スポンサーリンク

【MLB2025】ジョシュ・スボルツが右肩手術で夏まで離脱!戦力充実のTEXはブルペン補強が鍵

テンダー・オファーの中で発表された手術情報

 まずは現地2024年11月22日にノンテンダー・デッドラインが到来し、今季も有名選手がそのリストに名を連ねました。エンゼルスのパトリック・サンドバルやロッキーズのブレンダン・ロジャースらがそうでした。

ダニング、スボルツとサイン

 一方でレンジャーズは調停資格選手にノンテンダーを出しませんでした。そして現地2024年11月23日、主にブルペンで活躍したデーン・ダニング(Dane Dunning)とジョシュ・スボルツ(Josh Sborz)の2人と調停を避けてサインしたと発表。

 デーン・ダニングとは1年/$2.66M (2025)+インセンティブで、ジョシュ・スボルツとは1 年/$1.1M (2025)でサインしました。

スボルツが手術

 その調停を避けた契約と同時に発表されたのがジョシュ・スボルツの右肩の手術。ジョシュ・スボルツは2024年4月に右肩ローテーター・カフを傷めて15 Days IL入り。2024年は最後まで右肩痛に悩まされ、ローテーター・カフの張りで2度、肩の疲労で2度の計4度IL入りとなり、シーズン登板は17試合に留まりました。活躍のインパクトの割にサラリーが安いのはこの辺りの事情も含めてのこと。ノンテンダーFAとなるよりは安心してリハビリに臨めるメリットはあります。

 スボルツはシーズン中から肩の問題の根治を望んでいて、「はっきりさせるために、ニール・エルアトラチェ医師に相談するつもりだ」と語ったことがありました。ニール・エルアトラチェ医師は2023年9月21日に大谷選手の右肘の手術を執刀した名医として有名。

 シーズン終了後の11月初旬にスボルツの手術は行われました。

 復帰時期ですが、最低でも開幕から2ヶ月間、離脱することは決定的。順調にいけば6月、ゆっくり調整するならオールスター明けで前半を失うという見方も。こればかりは回復後の症状と相談するしかありません。

ジョシュ・スボルツとは

 ジョシュ・スボルツは1993年12月17日生まれの31歳(2025年開幕時)。元々は2015年にドジャースから2巡目で指名されてプロ入り。デビューは2019年で25歳の時です。

 ドジャースでは2019年と2020年の2シーズンの間、在籍。2021年2月にマイナーの選手とのトレードでレンジャーズへ移籍。

 レンジャーズ移籍後の2021年は63試合に登板し、ERA 3.97をマーク。2022年は19試合の登板に留まり、2023年はシーズン途中から44試合に登板し、ERAは5.50だったものの、レンジャーズのワールドシリーズ制覇に貢献しました。チャンプを決めたマウンドにいたのはジョシュ・スボルツです。

 2024年は上述の通り、ILでその大半を過ごしたシーズンでもありました。

明るいレンジャーズ

 2025年のレンジャーズはマーカス・セミエンとコーリー・シーガーを軸に、捕手のジョナ・ハイム、3Bのジョシュ・ヤング、OFのアドリス・ガルシア、エバン・カーターなど打撃陣はワールドシリーズを獲った2023年と遜色はありません。

 ローテーションで行けば、ジェイコブ・デグロムがトミー・ジョン手術から復帰後初のフルシーズンとなり、彼を軸に若手のクマール・ロッカー、ジャック・ライターのヴァンダービルト大出身のコンビ、左腕のコディ・ブラッドフォードなどタレントが豊富。ジョン・グレイも鼠径部の怪我から復帰しそうです。

 攻撃陣とローテーションはかなり明るい要素に溢れています。

ブルペンはFAで流出

 しかし、ブルペンは?となると、33セーブのカービー・イェーツ、デビッド・ロバートソン、ホセ・ルクラク、ホセ・ウレーナ、アンドリュー・チェイフィンらはFA。実績のあるブルペン陣がごっそりいなくなっている状況なのです。ちなみにローテーションだとネイサン・イオバルディやアンドリュー・ヒーニー、マックス・シャーザーもFAとなりました。

 彼らとの再契約ももちろんある話ですが、このオフはとにかくブルペンの編成をどうするか?がレンジャーズの課題です。

 そこに来てジョシュ・スボルツの手術ですから、余計にブルペンの編成に注力しないといけない状況になりました。果たして、クリス・ヤングPOBO(President of Baseball Operations)がどういう編成を見せるのか?非常に面白いところではあります。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】ドジャースがタイガースを力でねじ伏せてスウィープ!佐々木はホーム・デビューで苦戦
【MLB2025開幕Gm2】ナイス・ゲーム!粘るタイガースにトミー・エドマンとムーキー・ベッツが立ちふさがる!
【MLB2025】注目のサイ・ヤング賞マッチアップは死闘へ!最後は大谷が決勝HR
【MLB2025】レッドソックス、開幕戦に勝利!投手戦にけりをつけたのは出遅れていたウィリャー・アブレイユ
【MLB2025】開幕戦の注目のピッチング・マッチアップは?(追記:結果は?)
【MLB2025】Dバックスのジョーダン・モンゴメリーがトミー・ジョン手術へ
【MLB2025トレード】イアン・アンダーソンがエンゼルスへ、ホセ・スアレス(大谷の友達)がブレーブスに移籍
【MLB2025移籍】ガーディアンズはノーラン・ジョーンズ、ロッキーズはタイラー・フリーマンをトレードで獲得
【MLB2025】ナショナル・リーグ西地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
【MLB2025】レッドソックス・吉田、開幕はトリプルA!手術後のリハビリでOFを守る準備に専念
【MLBFA2025】ブレーブスがOFを緊急補強!アレックス・ベルドゥーゴを獲得へ
【MLBFA2025】通算セーブ数歴代5位のクレイグ・キンブレルが古巣のブレーブスへ!
【MLB2025】ナショナル・リーグ中地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
【MLB2025】佐々木朗希がメジャー・デビュー!大谷は1号HRを記録。カブスは連敗も本土開幕にいい兆候あり!
【MLB2025】東京開幕はドジャースが先勝!大谷、山本が活躍!今永は4回ヒットレス、鈴木はDHで出場!
【MLB2025】投手へ!ホワイトソックスからリリースされたジョーイ・ギャロが投手に転向する意向を表明
【MLB Pre2025】大谷は2試合で4-1、HR 1! ムーキーは開幕に間に合うか?阪神はカブス、ドジャースに連勝!
【MLB2025】ナショナル・リーグ東地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
【MLB2025】カージナルス、ここに来て初めてFA選手とメジャー契約!フィル・メイトンとサインへ
【MLB2025】カブスが東京シリーズのロスターを決定!注目のマット・ショーも東京へ
【MLB Pre2025】レッドソックス、ブライアン・ベイヨーが開幕IL、ラファエル・デバースは間に合う見込み
【MLB2025】アメリカン・リーグ西地区、各クラブの移籍/FA/トレードまとめ
【MLB2025】ゲリット・コールはトミー・ジョン手術の可能性も!ST2戦目は1試合2度の登板でも結果が出ず(追記あり)
【MLB2025】タイガース、アストロズからのFAでTJリハビリ中のホセ・ウルキディーとメジャー契約へ
【MLB契約2025】アスレチックスがまたも太っ腹!期待のローレンス・バトラーと7年の延長契約へ
【MLB2025FA】タイラー・ネイキンが投手に転向!ガーディアンズとサインへ!
【MLB2025FA】パドレス、ホセ・イグレシアスとマイナー契約へ! 2024年に”OMG”発売で、メッツの躍進に一役
【MLB2025】ドジャース・佐々木朗希がSTデビュー。99mphを計測し、3回をスコアレス!
【MLB2025ST】パイレーツの2年目、ジャレッド・ジョーンズが4Kと好投!2025年のPITは粒ぞろい!
【MLB2025】タイガースに痛手!2024年のPSで活躍したパーカー・メドウズが右上腕の神経を傷めて復帰目処立たず
タイトルとURLをコピーしました