ファンは復帰を大歓迎
契約のニュースです。現地2020年2月7日、サンフランシスコ・ジャイアンツはレンジャーズからFAとなっていた外野手のハンター・ペンス(Hunter Pence)と契約したことが明らかとなりました。ハンター・ペンスは2年ぶりにジャイアンツに復帰です。
契約内容
ジャイアンツとペンスの契約は1年$3M。これに加えて$2.5Mのインセンティブが設定されています。インセンティブの内訳はアクティブロスターに入ることで$1M、450PA(打席数)で$1.5Mという内容となっています。
2019年、発奮したペンス
ハンター・ペンスの略歴は簡単に記載しますとこのような数字が並びます。
- 162試合出場:2度(2013、2014)
- 通算AVG/ OBP/ SLG: .280、 .335、.462
- 通算HR:242
- 通算RBI:936
- 20盗塁:1度(2013年:22)
- キャリアハイ:AVG .324(2011)、HR:27(2013)、RBI: 104 (2012)
- オールスター:4度出場 (2009、2011、 2014、2019)
- 20-Home Run シーズン: 7度 (2008-2014)
- 100 RBI : 1度 (2012)
- 100 Runs: 1度 (2014)
- ワールドシリーズ制覇:2度(2012、2014)
2018年のサラリーが1,850万ドルで高額となったため、ジャイアンツはオフにペンスを放出。2019年はレンジャーズと契約。しかしマイナー契約という厳しい結果に。
オールスターファン投票:DHで1位
チームへの貢献度の高いペンスをもってしてもキャリアとしてここで終了かと思われたのですが、ペンスはレンジャーズで発奮。開幕前日の3月28日にメジャー契約となりました。
開幕後は毎試合の出場ではありませんでしたが、それでも4月、5月でそれぞれ56-17、87-26と打率.304、.299をキープ。5月にはHR8本を記録。出れば必ず結果を残す姿勢にファンも共鳴。オールスターのファン投票ではDHで1位を獲得しました。
しかし、5月に右鼠径部を傷め離脱。7月に半ば復帰を果たしたもののオールスターは怪我のため辞退し、ア・リーグはJ.D.マルチネスが出場しました。
ペンスの2019シーズンは83試合、286ABで打率.297、OBP.358、SLG .552、HR 18、RBI 59、OPS+126、WAR 1.7。故障がなければとは思いますが、そこは年齢の要素もありますが、とにかくさすがペンス!と思える活躍を見せたことは間違いありません。
ジャイアンツのOF
ペンスが復帰するジャイアンツのOFですが、3ポジションでスワップするケースが多くなりそうですが、ご覧のメンバーがおります。
- マイク・ヤストレムスキー(Mike Yastrzemski)CF:左投左打
- アレックス・ディッカーソン(Alex Dickerson)LF:左投左打
- スティーブン・ダガー( Steven Duggar)RF:右投左打
- ハンター・ペンス:右投右打
- クリス・ショー(Chris Shaw):右投左打
- オースティン・スレーター(Austin Slater):右投右打
- ジェイリン・デービス(Jaylin Davis):右投右打
- ジョーイ・リッカード( Joey Rickard):左投右打
- ブランドン・ガイヤー(Brandon Guyer):右投右打
上位3人が今のところ、3ポジションに就く予定です。そこにハンター・ペンスが加わる訳ですが、その上位3人はいずれも左打ち。内野の方に目を向けると1Bのブランドン・ベルト、SSのブランドン・クロフォードも左打ち。
右打者はCのバスター・ポージー、3Bのエバン・ロンゴリアという状況ですから右打者のペンスは大いにチャンスありです。もっとも控えの選手が一人を覗いて右打者でライバルではあります。その中でジョーイ・リッカードの左投げ右打ちというのは目立っていますね。
ハンター・ペンス、36才のシーズンです。外野手で30以上でメジャー契約できただけでも昨今は珍しい状況ですが、ぜひとも40才までサバイブしてもらいたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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