現地2018年8月31日、バタバタバタっと8月末期限のトレードが決まりましたね!今回も結構な面々が動いております。
まず、8月末トレードの意味についておさらいしておきます。
8月トレードの意味
- 【7/31】
The non-waiver Trade Deadline(ノン・ウェーバートレードデッドライン)とも言われ、ウェーバー公示なしに選手を獲得出来る期限がこの日=手続きが簡略化している。
- 【8/31】
ポストシーズンに使ってもいい選手を加入させてもいい最終期限。この期限までに移籍していないとそのチームがポストシーズンに進出していても出られない。ウェーバー手続きが必要。
ポストシーズンのため
8月31日までにトレードが成立していないと、ポストシーズンにその選手を使うことが出来ないため、ポストシーズンに見込みのあるチームは戦力を補強、見込みのないチームは言葉は悪いですが、解体というくらいに有名選手を放出する傾向があるのがこの期限です。
今回も大きく動きました。
ジョシュ・ドナルドソンがCLEへ
ア・リーグ中地区首位を走るインディアンスはブルージェイズからジョシュ・ドナルドソン(Josh Donaldson)を獲得しました。32才の3Bです。またエンカーナシオンとクリーンナップを組みそうですね。
インディアンスからブルージェイズには270万ドルの金銭と後日指名の若手がトレードされる予定です。インディアンスはジョシュ・ドナルドソンの今季の年俸2,300万ドルのうち100万ドルの支払いを担います。
ドナルドソンの加入により、インディアンスはCFのレオニス・マーティンを60 days DLに入れ、40man rosterの枠を空けています。
ブルワーズがジオとグランディーを獲得!
この8月トレードで最も精力的に動いたのがミルウォーキー・ブルワーズ。現地2018年8月31日時点でナ・リーグ中地区3位。2位カージナルスとは勝利数で並んでいるものの、勝率の差で3位の位置。
仮にナ・リーグ中地区をカブスに譲ったとしてもワイルドカード争いでポストシーズンに滑り込む可能性が非常に高いチームです。
グランディー
また、ブルージェイズからカーティス・グランダーソン(Curtis Granderson)も獲得。これでブルワーズの外野はライアン・ブラウン、クリスチャン・イェリッチ、ロレンゾ・ケイン、そしてグランディーとなり、かなり手厚く、攻撃力もアップしました。
さらに、ホワイトソックスのリリーバー左腕、ゼイビア・セデーニョ(Xavier Cedeno )も獲得しブルペンの充実も図っております。セデーニョは今季33リリーフ、2.84 ERA。これはいい左腕を獲りましたね!
ジオ・ゴンザレス
そのブルワーズがナショナルズから左腕のジオ・ゴンザレス( 32才 Gio Gonzalez)を獲得しました。ジオは通算124勝97敗(2018年8月31日時点)。2012年は21勝8敗で、サイ・ヤング賞の得票で3位の実績を持ちます。今季はここまで7勝11敗、4.57 ERA。
ブルワーズ、追撃に向けて戦力が整いましたね。楽しみです。8月トレードは後日改めて概要をまとめた記事をアップさせていただきます。
それにしても借金12のブルージェイズはともかく、わずかながら望みの残っているナショナルズの主力の放出はちょっと悲しいものがありますね。ハーパーも今季でおそらく移籍しますからナッツのWSチャンプは当面厳しい状況になりそうな予感です。トップ・プロスペクト中のトップ、フアン・ソトに頑張ってもらいたいですね。
NYY入りのマッカッチェン
ヤンキースに正式に移籍が決まったマッカッチェン。球団のドレスコードに準じてシェイブしました。 ソリアーノかと思った!(リンク:ソリアーノの画像)
本日もお読みくださり、ありがとうございました。
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