スポンサーリンク

【MLB2020ポストシーズン】凌いだマイアミ!好投のダルビッシュ投手の援護を断ち切り、NLDSへ進出

カブス打線、調子が上がらず

 現地2020年10月2日、前日に雨で中止となっていたマーリンズ@カブス戦のGame2が行われ、緊迫した展開の中、マーリンズが1チャンスを逃さず、2点をゲット。このまま逃げ切ってNLDS進出を決めました。

シクスト・サンチェスがゲームメイク

 先発はカブスがダルビッシュ投手、マーリンズは8月22日についにデビューし以降は100mphを連発しているシクスト・サンチェス。フィリーズがJT・リアルミュートを獲得したトレードでマーリンズに移籍した期待のプロスペクトですね。ポストシーズン初登板になります。

 調子の上がらないカブス打線はGame1ではたった4安打。もしもカブス打線が勢いづくとしたら、まずシクスト・サンチェスがある程度乱れて、四球が絡んだところで適時打が出て、徐々に打線がつながり始めるのが理想かと思っていたのですが、そういう流れにはなりませんでした。

常時98-99mph

 4シームが速いことで知られているシクスト・サンチェスはこのゲームでも常時98-99mphを計測。Maxは100.8mphをヒット。チェンジアップが90mph。ファストボールの速さだけでなく、コントロールも冴えており、与えた四球はたった2個。これでは今のカブス打線が付け入るスキがありませんでした。

ダルビッシュ投手もほぼ完璧

 そしてカブス先発のダルビッシュも素晴らしい投球を披露。序盤3イニングでランダーを出したのは四球の1人のみ。中盤の3イニングも4回に死球とシングルヒットを1本与えたのみという投球でした。

 ダルビッシュ投手は6.2イニングで被安打5、失点2、自責点2、与四球2、与死球1、奪三振6、被本塁打1という内容でした。クオリティースタートだったのですが、残念です。

ギャレット・クーパーが均衡をやぶるHR

 ゲームが動いたのは7回表。マーリンズは2アウトまで奪われるも、ギャレット・クーパーが2-2カウントからダルビッシュ投手の甘く入ったスライダーを逃さず、LFスタンドに入るHRを放ち、1点を先制。均衡を破りました。

 その後もマット・ジョイスが二塁打、ミゲル・ロハスは敬遠の四球で1・2塁となったところで、マグネウリス・シエラがRFへシングルを放ち、さらに1点を追加。ダルビッシュ投手はここで降板となりました。

マイアミ、ホームアウトで流れを渡さず

 実は先制のチャンスはカブスにありました。4回裏、シクスト・サンチェスが先頭から2者連続で四球。クリス・ブライアントはハードラックで2Bライナーに倒れて1アウトとなったものの、つづくジェイソン・ヘイワードがRF前にシングル。2塁からウィルソン・コントレラスがホームインを試みるも、RFのマット・ジョイスがこれ以上ないタイミングでしかも、ここしかないところにホーム送球。ウィルソン・コントレラスがアウトとなり、カブスは先制となりませんでした。

カブスは打線がつながらず

 カブスは5回にも2アウト満塁のチャンスをつくるも、カイル・シュワーバーがLFフライに打ち取られ、無得点。

 ハードラックとともに、何かうまく行かない流れに陥ってしまいました。こうなると焦りばかりが出てうまく行きませんね。

 シクスト・サンチェスは5回で降板し、6回からブラッド・ボックスバーガーが登板したものの、カブスはチャンスメイクさえ出来ず。

 最終回、先頭のジェイソン・ヘイワードが2塁打で出塁するも、その後は3者三振に打ち取られ、ゲームセット。

 マイアミにとってはブランドン・キンツラーを出せたところでかなり有利でした。

 結局、2−0でマイアミが勝利。NLDS進出を決めました。

ダルビッシュ投手がアツいコメント

 ゲーム後、ダルビッシュ投手のコメントがSNSで流れましたが、素晴らしいコメントでした。

  この日のゴールはGame3で先発予定のジョン・レスターにつなぎ、彼にリグレーでもう一度投げさせることでした。それが出来ずに悔しいです。

 ダルビッシュ投手は、この日の敗因について聞かれても、相手がよかったと打線に対して何も責めることはなく、ひたすら自身の仕事ぶりを振り返っていました。 

 やはり向上心のある人は向けている視点が違いますね。

マイアミはブレーブス戦

 NLDSへ進出したマーリンズはブレーブスとの対戦。ここまではうまく行きました。とくにカブス打線が深刻だったというところもあったと思います。

 次は打線が機能しているブレーブス戦。ここまではよい流れが続きましたが、かなり厳しい戦いを強いられる可能性が高いです。

 もしもマイアミにチャンスが出てくるなら、ブレーブスになにか故障などのトラブルがあるという状況でしょうか。シーズン中の成績は4勝6敗。9月9日に9−29でとんでもない大敗を喫した相手がブレーブスです。

 強いブレーブスを相手に勝ったなら、ミラクルでなく実力ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】ドジャースがタイガースを力でねじ伏せてスウィープ!佐々木はホーム・デビューで苦戦
【MLB2025開幕Gm2】ナイス・ゲーム!粘るタイガースにトミー・エドマンとムーキー・ベッツが立ちふさがる!
【MLB2025】注目のサイ・ヤング賞マッチアップは死闘へ!最後は大谷が決勝HR
【MLB2025】レッドソックス、開幕戦に勝利!投手戦にけりをつけたのは出遅れていたウィリャー・アブレイユ
【MLB2025】開幕戦の注目のピッチング・マッチアップは?(追記:結果は?)
【MLB2025】Dバックスのジョーダン・モンゴメリーがトミー・ジョン手術へ
【MLB2025トレード】イアン・アンダーソンがエンゼルスへ、ホセ・スアレス(大谷の友達)がブレーブスに移籍
【MLB2025移籍】ガーディアンズはノーラン・ジョーンズ、ロッキーズはタイラー・フリーマンをトレードで獲得
【MLB2025】ナショナル・リーグ西地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
【MLB2025】レッドソックス・吉田、開幕はトリプルA!手術後のリハビリでOFを守る準備に専念
【MLBFA2025】ブレーブスがOFを緊急補強!アレックス・ベルドゥーゴを獲得へ
【MLBFA2025】通算セーブ数歴代5位のクレイグ・キンブレルが古巣のブレーブスへ!
【MLB2025】ナショナル・リーグ中地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
【MLB2025】佐々木朗希がメジャー・デビュー!大谷は1号HRを記録。カブスは連敗も本土開幕にいい兆候あり!
【MLB2025】東京開幕はドジャースが先勝!大谷、山本が活躍!今永は4回ヒットレス、鈴木はDHで出場!
【MLB2025】投手へ!ホワイトソックスからリリースされたジョーイ・ギャロが投手に転向する意向を表明
【MLB Pre2025】大谷は2試合で4-1、HR 1! ムーキーは開幕に間に合うか?阪神はカブス、ドジャースに連勝!
【MLB2025】ナショナル・リーグ東地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
【MLB2025】カージナルス、ここに来て初めてFA選手とメジャー契約!フィル・メイトンとサインへ
【MLB2025】カブスが東京シリーズのロスターを決定!注目のマット・ショーも東京へ
【MLB Pre2025】レッドソックス、ブライアン・ベイヨーが開幕IL、ラファエル・デバースは間に合う見込み
【MLB2025】アメリカン・リーグ西地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
【MLB2025】ゲリット・コールはトミー・ジョン手術の可能性も!ST2戦目は1試合2度の登板でも結果が出ず(追記あり)
【MLB2025】タイガース、アストロズからのFAでTJリハビリ中のホセ・ウルキディーとメジャー契約へ
【MLB契約2025】アスレチックスがまたも太っ腹!期待のローレンス・バトラーと7年の延長契約へ
【MLB2025FA】タイラー・ネイキンが投手に転向!ガーディアンズとサインへ!
【MLB2025FA】パドレス、ホセ・イグレシアスとマイナー契約へ! 2024年に”OMG”発売で、メッツの躍進に一役
【MLB2025】ドジャース・佐々木朗希がSTデビュー。99mphを計測し、3回をスコアレス!
【MLB2025ST】パイレーツの2年目、ジャレッド・ジョーンズが4Kと好投!2025年のPITは粒ぞろい!
【MLB2025】タイガースに痛手!2024年のPSで活躍したパーカー・メドウズが右上腕の神経を傷めて復帰目処立たず
タイトルとURLをコピーしました