マーリンズ、アギラルとビヤーをゲット
現地2019年12月2日の情報になりますが、マイアミ・マーリンズがノンテンダーデッドラインの日にヘスス・アギラルとジョナサン・ビヤーの2人を獲得しています。
ジョナサン・ビヤーはトレードでの獲得。こちらの記事に詳細を記載しています。
ヘスス・アギラルの獲得
ヘスス・アギラル(Jesús Aguilar )の獲得に関してです。ヘスス・アギラルは2019年のトレードデッドラインでブルワーズから右腕のジェイク・ファリアとのトレードで獲得。
2019シーズンの成績はブルワーズとレイズを合わせて打率.236、OBP .325、SLG .389、HR 12、RBI 50、OPS+ 87。レイズに移籍後は打率 .261、OBP .336、SLG .424、HR 4、RBI 16。
レイズからDFA
2020シーズンに30才となるヘスス・アギラルの2020年1月時点でのMLSは3.082。今オフは調停イヤーでした。2019年はブルワーズと$0.6375Mでの契約で合意していましたが、今オフは調停により$2.5Mのサラリーアップが予想されていました。
$2.5Mはレイズにとっては代わりの選手との天秤にかけざるを得ないサラリー。よって、レイズは現地2019年11月27日にヘスス・アギラルをDFAとして40manロスターのスペースを空け、レッズから27才で1年めを迎えた1B兼OFのブライアン・オグレイディ(Brian O’Grady)を獲得していました。
そしてアウトライト・ウェーバーにかけたところ、マーリンズが12月2日にクレームオフ(獲得)したという経緯です。
MIAは実質ノンテンダーFAも実行した形
前日のノンテンダーFAのリストの記事ではマーリンズは「なし」と記載させていただいていますが、アギラルとビヤーを獲得したことで、SSとCFを守れるJT・リドル(JT Riddle)と右腕のタイロン・ゲレーロ(Tayron Guerrero)をDFAにして40manロスターのスペースを空けています。タイロン・ゲレーロはまだ手続き中ですが、JT・リドルに関してはDFA直後にFAとなっていますので、実質的にはノンテンダーを実行したようなものです。
マーリンズのプラン
マーリンズの内野と言えば、元カブスのスターリン・カストロがすぐに思い浮かびますが、彼は今オフにFAとなり離脱は決定的。そして今回2人の内野手を獲得したわけですが、シフトを見てみます。
アギラルは1B
ヘスス・アギラルはもう1B起用で決定。2019年、1Bを守ることが多く、打率.281を上げたギャレット・クーパー(Garrett Cooper)は登録も1BとRFとなっていることから外野での起用が多くなりそうです。
ビヤーは未知の3Bというプラン
問題はジョナサン・ビヤーです。彼はオリオールズでは2BもしくはSSを守っていましたが、マーリンズではどうやら3B起用というプランが考慮されている模様です。
2Bにディアス、SSにロハス
2019年のマーリンズの2Bはスターリン・カストロでしたが、2020年は23才で左打ちのイサン・ディアス(Isan Diaz)が起用されます。2019年でルーキー・ステータスは超え、1年を通じて268打席を経験させ、いわば投資してきました。2020年がフルシーズンでの最初の年になります。
そしてSSには実績十分のミゲル・ロハス(Miguel Rojas)がおります。よってビヤーは3Bでの起用ということが考慮されています。
ブライアン・アンダーソンはOFの可能性
ただ、2019年の3Bは26才の右打者で、WAR 3.8を叩き出したブライアン・アンダーソン(Brian Anderson)が守りました。よって、彼との競争ということにもなりそうですが、アンダーソンをOFで起用するのか、あるいはビヤーをOFで起用するのか、これはスプリングトレーニングで試す項目としてリストアップされていることでしょう。
攻撃力を考えた場合、外野の中心は2019シーズンに打率.276、HR 11、RBI 50の成績を出したハロルド・ラミレス(Harold Ramirez)になると思います。彼はRFを中心に守りました。CFは25才のルイス・ブリンソン(Lewis Brinson)だったのですが、2019年は打率.173でした。
ほかにユーティリティのジョン・ベルティ(Jon Berti)もいますし、2020年のマーリンズはいい攻撃力を備えることとなりました。
ぜひともジョーダン・ヤマモトを支援してもらいたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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