4th of July, 2019
現地2019年7月4日、アメリカの独立記念日ですね。選手達は星条旗を模したデザインのキャップ、ソックス、シューズを履いて試合に臨みました。
今年は結構、グラデーションを使ってますね。上のサンディー・レオンのプロテクターがきれいです。
4日はいいゲームがたくさんあった中で、スコア的に際立ったゲームを取り上げたいと思います。
レッズがブルワーズに1-0で勝利!
ロンドンシリーズの2日で計50得点を見た後のせいでしょうか、最近ではもう終盤で4点リードがあってもまったく安全圏とは言えなくなってきましたね。もはや金属バットでプレーしているゲームを見ているようです。
そんな流れの中、久々の1-0スコアの素晴らしいゲームをしたのが独立記念日に行われたレッズとブルワーズのゲーム。
渋い!と言わざるを得ないです。
ルイス・カスティーヨがあわやNO-NO
この好ゲームの主役を演じたのはレッズ先発のルイス・カスティーヨ(Luis Castillo)。
7回1アウトまでデッドボール2つのノーヒットノーラン・ペースでゲームを進めました。
ルイス・カスティーヨは8回途中、7.2イニング、97球を投げて被安打が1、失点0、与四球1、与死球2、奪三振9。
4シームに威力があったので、2シームとチェンジアップが余計に生きました。すごい投球でした。
ブルワーズのウッドラフも好投
そしてブルワーズ先発のブランドン・ウッドラフもよかったです。立ち上がりにジェシー・ウィンカーとジョーイ・ボットに長短打を許し、1アウト後プイーグにタイムリーを打たれた1失点。
つづくディートリックにもシングルを打たれ、大量点のピンチだったのですが、ニック・センゼルをダブルプレーに打ち取り、1失点で切り抜けました。
与えた失点はこの1点のみ。
ブランドン・ウッドラフは6回、被安打7、失点1、与四球0、奪三振6。
カスティーヨのNO-NOをブレークしたヒウラ
ブルワーズ打線は完全にお手上げ状態で、あわやNO-NOの危機でしたが、それを破ったのはケストン・ヒウラ。この日は4番に入っていました。
ヒウラは前の打席で死球をもらっていたので、それを次の打席でヒットでリベンジしたというのも頼もしい限りです。
2019年の「1−0」スコアゲームは14試合
1点差ゲームは毎日のごとく繰り広げられていますが、「1−0」スコアというのは2019年はめったにお目にかかれない珍しいゲームだと思って調べてみました。
現地2019年7月4日のMIN@CIN戦を含めて14試合。正直、もっと少ないのかと思っていましたが、それでも14試合もありました。
ただし、2019シーズンは7月4日までに1,301ゲーム行われていまして、そのうちの14試合です。約1%。
- 4/2 BOS @ OAK (0-1) boxscore
- 4/3 MIL @ CIN (1-0) boxscore
- 4/3 COL @ TBR (1-0) boxscore
- 4/7 BOS @ ARI (1-0) boxscore
- 4/11 COL @ SFG (0-1) boxscore
- 4/17 CLE @ SEA (1-0) boxscore
- 4/24 SEA @ SDP (0-1) boxscore
- 4/29 HOU @ MIN (0-1) boxscore
- 5/2 CIN @ NYM (0-1) boxscore
- 5/3 TEX @ TOR (0-1) boxscore
- 5/15 TBR @ MIA (0-1)boxscore
- 6/8 ATL @ MIA (1-0) boxscore
- 6/9 LAD @ SFG (1-0) boxscore
- 7/4 MIL @ CIN (0-1) boxscore
このうち、レッズは3回も絡んでいます。1勝2敗ではありますが。
上記の日付をご覧になっていただければ、春先はバットが湿るというのがよく現れておりますね。14試合のうち4月のゲームが8試合、5月上旬の2試合も含めれば10試合です。
今回のブルワーズ@レッズ戦は夏場に出たという点で珍しいかもしれませんね。
独立記念日なので
ここからは独り言で自分への戒めみたいなものです。
独立記念日のアメリカでは祝日で国を上げてのお祝いです。日本の建国記念日(紀元節)もこのように大々的にやって欲しいものです。
この日はあくまでもアメリカの建国に関わる日ですが、アメリカの歴史において素晴らしい貢献をした日本人もたくさんいらっしゃいます。
なかでも知って衝撃的だったのは、大東亜戦争のときの日系アメリカ人部隊、442連隊の方々です。
今年は虎ノ門ニュースでも上島(かみしま)さんが442部隊のことを取り上げてくださったようで、より広がったのではないかと思います。筆者もその回は後日に見ました。
当時、イェローペリルなど、日系の人は相当なご苦労をされました。全方位アウェイの中、自らの地位を勝ち取るべく、立ち上がった日系人の方々の勇ましさは驚愕です。たくさんの犠牲者を出しながら、収容所にいる家族のため、地位向上のために命をかけて戦った方々のお話です。
第442連隊戦闘団の強さ(虎ノ門ニュースでの文字書き起こしのサイト)
- 442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍 WAC-D632[DVD]
- 第二次大戦中の知られざる日系人兵士たち10の活躍(カラパイア)
野球が好きなので、アメリカ文化にもどっぷりと浸かっておりますが、日本人への偏見を拭い去ってくれた方々の恩恵を少なからず受けているはずなので、私自身が思っていることですが、MLBを楽しむのなら、そういった方々に定期的に感謝しつつ、楽しみたいなと思って見ています。
お読みいただき、ありがとうございました。
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