初のサイヤング賞へ18勝目
現地2019年9月18日、ミニッツメイドパークで行われたレンジャーズ@アストロズ戦でゲリット・コール(Gerrit Cole)が先発。
シーズン292個の奪三振で迎えたこのゲームで、序盤からうまいピッチングで凡打の山を築き、迎えた6回表、この日8個の三振を奪いシーズン奪三振を300としました。
ゲリット・コール18勝目
この日はレンジャーズ先発のルーキー左腕のコルビー・アラード(Kolby Allard )も好投。4回まで両チーム無得点の投手戦となりました。
アストロズは5回裏にユリ・グリエルの2ランHRで先制。ゲリット・コールを援護します。
7回表、ゲリット・コールは1アウトから連打を許し、盗塁により捕手のスローイングエラーで1点を献上。
しかし、直後の7回裏、ホセ・アルトゥーベに今季29号のソロHRが飛び出し、再びリードを2点差に(3-1)。
8回表、先頭のロナルド・グズマンにソロHRを浴び、3−2と1点差まで追い上げられますが、8回を投げきり降板。
9回表はロベルト・オスーナがランナーを出しながらも1点差を守りきり、アストロズが3−2でレンジャーズに勝利しました。
ゲリット・コールは8回101球を投げ、被安打6、失点2、奪三振10、与四球1、被本塁打1で18勝目を上げました。18勝は2年連続ですね。
シーズン奪三振は302とMLB唯一の300奪三振となっています。
アストロズ、100勝目!プレーオフ決定
この勝利でアストロズは今季100勝目となり、プレーオフ進出が決定しました。
現地2019年9月18日時点ではヤンキースが99勝ですので、アストロズがこの時点ではア・リーグ勝率1位。このまま行けばアストロズは3年連続でペナントということになりそうです。
アストロズのすごいローテーション
今さらの感もありますが、アストロズのローテーションの凄さを記載しておきたいと思います。
- ジャスティン・バーランダー:19-6/ ERA 2.50/ 283 SO 勝利数/WHIP 1位、ERA 1位(AL 1位、MLB 2位)、IP1位(212.0)
- ゲリット・コール:18-6 / ERA 2.61/ 302 SO 奪三振1位
- ザック・グレインキ:16−5/ ERA 2.95/ 174 SO
- ウェイド・マイリー:14-5/ ERA 3.71/ 138 SO
ザック・グレインキは今季Dバックスで10勝4敗、アストロズで6勝1敗です。
豪華過ぎるローテーションですね。
ア・リーグのサイヤング賞はバーランダーかゲリット・コールという様相です。
ゲリット・コール、グラブ側の腕の使い方が変化
前年もよかったゲリット・コールですが、今季はグラブ側の左腕の使い方に変化があります。
今季はわりと長い時間腕を伸ばしています。壁を意識しているのでしょうか。
一方、下記は2018年6月のVTRですが、グラブの抱え込みが早いです。
とにかく全体として体の上下動も少ないですし、静かできれいな投げ方なのでコントロールが良いのはもうこのフォームで一目瞭然ですね。
ゲリット・コール、サイヤング賞を獲れるでしょうか?
今季あと1度スタートがあると思います。32試合目の先発です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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