インディアンスが2Bを確保
現地2019年12月23日、クリーブランド・インディアンスがフィリーズからノンテンダーFAとなっていたセイザー・ヘルナンデス(César Hernández )と1年で合意したことが明らかとなりました。公式発表はまだです。
表記ゆれ:今後は”セイザー”で記載します
ディール詳細の前に、César Hernández の表記について記しておきたいと思います。今まで当ブログはCésar Hernández のことを「シーザー・ヘルナンデス」と記載してきました(過去記事もそうです)。
以下を根拠に「シーザー」を使っていました。
- 参照される方が多いWIKIの日本語がそうであった
- 実況も「シーザー」と呼んでいることが多い
ラテン語の発音は頼りないのですが、ただずっと気になっていた表記でもありました。
そこであらためてBaseball ReferenceのCésar Hernándezのページを見てみると、発音が記載されていました。
\SAY-zahr air-NAHN-dehz\
この発音通りに忠実に記載するなら、「セイザー・エルナンデス」かな?とは思います。ヘルナンデスをエルナンデスと表記する選手も確かにおります。ただ、Hがサイレントになるかどうかやや怪しいので、とりあえず前半の名前の部分だけは「セイザー」が正しいようなので、今後はそのように記載させていただこうかと思います。(余談でした)
契約詳細
ディールの詳細ですが、1年$6.25Mのサラリー。クラブがまだコンファームを出していないので、オプションなどについては後に追記させていただこうかと思います。
セイザー・ヘルナンデスとは?
セイザー・ヘルナンデスは1990年5月23日生まれの29才。2020シーズンは開幕してすぐに30才になります。ベネズエラ出身で2006年にアマチュアFAとしてフィリーズとサイン。以降はずっとフィリーズでプレーしていました。
デビューは2013年5月。23才の誕生日を過ぎてすぐのことでした。100 試合以上に出場し始めたのは2015シーズンから。よって2019年を終えてメジャー7シーズンとなりましたが、MLSは2020年1月で5.154とまだFAではありません。
2019年オフは4度目の調停となるところでしたが、ノンテンダーFAに。今回、インディアンスとのディールに。2019年のサラリーは同年1月に1年$7.75Mでディールしていましたので、今回はFA前に20%ほどダウンという結果に。
2019年に171安打
セイザー・ヘルナンデスのプレースタイルですが、右投げ両打ちで足を活かした安打量産型の選手です。2016シーズンから4シーズン連続で150安打以上を放っています!安打数は2019年がキャリアハイで171安打。
2019年の成績は打率.279、OBP .333、SLG .408、HR 14、RBI 71、二塁打 31、Run 77、OPS+ 91、WAR 2.5。
2019年は積極性を優先
セイザー・ヘルナンデスは年間60個ほどの四球をゲットできる選球眼をもっていて、シーズン最多は2018年の95個。ただ、2019年は45個にまで減りました。四球が減った代わりに打率は上がっていて、2018年が.253だったのに対し、2019年は.279にアップ。2019年は積極性を優先させた結果だったということでしょう。
2B守備は平均くらい
セイザー・ヘルナンデスの守備は2019年はエラーが12個。守備率.981でリーグ平均の.983をやや下回るところ。かなり広い範囲を獲りに行っている証拠でもあります。具体的なVTRは探せなかったのですが、たまにこの人は「野球を知らないのかな?運動センスだけで野球の頭は培っていないのだろうか?」というプレーを見せることもあります。
SSのリンドーアが出ていくことも想定か?
インディアンスの内野ですが、3Bにホセ・ラミレス、1Bにカルロス・サンタナ、SSにフランシスコ・リンドーア(今のところは)。2Bには2019年のトレードデッドラインでレイズから獲得したクリスチャン・アローヨがおります。
セイザー・ヘルナンデスとクリスチャン・アローヨが争う形になりますが、トレードの可能性の高いフランシスコ・リンドーアがいなくなったことも想定した獲得かもという匂いもします。
アローヨはSSも可
もしそうなった場合、アローヨはSSもできますので、彼をSSに据える想定かもしれません。
まだまだインディアンスの今後の動きも目が話せません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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