Dバックス、ダブルヘッダーでATLをスイープ
現地2021年4月25日、アツいゲームを繰り広げていたのは西海岸だけではありません。アリゾナ・ダイヤモンドバックスがブレーブスのホーム、トゥルーイスト・パークで完璧な試合運びを見せてくれました。
ダブルヘッダーゆえ7イニング
この日のこのカードはダブルヘッダー。2021年のルールにより(2020年と同様に)、ダブルヘッダー時は7イニング制となっています。その7イニング制が終わってみればなんとも惜しいという状況を作り出しました。
まず、午後1:21にプレーボールとなったGame1から見て行きます。
ザック・ギャレンが1ヒッター
Game1の先発は、Dバックスがザック・ギャレン、ブレーブスがブライス・ウィルソンという顔合わせ。いい投手同士の対戦ですね。
Dバックス、中盤でゲームを決める
7イニングのゲームでは現場は見ている方以上に先制点を気にします。ラスト2イニングがないというのはそれだけどんでん返しもない訳で、やっている選手達はあっと言う間に終わってしまうという間隔なのかもしれません。とにかく、先取点です。
スティーブン・ボートが先制2ラン
その先取点はDバックス。2回に先頭のジョン・バンミーターが四球で出塁。ブライス・ウィルソンは牽制悪送球などもやってしまい、ちょっとバタバタとしていたところを次打者のスティーブン・ボートが2ランHRを放ち、まずはDバックスが2点を先制しました。スティーブン・ボートは今季、早くも3号。
3回表にはコール・カルフーンにもソロHRが出て3−0とリードを広げたDバックス。5回表にはペイビン・スミスのトリプルを皮切りに、エドゥアルド・エスコバー、ジョン・バンミーターのタイムリーでさらに2点を追加。5回を終えてDバックスが5−0とリードします。
6回1アウトまでノーヒッター
Dバックスのザック・ギャレンは相手がブレーブスか?と思えるほど、快調な投球を続けます。まったく危なげなく、なんと6回1アウトまで四球2つのノーヒッター・ピッチングを展開。あとアウト5つというところでしたが、フレディー・フリーマンにシングルを打たれ、NO-NO達成はならず。この後も崩れることなく、すんなりと7回シャットアウト勝利を納めてしまいました。
ザック・ギャレン、今季初勝利
スプリング・トレーニングから評判のよかったザック・ギャレンでしたが、シーズン初登板は4月13日のアスレチックス戦。アスレチックスの快進撃の真っ最中だったので、1失点で抑えるも4イニングで降板。2戦目はこれまた調子のよかったレッズが相手で、6回途中3失点も勝ち星はつきませんでした。
3度めの先発となったこのゲームでうようやく1勝目。しかもシャットアウト勝利(7イニングではあるものの)。これから頼りにされるのではないかと思います。とにかく初勝利、おめでとうございます!
マッド・バンがNO-NO
さて、Game2です。現地時間、16:17にプレーボールとなったGame2は、Dバックスがマディソン・バンガーナー、ブレーブスがドリュー・スマイリーという実績のある左腕同士の投げあい。
Dバックス、初回で決める!
7イニングの時は先取点をいかに早く取るかということは上述しましたが、このゲームの先取点はDバックス。しかもビッグイニングでもう、初回でゲームを決めたような状態になりました。
ペイン・スミスが先頭打者HR
プレーボールのコールが行われた直後、Dバックスのリードオフに入っていたペイビン・スミスが、ドリュー・スマイリーのご機嫌伺いの初球をフルスイング。RFスタンドに入る先頭打者初球HRでまずは1点を先制。
その後はDバックスがデービッド・ペラルタの2ランHRなどでさらに4点を加点。初回に5得点し、ブレーブスの戦意をくじきました。
エドゥアルド・エスコバーにもHR
Dバックスはさらに、3回表にイニング先頭のエドゥアルド・ロドリゲスがソロHRを放ち、6−0。
また、6回にも二塁打で出たニック・アーメッドをジョシュ・ロハスがタイムリーで還し、さらに1点を追加。7−0としました。
マッド・バンが完璧な投球
Dバックス先発のマディソン・バンガーナーですが、初回からストライク先行の冷静なピッチングを披露。先頭のロナルド・アクーニャ・Jr.に8球を費やしたものの、終始冷静。カーブ、カットボールが冴え渡りました。
2回にオジー・アルビーズの打球をSSのニック・アーメッドがスローイングエラーとなる形で出塁を許しましたが、許したランナーは、エラーで出たアルビーズ一人。
マディソン・バンガーナーは7回、被安打0、失点0、BB 0、奪三振7でノーヒットノーランを達成。エラーの出塁が無ければパーフェクトというところでした。
ノーヒットノーランを達成したバンガーナーですが、7イニング制の試合だったため、アンオフィシャルなノーヒットノーラン達成ということに。
ゲームは7-0でDバックスが勝利(SCORE)
開幕3戦は悲惨だったマッド・バン
2021年のオープニング投手だったマディソン・バンガーナーですが、開幕3戦は炎上しっぱなしでした。ご覧の成績です。
- 4/1 @SDP : 4.0 IP/ 7 Hits/ 6 Runs/3 BB/ 6 SO/ 2 HR
- 4/7 @COL: 5.0 IP/8 Hits/ 5 Runs/2 BB/ 4 SO/ 0 HR
- 4/12 OAK : 4.2 IP/7 Hits/ 6 Runs/3 BB/ 5 SO/ 1 HR
しかし、前回登板の4/18のナショナルズ戦でようやく開幕したといった内容に変化。5回を被安打2、失点1で勝利投手となりました。
今回もその勢いのまま、アンオフィシャルながら見事にノーヒットノーランを達成しました。祝福するチームメイトが良い笑顔を迎えていますね。
ブレーブス、2試合通じて1安打
ちょっと信じられないのですが、結局、この日ブレーブスが放ったヒットはGame1でフレディー・フリーマンが放った1本のみ。ダブルヘッダーをスイープされ、しかも1ヒッター。ちょっとミーティングが開かれたかもしれませんね。
アクーニャがホームへヘッドスライディングし、腹筋を傷めてからちょっと打線の調子がおかしいですね。
今日はDバックス・デーということで、良い投球を見せたザック・ギャレンとマディソン・バンガーナーを称賛ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント