【祝】超絶SSのディール成立!
その行き先が心配されていたMLBを代表するSS、ホセ・イグレシアス(José Iglesias )のディールが決まりました!オリオールズと1年で合意です!
2020年もホセ・イグレシアスの守備が見られます!しかもオリオールズですから怪我さえなければ、エブリデーSSとして150試合以上の出場が見込めます。
契約内容
現地2020年1月7日にディールが成立したホセ・イグレシアスとボルチモア・オリオールズの契約合意内容は、1年$2.5M(2020)プラス$3.5M(2021)クラブオプション、バイアウト$0.5Mで、2020年は実質$3M保証となっています。
OBP.300は死守ライン
とにかく「打撃」。ホセ・イグレシアスの超絶守備を見るためには、とにかく打撃力を上げてもらうしかありませんでした。
悪すぎた2017シーズンの影響
2018シーズン、打率.269、OBP .310、SLG .389、HR 5、RBI 48となんとか及第点のラインの成績を残したホセ・イグレシアスでしたが、FAイヤーとなったその年のオフはデトロイト・タイガースを出るしかありませんでした。なんと言っても前年の2017シーズンの悪すぎた内容を大きく覆すことが出来なかったからです。ホセ・イグレシアスの2017年は打率.255、OBP .288、SLG .369、HR6、RBI 54。
ホセ・イグレシアスは守備でお客さんを集めることが出来る選手とは言え、昨今のMLBではやはりSSには打撃力が必要。もともと打撃で大きな期待は出来ないホセ・イグレシアスにとってキーになる指標は出塁率であるOBP。これしかありません。これが.300を切ってしまってはやはりクラブ側にとってみれば厳しくせざるを得なくなるラインです。
レッズとマイナー契約からレギュラーに
そしてホセ・イグレシアスにとっての初FAイヤーとなった2018-19のストーブリーグではその遅い市場の動きも悪く働きました。ようやく決まったのがレッズとのマイナー契約。「まだ29才のシーズンなのにマイナー契約とは!」と驚きを隠せない厳しさでした。
2019シーズンはキャリアハイ
本人も期するところがあったと思われる2019年。ホセ・イグレシアスはスプリングトレーニング中にメジャー契約へ。3月28日の開幕からゲームに出続けました。
4月、5月で一気に不動のSSに
そして開幕2ヶ月の成績が素晴らしかったです。
- 4月:BA .304、OBP .345、SLG .392、HR 1、RBI 6
- 5月:BA .311、OBP .336、SLG .481、HR 3、RBI 15
このスタートダッシュが効いたことで完全にレッズのSSの座を手に入れました。
クラブ側にとっても彼の守備力があることは投手のERAを下げるには有効で、特にエースのルイス・カスティーヨはお化けチェンジアップを投じますので、左バッターが放つSS前のボテボテの当たりを華麗に処理するホセ・イグレシアスがいたことで腕を力強く触れ、前半戦8勝3敗の好成績を上げた隠れた貢献をしたと言っても過言ではないと思います。
2019シーズンは打率.288、OBP .318、SLG .407、HR 11、RBI 59。出場試合数146と、RUN 62、HR 11、RBI 59はキャリアハイの成績です。
SS Fielding %は4年連続TOP 4以内
ホセ・イグレシアスのSSのFielding %は4年連続TOP4以内です。
- 2016: AL 1位 .991
- 2017: AL 1位 .987
- 2018: AL 4位 .983
- 2019: NL 3位 .980
なお、通算のFielding %でも現役では.9845で2位。ちなみに1位はフレディー・ガルビスで.9846。3位にアンドレルトン・シモンズとトレーバー・ストーリが並んで.9816です。
オリオールズではエブリデーSS
オリオールズは2018年12月のルール5ドラフトでアスレチックスからリッチー・マーティン(Richie Martin)を獲得。確かに動きにセンスを感じる選手ではありましたが、打撃がかなり悪く、打率.208、OBP .260、SLG .322、HR 6、RBI 23とクラブに大きなインパクトを残すことが出来ませんでした。よって、2020シーズンはホセ・イグレシアスがオリオールズのセンターラインを引っ張る形になりそうです。
ホセ・イグレシアスの守備がまた見られる!これだけでも幸せですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント