SDP&TBR間でまたしても大型トレード
現地2020年2月8日、わりと大きなトレードのニュースが入ってきました。パドレスとレイズ間でトレード成立です。
この両チーム、12月にもトミー・ファムとハンター・レンフローのトレードが成立しており、今度でこのオフ2度めの大型トレード成立です。
トレード詳細
このトレードで動くのは以下の選手達です。
【パドレスGet】
- エミリオ・パガン(Emilio Pagán/28才 )RHP
レイズは強力ブルペンの一人であったエミリオ・パガンをまさかの放出。攻撃力は上がれど、守りの方はどうなるのかいささか心配です。
【レイズGet】
- マニュエル・マーゴット(Manuel Margot /25才)CF/ 右投げ右打ち
- ローガン・ドリスコ※(Logan Driscoll/22才)C/OF/右投げ左打ち ※表記は発音に則っています。ドリスコルかもしれません。
パドレスもまさかマニュエル・マーゴットを出すとは思いもしませんでした。
選手プロフィール
それぞれの選手のプロフィールを見てみたいと思います。
【SDP】:エミリオ・パガン
エミリオ・パガンはもともと2013年アマチュアドラフトでマリナーズから10巡目指名でプロ入りした右腕。2017年マリナーズでメジャーデビュー。以降リリーバーとして活躍しています。
2017年11月にマリナーズは現内野のリオン・ヒーリー(Ryon Healy)獲得のトレード要員としてエミリオ・パガンをアスレチックスへトレード。このとき、アレクサンダー・カンポス(内野手/まだ19才)も動いています。
アスレチックスでは2018シーズンに55試合に登板。
2018年12月にジュリクソン・プロファーが動いたアスレチックス、レイズ、レンジャーズとの3チームトレードでレイズに移籍。
2019シーズン、レイズでは66試合、70イニングに登板し、ERAは2.31!BB9は1.7、SO9は12.3という力とコントロールを併せもった投球でレイズの後半のゲーム展開に重要な役割を果たしました。
2019シーズンはポストシーズンにおいてもワイルドカード、ALDSで登板。ALDSでは打たれたゲームもありましたが、その存在感は応援するものを安心させるものがあります。とにかく、投げっぷりがいい投手で筆者も大好きです。
2019年のWARは2.4。
【TBR】:マニュエル・マーゴット
レイズがゲットしたマニュエル・マーゴットは1994年9月28日生まれの25才。右投げ右打ちのCFです。ドミニカ共和国出身でデビューは2016年。21才のときです。本格稼働は2016年からで126試合、141試合、151試合とエブリデーOFとして経験を重ねてきました。
HR15本前後、盗塁20前後が見込める選手ではあるものの、打率、そしてOBP改善にもう一皮向けてもらいたい選手でもあります。パドレスが手塩にかけて育てたようなところもあったのでトレードは意外でもありました。
2019年は打率.234、OBP .304、SLG .387、HR12、二塁打 19、RBI37、盗塁 20、WARは1.8。2018年には三塁打を8本も放っています。四球は40未満でここを改善して欲しいところですが、三振は直近2年でいずれも88と非常に少ないのが魅力ではあります。レイズは使いたくなる選手かもしれませんね。
【TBR】:ローガン・ドリスコ
この選手は2019年パドレスの2巡目指名の選手。まだ22才になったばかり。NCAAでは3年連続打率.300以上を達成。HRは少ないですが、フィールドに活気を与えるタイプの選手ではないかと思われます。
2019年はシングルAマイナスを経験。AFL(アリゾナ・フォール・リーグ)にも出場し、打率.316をマークしています(19-6)。案外、デビューは早いかもしれませんね。
筒香選手にまたしてもライバル
レイズに決まった筒香選手ですが、これでハンター・レンフローとともにエミリオ・パガンも加わり外野戦争の激しさが増しています。オースティン・メドウズもおりますし、かなり厳しい状況になりました。まもなく始まるスプリングトレーニングで良い結果を残すことを祈るばかりです!
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント