CLE、待望のスラッガーが復帰
現地2019年9月24日、クリーブランド・インディアンスに頼もしいスラッガーが帰ってきました。
ホセ・ラミレス( José Ramírez)がILから復帰。その復帰当日に2HR、7RBIと活躍し、チームのワイルドカード・サバイバル・レースに大きく貢献しました。
1ヶ月で戦列に復帰
ホセ・ラミレスが右手有鉤骨(ゆうこうこつ)を骨折したのはちょうど1ヶ月前の現地2019年8月24日。手術とリハビリを含め、復帰は最速でもワイルドカードゲームの当日を過ぎるだろうと見られていました。
手術直後のツイートです。
ところがテリー・フランコーナ監督は先週末に火曜日のホワイトソックス戦でのホセ・ラミレスの復帰に言及。あまりに早い復帰に記者達は訝(いぶか)しんでいましたが、その言葉どおりにホセ・ラミレスが復帰してきました。
あらためて有鉤骨とは
有鉤骨(hamate bone:ゆうこうこつ)とはバットのグリップエンドが手のひらに当たるところにある骨。手のひらの小指側で且つ手首の方にある骨。ミートの時の衝撃がグリップエンドからそこに伝わり、骨折してしまう場所です。
日本開幕の時のアスレチックスのマット・オルソンが怪我をしたところでもあります。
また、レンジャーズのジョーイ・ギャロもそうです。
ホセ・ラミレス、ProXRのバットに変更
そのホセ・ラミレスは有鉤骨保護のために、ProXR(プロ・エックスアール)のバットに変更しました。
グリップエンドが斜めになっているバットです。
この独特のカットによってグリップエンドが有鉤骨に当たらない設計に設計になっています。
復帰戦で左右打席で2HR、7RBI
そして1ヶ月のブランクのある中での24日の復帰戦。
1回裏、第1打席(左打席)でグランドスラム。3回裏の第2打席では右打席にてLFスタンドにHR。
4回裏の第3打席は三振で、この日は大量得点が入ったこともありここで台湾出身のユー・チャンに交代。この日は3打数2安打、2本塁打、7打点でした。
インディアンス、11−0で快勝
インディアンス、捕手のロベルト・ペレス、そしてもはや雰囲気まで出てきたオスカー・メルカドにもHRが出て、11-0でホワイトソックスに快勝しました。
マイク・クレビンジャーが13勝目を上げています。
レイズ、ヤンキースを勝利
ア・リーグ中地区はご覧のようにツインズもラストスパートをかけており、なかなか差が縮まりません。ツインズはマジック2が出ています。
現地2019年9月24日時点。
AL 中地区 | W | L | GB | 残 |
MIN | 97 | 60 | — | 5 |
---|---|---|---|---|
CLE | 93 | 64 | 4.0 | 5 |
ツインズが残り5試合を全敗、インディアンスが全勝すればインディアンスにもペナントのワンチャンスが残っておりますが、数字上の話。このままツインズがペナントを獲ると思われます。
そうなると、ワイルドカード枠ですが、このような順位です。
ALWC | W | L | 残 |
---|---|---|---|
OAK | 94 | 63 | 5 |
TBR | 94 | 64 | 4 |
CLE | 93 | 64 | 5 |
アスレチックスがまさかの2連敗で3チームが拮抗してきました。
インディアンスはワイルドカードスポットに入りそうだったのですが、レイズが延長12回の末、ヤンキースに2−1でサヨナラ勝ちとなり、明日以降に持ち越しとなりました。
レイズは非常に戦い方が上手なのですが、25日以降ヤンキース1戦、ブルージェイズ3戦でどこまで辛抱できるか、日程的にはインディアンスが有利かもしれません。
ここは本当に目が離せませんね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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