イーロイ、要手術で少なくとも9月までに復帰は不可能な状態
4月1日の開幕まであと1週間を切りましたが、ホワイトソックスにとって、非常に痛すぎるバッドニュースが入ってきました。
OFのイーロイ・ヒメネス(Eloy Jiménez)が、左大胸筋を断裂する大怪我を負い、復帰まで5−6ヶ月かかる見込みとなりました。
これには手術が必要で、復帰までのタイムテーブルは5-6ヶ月が見込まれ、少なくともイーロイ・ヒメネスは2021シーズンは9月まではサイドラインに下がる見込みです。
ウォール・キャッチ後の動きでこんな大怪我に
イーロイ・ヒメネスが大怪我を負ったのは、現地2021年3月24日のカクタス・リーグのアスレチックス戦。
2回表、先頭の4番キャッチャー、ショーン・マーフィーが放った左中間の大きな当たりにイーロイ・ヒメネスはウォールキャッチを試みますが、失敗。ソロHRとなりました。わずかにグラブが届かずというリーピング・キャッチでした。
Not good. Eloy exits the game after trying to rob a home run. pic.twitter.com/7rQ0BDbwy7
— White Sox Talk (@NBCSWhiteSox) March 24, 2021
フェンスから大きく伸ばした左腕を支えに、ゆっくりと着地を試みようとしたイーロイ・ヒメネスですが、ここでうまく腕が滑らずに、体だけが着地する形となり、このときに左大胸筋が裂けた模様です。
着地後、イーロイ・ヒメネスは悶絶。このままサイドラインとなり、精密検査の結果、要手術で5-6ヶ月のサイドラインということになりました。
順調だったスプリングトレーニング
イーロイ・ヒメネスは、今スプリングトレーニングはかなり順調な仕上がりを誇っていました。16試合に出場し、47-15で打率.319、OBP .360、SLG .568、HR 2、二塁打 2、三塁打1、RBI 11。24日のゲームも5番LFで出場していました。
CWSは8勝11敗
また現地2021年3月24日のゲームを終えてホワイトソックスは8勝11敗と、今ひとつ波に乗れていない状況。得点91に対して失点が103で得失点差が-12。カクタスリーグの15クラブの中で、得点が二桁なのは、ホワイトソックスだけ。
イーロイ・ヒメネスが引っ張っていた
そんなホワイトソックスの中で、3割を超えていたのは、イーロイ・ヒメネスだけ。打率ではヨアン・モンカダがそれに続き、.293と奮闘しているものの、リームリーダーのホセ・アブレイユが打率.196と苦しんでいます。またティム・アンダーソンは打率.286。
なお、HR数はアダム・エンゲルの3本というのが最高です。
ホセ・アブレイユ、ティム・アンダーソンはシーズンに入れば調子が上がってくるでしょうが、いかんせん、勢いのある成績を残している打者がおらず、その中で打線を引っ張っていたイーロイ・ヒメネスがいなくなるのは痛いところです。
補強は?
打線を引っ張っていたイーロイ・ヒメネスが抜けたことで、ホワイトソックスのOFは以下の布陣を敷けます。
- CF:ルイス・ロバート
- RF:アダム・イートン
- LF:アダム・エンゲル、レウリー・ガルシア(UTL)
アダム・エンゲルがいるので、LFのスポットに彼を入れ、アダム・イートンは本来のRFに。場合によっては、アダム・イートンのLFもありそうです。
一つ言えるのは、ホワイトソックスはアダム・イートンを獲得していてよかったというところでしょうか。
セスペデス、プイーグ
未契約のFAの外野手としてヨエニス・セスペデス、ヤジエル・プイーグがまだ残っていますが、ホワイトソックスは補強するかどうか、様子を見たいと思います。おそらくクラブ内で賄うとは思うのですが。
ホワイトソックスの現時点での贅沢税上のサラリー計算は、$167.3M。まだ上限の$210Mには余裕がありますが、ここはクラブのファイナンスの問題もありますから、オーナーが財布をどう見るか?というところにかかってきそうです。
それにしてもイーロイ・ヒメネスの離脱は痛すぎますね。
追記:7月26日に復帰
イーロイ・ヒメネスは現地2021年7月26日のロイヤルズ戦で復帰!回復が早い!!
お読みいただき、ありがとうございました。
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