K・ロッカーはJ・ライターと再会!
現地2022年7月17日、MLBはレギュラー・シーズン前半の最後のゲームの日ですが、MLBドラフト2022が行われ、全体1位はオリオールズが高校生SSのジャクソン・ホリデーを指名。父は元カージナルスのポストシーズン・ヒーローのマット・ホリデーです。その他、話題満載のドラフトとなりました。
まずはRound1(1巡目)とコンペンセーション、コンペティティブ・バランスAを見て行きます。
ラウンド1(1巡目)
下記のリストですが、B/TはBat/Throwの略でL/Rだと左投げ右打ち。RHPは右腕投手、LHPは左腕投手。Schoolは高校卒の学校名は省略、HS(High School)というふうにしています。
なお、名前のカタカナ表記は今後変わる可能性があることをご了承ください。ピックされた選手の名前をコミッショナーが発表しておりましたが、どこまで正しく発音しているか不明なので。
# | Club | Player | Pos | B/T | School |
---|---|---|---|---|---|
1 | オリオールズ | ジャクソン・ホリデー(Jackson Holliday) | SS | L/R | HS |
2 | Dバックス | ドリュー・ジョーンズ(Druw Jones) | CF | R/R | HS |
3 | レンジャーズ | クマール・ロッカー(Kumar Rocker) | RHP | R/R | 元ヴァンダービルト |
4 | パイレーツ | テルマー・ジョンソン(Termarr Johnson) | SS | L/R | HS |
5 | ナショナルズ | エライジャ・グリーン(Elijah Green) | CF | R/R | HS |
6 | マーリンズ | ジェイコブ・ベリー(Jacob Berry) | 3B | S/R | LSU |
7 | カブス | ケイド・ホートン(Cade Horton) | RHP | R/R | オクラホマ |
8 | ツインズ | ブルックス・リー(Brooks Lee) | SS | S/R | Calポリテクニック |
9 | ロイヤルズ | ギャビン・クロス(Gavin Cross) | OF | L/L | Virg.テック |
10 | ロッキーズ | ガブリエル・ヒューズ(Gabriel Hughes) | RHP | R/R | ゴンザガ(WA) |
11 | メッツ | ケビン・パラーダ(Kevin Parada) | C | R/R | GAテック |
12 | タイガース | ジェイス・ユング(Jace Jung) | 2B | L/R | TXテック |
13 | エンゼルス | ザック・ネト(Zach Neto) | SS | R/R | キャンベル |
14 | メッツ | ジェット・ウィリアムズ(Jett Williams) | SS | R/R | HS |
15 | パドレス | ディラン・レスコ(Dylan Lesko) | RHP | R/R | HS |
16 | ガーディアンズ | チェイス・デローター(Chase DeLauter) | OF | L/L | J・マディソン |
17 | フィリーズ | ジャスティン・クロフォード(Justin Crawford) | OF | L/R | HS |
18 | レッズ | キャム・コリアー(Cam Collier) | 3B | L/R | チポラ・カレッジ |
19 | アスレチックス | ダニエル・スーザック(Daniel Susac) | C | R/R | アリゾナ |
20 | ブレーブス | オーウェン・マーフィー(Owen Murphy) | RHP | R/R | HS |
21 | マリナーズ | コール・ヤング(Cole Young) | SS | L/R | HS |
22 | カージナルス | クーパー・ジャーピー(Cooper Hjerpe) | LHP | L/L | オレゴン州立 |
23 | ブルージェイズ | ブランドン・ベリエラ(Brandon Barriera) | LHP | L/L | HS |
24 | レッドソックス | マイキー・ロメロ(Mikey Romero) | SS | L/R | HS |
25 | ヤンキース | スペンサー・ジョーンズ(Spencer Jones) | OF | L/L | ヴァンダービルト |
26 | ホワイトソックス | ノア・ショルツ(Noah Schultz) | LHP | L/L | HS |
27 | ブルワーズ | エリック・ブラウン・Jr.(Eric Brown Jr.) | SS | R/R | コースタルCaro. |
28 | アストロズ | ドリュー・ギルバート(Drew Gilbert) | OF | L/L | テネシー |
29 | レイズ | ゼビアー・アイザック(Xavier Isaac) | 1B | L/L | HS |
30 | ジャイアンツ | レジー・クロフォード(Reggie Crawford) | 2Way | L/L | コネティカット |
コンペンセーション・ピック
31 | ロッキーズ | スターリン・トンプソン(Sterlin Thompson) | OF | L/R | フロリダ |
32 | レッズ | サル・スチュアート(Sal Stewart) | 3B | R/R | HS |
コンペティティブ・バランス・ラウンド A
33 | オリオールズ | ディラン・ビーバーズ (Dylan Beavers) | OF | L/R | カリフォルニア |
34 | Dバックス | ランドン・シムズ(Landon Sims) | RHP | R/R | ミシシッピ州立 |
35 | ブレーブス | J.R.リッチー(J.R. Ritchie) | RHP | R/R | HS |
36 | パイレーツ | トーマス・ハリントン(Thomas Harrington) | RHP | R/R | キャンベル |
37 | ガーディアンズ | ジャスティン・キャンベル(Justin Campbell) | RHP | L/R | オクラホマ州立 |
38 | ロッキーズ | ジョーダン・ベック(Jordan Beck) | OF | R/R | テネシー |
39 | パドレス | ロビー・スネリング(Robby Snelling) | LHP | R/L | HS |
その他、2巡目以降はこちらを。
ジャクソン・ホリデーはマット・ホリデーの息子さん
2022年のドラフトの全体1位は誰が指名されるのか?はなかなか見えませんでした。こういう時は高校生が上位に来るケースが多く、その流れで行くと、アンドリュー・ジョーンズの息子のドリュー・ジョーンズかも?などと思っていましたが、上述の通り、全体1位はマット・ホリデーの息子さんのジャクソン・ホリデーでした。
マット・ホリデーはシルバー・スラッガー賞を4度受賞。2007年には右打者にも関わらず216安打をマーク。非常に勝負強いバッターでしたね。
その息子のジャクソン・ホリデーはまだ非力なものの、現時点で肩は申し分なく、スピードもあり、今後ヒッティングのスキルが高まれば相当いい選手になるとのスカウトの伸びしろ判断で1位で指名ということに。
2世が複数
今年のドラフトは2世の指名が目立っています。1位のジャクソン・ホリデーのほかに上述したアンドリュー・ジョーンズの息子のドリュー・ジョーンズが全体2位でDバックスへ。ドリュー・ジョーンズは大学進学の話もありましたが、たいがいは上位指名を狙って進学するので、すでに全体2位で指名されれば、このままプロに進むと思われます。
全体17位でフィリーズが指名したジャスティン・クロフォードはレイズ、レッドソックスにいたカール・クロフォードの息子さんです。
クマール・ロッカー、ジャック・ライターと再び
2021年、メッツから右肘の状態を悪く評価され、契約金も渋られたがゆえに入団を拒否。今季は独立リーグで投げて指名を待ったクマール・ロッカーが全体3位でレンジャーズから指名されました。
レンジャーズは2021シーズンにヴァンダービルト大のジャック・ライターを指名。二人は再会ということに相成りました。レンジャーズはクマール・ロッカーの肘に関してある程度覚悟の上での指命かもしれません。
ドラフトは19日まで開かれています。
お読みいただき、ありがとうございました。
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