の立ち上がり。
2回、3回もリズム良く3人で斬って取り、2巡目となった4回もイェリッチ、アダムスから2打席連続三振。5回、6回も2つずつ三振を奪い、ここで降板。
6回、68球、ヒットレス、スコアレス、BB0、SO9でパーフェクトのまま降板しました。もし、体調が良ければあと3イニングを100球強でこなせたと思いますが、IL上がりということで残念ながら6回での降板に。
【YOUTUBE】Max Scherzer tosses 6 perfect innings to pick up his 200th career win!
アロンゾが支援
メッツ打線ですが、4回表にピート・アロンゾが難しい低めのボールをうまくすくい上げ、LFへ3ランHRを放ち、シャーザーを支援。
6回表にもリンドーアのタイムリー・トリプルなどで2点を、そして8回表にもトーマス・ニドのタイムリーなどでさらに2点を追加。
7回裏にタイラー・メギルがロウディー・テレーズに2ランHRを浴び、2点を返されるも、8回をセス・ルーゴが、そして9回はアダム・オッタビーノが無失点に抑え、7-2で勝利。
メッツ、ポストシーズンを決める
この勝利でメッツは94勝55敗とし、プレーオフ進出を決めました!
なお、地区優勝はブレーブスがぴったりと1ゲーム差で追っていますので、まだ決まっておりません。
メッツは2016年以来となるポストシーズン進出を決めたのでした。ちなみに2016年はNLWCでジャイアンツに敗戦しています。そしてこの年のワールドシリーズ・チャンプはカブスでしたね。
またメッツのワールドシリーズ進出はその前年の2015年となります。ロイヤルズとの死闘は面白いワールドシリーズになりました。
メッツはポストシーズンに出るとかなり面白い戦いぶりをするので、注目しています。
マックス・シャーザー、キャリア200勝を達成
6回をパーフェクトに抑えたシャーザーはもちろん勝利投手に。
シャーザーは今季10勝目(10勝4敗)、ERA 2.15。
この勝利により、キャリア通算200勝を達成しています!おめでとうございます!!
【現地2022年9月19日時点のシャーザーの勝利数】
- 通算: 200勝101敗、ERA 3.11
- 初勝利:2009年(Dバックス時代)5月16日 vs ATL
- キャリアハイ勝利:21勝(2013)
- 二桁勝利:11度 (2020年の短縮シーズンでも5勝で、そのシーズンを飛ばせば、11シーズン連続と言っていいでしょう)
- シーズン平均勝利数:16
- サイ・ヤング賞:3度
- 投票2位:1度
- 投票3位:2度
- 投票5位:2度
シャーザーのポストシーズンでの投球にも期待したいですね。
下記はデビュー戦、2008年4月29日のアストロズ戦でのピッチングです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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