レベルの高い投手戦となったGm2
現地2019年10月4日、NLDSのカージナルス@ブレーブス戦のGame2は非常にレベルの高い投手戦となりました。
前日のGame1ではカージナルスが先勝しました。ブレーブスがリードを奪いながらも後半の投手交代のトラブルから2点リードを守り抜けず、大量失点してしまい、カージナルスに7−6で惜敗。
カージナルス優位かと思われた先発
先発はカージナルスは8月に4勝1敗、ERA 0.71でピッチャー・オブ・ザ・マンスに選ばれ、9月も3勝1敗、ERA 0.82と絶好調を誇ったジャック・フラハーティー(Jack Flaherty)。
一方のブレーブスはレギュラーシーズン最後の登板では負け投手になったものの、9月は4勝1敗、ERA 1.50とこちらもグンと調子を上げてきたマイク・フォルティネビッツ(Mike Foltynewicz)。
フォルティーの9月のスタッツを見逃していれば、圧倒的にカージナルスが優位と判断してしまうところでした。
この両投手の出来が非常に素晴らしかったです。
(サマリー)
ゲームサマリーですが、投手戦をブレーブスが少ないチャンスをものにしたというゲームだったのでした。
1回裏、内野安打で出塁したオジー・アルビーズを1塁に置いて、ジャック・フラハーティーがワイルドピッチでスコアリングポジションに。つづくF・フリーマンの進塁打で3塁にランナーを置いて、ジョシュ・ドナルドソンがLFへ先制のタイムリーを放ち、ブレーブスが1点をリード。
その後、1-0のまま緊迫した投手戦が続き、7回裏、フォルティーの代打に送られたアダム・デュバルがブライアン・マッキャンを1塁に置いて、値千金の2ランHR。ブレーブスが3−0とし、ブレーブスがマックス・フリード、マーク・マランソンとつなぎシャットアウト勝ちをおさめました。
BOX SCORE
フォルティネビッツ、7回シャットアウト
このゲームはやはりマイク・フォルティネビッツの投球が光りました。
ファストボールもMaxで2シームが96mph(154.4kmh)を記録。常時、95mph(152.8kmh)が出ていて走っていました。
よかったのが、スライダーです。
打ち気を削ぐかのようにスイングコースから逃げていきました。ウィニングショットのスライダーが切れまくっていましたので、カージナルス打線もお手上げ状態でした。
フォルティネビッツはしかも7回を投げて81球で球数のセーブにも成功。これは後々よい貯金になってくると思われます。被安打はたったの3で与四球0、奪三振が7。完璧な内容でした。5回から7回まで3人ずつで斬って取ったところもよかったですね。
ジャック・フラハーティーは被安打8
一方のジャック・フラハーティーは4回までは毎回ランナーを背負う投球。5回と6回の2イニングは3人ずつで打ち取り、リズムが出てきたものの7回にブレーブスについに2度目の失点を許してしまったというところ。
7回、117球を投げて被安打が8、与四球1、奪三振8、失点3という結果でした。
J・ドナルドソンに待望の安打
前日、記録上は1打点がついたものの4-0だったジョシュ・ドナルドソンは初回にいきなりの先制タイムリー。この日は1安打だけでしたが、右打者のキーマンに1本出たことは大きいでしょうね。
アダム・デュバル、得意の長打力を発揮
やはり効いたのが代打で出たアダム・デュバル(Adam Duvall )の2ランHRでしたね。
ベンチとしてはダブルプレーだけは勘弁というつもりで送ったと思いますが、いい仕事をしたと思います。
ベンチの勝利でしたね。
やはり効果バツグン!M・フリードのリリーフ
ブライアン・スニッカー監督を中心としたブレーブスの戦略の話ですが、負けてはいけないシリーズで、もっとも信頼できるマックス・フリードを一番厳しい場面で投入するという作戦が奏功しました。Game1もマーティンのトラブルがなければ大成功だったと言えると思います。
マックス・フリード、浮いて止まるようなカーブがいいですね。
これで1勝1敗のタイに。
このカードは1日置いて、舞台をブッシュ・スタジアムに移してGame3が行われます。
Game3はブレーブスがマイク・ソロカ、カージナルスがアダム・ウェインライトです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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