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【MLB移籍For2019】マチャードはヤンキースか。フィリーズに決断のプレッシャーがかかる

マチャードの「交渉の旅」が終了

現地2018年12月19日、マニー・マチャードとヤンキースとの交渉が終了しました。

火曜日のホワイトソックス、水曜日のフィリーズと続いていたマチャードの交渉の旅もこれで終了です。

ヤンキースとは90分

ある種の緊迫感をもった会合となった3球団目のヤンキースとの交渉は、たった90分で終了となりました。あっけない交渉に「おや?」と思う記者の方が多数。

「もう決まっているから短時間で済んだ」という解釈が多いです。

交渉の中身は当然明らかになっておりませんが、ヤンキース側の出席者はオーナーのハル・スタインブレナー、監督のアーロン・ブーン、チーム・アドバイザーに就任したばかりのカルロス・ベルトランが出たようです。

マチャード側はエージェントが同席。なお、マチャードのエージェントはボラス氏ではありません。

“Johnny Hustle”発言の真意

ミーティングの主なトピックは、契約に関することよりもプレースタイルについての互いの認識の確認にあった模様です。

契約に関する細かい項目は、事前にエージェントと詰めていたのでしょう。そうでないと90分では終わりません。

プレースタイルについてのトピックですが、ヤンキース側はワールドシリーズでマチャードが1塁に全力疾走しなかったことに対してゲーム後のインタビューで「ジョニー・ハッスルのような選手じゃない」と発言した真意を確かめたかったようです。

常勝軍団ですから、真摯な姿勢が求められるのは当然です。本人の口から確かめたかったのでしょう。長年同じ地区でやってたとしても一応考えは聞いておかないといけませんものね。

Machado clarifies 'Johnny Hustle' comment
Manny Machado knows people have questions. He's looking forward to giv...

これはHRを確信してゆっくり走っていたらスタンドに入らず、本人にとってかっこ悪い顛末になったというプレーです。普通に走っていれば2ベースになったところをシングルで終わらせたのですからゲームの流れを左右しかねません。記者からそのプレーに関するコメントを求められ、それについて答えたものです。

これだけでなく、一塁への走塁はキビキビしたものではなかったのは確かです。

ヤンキースとすればベストを尽くすプレーヤーかどうか、もっと言えば、一緒に戦いたい選手なのかどうかを確かめたかったのでしょう。

マチャードは、ワールドシリーズから1ヶ月弱経過した11月20日ごろ、「本当に必要なときに力を出すのが自分のスタイルで、ハッスルプレーが単なるパフォーマンスにならないようにしている」と真意を伝えています。おそらくこのミーティングでも同じことを伝えたのでしょう。

ヤンキースに突っ込みたいのは、姿勢の話ももちろん大事なことですが、それを聞くなら「ほかにあるだろ!あのラフプレーのことは聞かないのか?」ということです。

NLCSでは2塁へのタックルと1Bアギラルの足をひっかけたこと。ワールドシリーズではピアスの足を故意に踏んだということがありました。それらの真意を聞く方がよほど選手としての信頼性が確認できたと思うんですけどね。

ミーティングではそれも聞いたかもしれません。

それで、色々な憶測や漏れ出ている情報を要約すると、ローゼンタールさんのこのツイートのリンクにある情報が今現在(日本時間2018年12月21日0時時点)ではホットな情報です。途中までしか読めない有料記事なのですが。

ハーパーがFAのままなら

わかっているところだけで、営業妨害にならない程度に概略を書かせていただくと、ヤンキースは、ハーパーがFAでいる間はマチャードと契約するという意思らしいです。

これはハーパーの代理人のボラス氏とフィリーズに圧をかけているのでしょう。

11月にフィリーズのGMが「このオフはStupidなお金の使い方をするよ(派手にお金を使うよという)」と言っておりました。その後、別のクラブ幹部がその発言をやんわり否定していましたが、予算に承認がおりているのは確かです。

Phillies 'expecting to spend' this offseason
PHILADELPHIA -- Agents Scott Boras and Dan Lozano woke up to good news...

今オフ、フィリーズはその資金を武器にマチャードとハーパーのダブル獲得も可能なくらいの予算で立ち回っています。それに対してヤンキースは「2人なんて言いなさんな。マチャードはもらうよ」とこう言っているようです。

「ハーパーがFAでいる間は」というのは、「どちらか早く決めなさい、それとも本当に両方行く気か?まだ決められないならうち(NYY)がマチャードをもらうよ。お金がたっぷりあるなら遅くならないうちに両方との契約を決めることだな。じゃないと後悔するぜ」くらいの姿勢かと思います。

昨日のブログ内ではヘイマンさんのコメントでダブル獲得はないというのをお伝えしたのですが、話の帰結から言えばそのようになりです。

本当にNYYになりそうな

この流れを見る限り、どうやらマチャードはヤンキースへ、ハーパーはフィリーズへというような雰囲気になってきているのではないかと、そんなふうに思えたマチャードの旅でした。

ただ、フィリーズはもうマッカッチェンを獲っているんですよね。難しいところです。「カッツがいるけど、ハーパーにしておけ」と意見したい気分です。

また状況が変わる可能性も十二分にあります。

ブルージェイズのマーカス・ストローマンのツイートです。もうマチャードはNYYに行くだろうと踏んでいるようです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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