アスレチックス、まずは1勝
現地2020年10月7日、アスレチックスとアストロズのALDSはGame3。過去2戦はアスレチックスが序盤を優位に展開するも、アストロズに中盤に追いつかれ、そのままアストロズに逃げ切られるというパターンで敗戦しているアスレチックス。
この日もやはり同じパターンを辿りそうになりましたが、なんとか踏みとどまり、スイープを免れ一矢報いました。
特殊なホーム設定
DS(Division Series)は5ゲームシリーズで3戦先勝。2−2−1でホームが入れ替わります。過去2戦は勝率上位のアスレチックスのホームゲームでしたが、Game 3とGame 4はアストロズのホーム設定に。2020年は移動日なしで、ベンチも変わらず。ユニフォームの色と攻撃の裏表だけが変わるホーム設定になります。場所は変わらず、ドジャースタジアム。
打線は好調
アスレチックスがヘスス・ルザルド、アストロズがホセ・ウルキディーが先発。
先攻のアスレチックスは1回表、2番のトミー・ラステラがソロHRを放ち、1点を先制。幸先は良いです。しかし、ヘスス・ルザルドが1回裏にホセ・アルトゥーベのソロHRなどで2点を奪われ、逆転を許します。
アスレチックスがHR攻勢
アスレチックスは2回にマーク・カナがソロHRを放ち、2−2の同点。4回にはマット・ルソンが、5回にはマーカス・セミエンがそれぞれソロHRを放ち、4-2と逆転に成功。問題の中盤に入ります。
やはり中盤に失点
4回まで2失点とゲームメイクしていたヘスス・ルザルドですが、5回に先頭のユリ・グリエルを歩かせた直後、アレドミス・ディアスに2ランHR浴び、4−4のタイスコアに追いつかれます。
5イニングは投げきりたかったルザルドですが、1アウトを奪ったところで交代。4.1イニングで被安打5、失点4、与四球2、奪三振2、被本塁打2という成績でした。
ヤスメイロでまたしても勝ち越される
あとを継いだのはヤスメイロ・ペティット。この日は結果を出したかったところでしたが、代わりばな、ジョージ・スプリンガーに死球、つづくアルトゥーベにはアンラッキーな内野安打を許し、さらにはマイケル・ブラントリーには勝ち越しのタイムリーを打たれてしまいます。スコアは5-4。カット・プレーで2アウト目を奪えたものの、アレックス・ブレグマンにはあわやHRかと思われる長打を許し、4-6とリードを広げられる展開に。カルロス・コレアを申告敬遠にしたところで交代。0.1イニングで被安打3、失点3、死球1、BB2とこの日がALDSの中、もっとも内容の悪い結果になってしまいました。
その後、ディークマンも1失点し、5回に計5得点を奪われ、4-7とALDS敗退の危機を迎えてしまいます。
チャド・ピンダーが同点3ラン
このまま敗れるのかと思いましたが、7回表、ランナーを二人置いて、チャド・ピンダーがRFスタンドにギリギリ入る3ランHRを放ち、7−7の同点に。
8回表、2つの犠牲フライでリードを2点差に広げ、このまま逃げ切りに成功。9−7でALDS1勝目を上げました。
ユーティリティーのチャド・ピンダーが良い結果を残して、打線はマット・チャップマンの穴をしっかりと埋めています。
HOUはエノリ・パレデスが投げず
過去2戦と同じで中盤に一気に勝ち越されたアスレチックス。それでも勝利できたのは打線が引っ張ったからですが、過去2戦との違いは、アストロズが6回、7回にエノリ・パレデスが投げなかったからと言っていいでしょう。
エノリ・パレデスは過去2戦ともに登板。計3イニングでパーフェクト。ダスティー・ベイカー監督は4戦目以降も見越してこの日はレストを入れたようです。この違いは大きかったと思います。
ライアム・ヘンドリクスが3イニング
勝つには勝ったアスレチックスでしたが、ライアム・ヘンドリクスが7回から3イニングにわたって力投。計37球を投じました。
この日勝たなければ終わりという状況もあったのですが、Game4でライアム・ヘンドリクスが投げるゲーム展開となったときに、果たして登板できるのかどうか?
いずれにせよ、アスレチックスは調子の良い打線を活かすも殺すも中盤以降のリレーにかかっていそうです。AJ・パックがいればとも思いますね(肩の手術です)。
Game5でマイク・ファイヤーズが登板か?
Game4は、総力戦になりそうです。噂ではGame5でマイク・ファイヤーズが投げるかもとのことです。アストロズのイリーガルなサイン・スティーリングを告発した本人の登板。これは見てみたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント