スポンサーリンク

【MLB2021】NLWCはクリス・テイラーのサヨナラHRでドジャースが勝利!

NLDS進出はドジャース!

 現地2021年10月6日、カージナルス@ドジャースの顔合わせで、ナ・リーグのワイルドカードが行われました。立ち上がりに苦しんだシャーザーでしたが、悪いなりにも中盤まで1失点でゲームメイク。一方のカージナルス先発のアダム・ウェインライトも序盤3回はらしい投球を披露。4回にジャスティン・ターナーにHRを打たれましたが、その後はしっかりと締めました。

 1-1の白熱した展開は、終盤のドラマに繋がりました。

106勝のクラブがワイルドカード

 それにしても、シーズン106勝を上げているクラブがワイルドカード出場とは!いかにジャイアンツがすごかったかですね。

ロスター

 ワイルドカード戦限定のロスターが発表となり、ドジャースはマックス・マンシーが最終戦でランナーと交錯して肘を傷めたことにより、マット・ビーティーが1Bに。ここに来て、スティーブン・ソウザ・Jr.がメジャーへ昇格。

 カーショウは左前腕部痛により、10/2にすでに10 Day IL入り。今ポストシーズンは登板はないことになっています。また最終戦で登板したビューラーは外れました。

 カージナルスは、ジョン・レスター、J.A.ハップがこのロスターから外れました。これは登板直後ゆえです。また終盤に腰を傷めたポール・デヨングはベンチスタート。SSはエドムンド・ソーサが就きました。

ゲームの流れ

NLWC 2021 動き
  • 1回表
    【ST. LOUIS】

    トミー・エドマンがリード・オフ・シングル→二盗。ゴールティーが四球。T・オニールのRFファウルフライでエドマンが3塁へ進塁。アレナドの時にワイルピッチでカージナルスが1点を先制(1-0)

  • 3回裏
    【LOS ANGELES】

    ベリンジャーが四球。シャーザーが送りバント。ベッツがSSへの内野安打、シーガー四球で1アウト満塁のチャンスも、トレイ・ターナーの当たりはシフトを敷いた2Bエドマンの正面に。これがダブルプレーとなり、同点ならず。

  • 4回裏
    【LOS ANGELES】

    イニング先頭のジャスティン・ターナーがLFへ同点のソロHR(1-1)

  • 5回表
    【ST. LOUIS】

    エドマン、ゴールディーが出塁し、チャンスメイク。シャーザーは1アウトを奪ったところで交代。ジョー・ケリーがマウンド。ケリーは後続を抑え1-1のまま。

  • 6回裏
    【LOS ANGELES】

    1アウト後、トレイ・ターナーがシングル。ここでウェイノーが降板。2番手、ルイス・ガルシアが後続を抑え、1-1のまま。

  • 9回表
    【ST. LOUIS】

    1アウト後、エドマンがシングルで出塁→二盗。スコアリング・ポジションにランナーをすすめるも、ドジャースのケンリー・ジャンセンに抑えられ1-1のまま。

  • 9回裏
    【LOS ANGELES】

    カージナルスのT.J.マクファーランドがプホルズ、ソウザ・Jr.をともにCFライナーに打ち取り2アウト。その後、ベリンジャーに四球を出し、ピッチャーはアレックス・レイエス。バッターはクリス・テイラー。4球目を真芯で捉え、ライナーでLFスタンドに飛び込む2ランHR。これでドジャースが3-1でサヨナラ勝利。

    NLDSへ駒をすすめる

クリス・テイラー会心の当たり!

 これはナ・リーグの妙と言っても過言ではありませんが、クリス・テイラーが出場したのは7回表の守備から。ブラスダー・グラテロル降板後に9番LFで入りました。

 7回裏の第1打席では、ルイス・ガルシアの97.7mphのシンカーに振り遅れ、1塁ポップフライ。あまりいい内容ではありませんでしたが、次々に代打を送れるものではありませんので、9回裏はそのまま打席に。それが結果的には最良に。

 見事なサヨナラHRでしたね。

LAD,オニールとベイダーを徹底マーク!

 シーズン終盤にカージナルスは17連勝を達成。このポストシーズンに進出するエンジンとなったわけですが、その期間中に打撃を牽引したのが、タイラー・オニールとハリソン・ベイダー、そしてポール・ゴールドシュミット。

 この日、ドジャースは特にタイラー・オニールとハリソン・ベイダーを徹底マーク。仕事をさせませんでした。

 タイラー・オニールはRFファウルフライ、三振、四球、三振で4-0。最後の打者にもなりました。

 そして、ハリソン・ベイダーに至っては、1-0。四球(シャーザー)、HBP(シャーザー)、HBP(グラテロル)、三振(クヌーベル)。最初の2打席はシャーザーが立ち上がりにコントロールに苦しんだというのもありましたが、簡単には振らせてもらえませんでしたね。

 ちなみに、ポール・ゴールドシュミットは3−1でした。

トミー・エドマンが3安打

 カージナルスの打撃陣でもっとも目立ったのはやはりリードオフのトミー・エドマン。1回表にリードオフとしてシャーザーのボールを5球見て、シングルで出塁。すかさず2塁への盗塁も決めました。これでシャーザーを揺さぶることに成功。シャーザーは初回、リズムを作れず、1点を献上。エドマンは、5回表にも先頭としてシングルで出塁し、チャンスメイク。9回表には、1アウト後にシングルで出塁。この日は5打数3安打、1得点。

ドジャース、初のWCで勝利

 2012年から現行の決戦方式となったワイルドカードですが、ドジャースは初出場でした。2012年は2位だったのですが、ワイルドカードは勝率でカージナルスvsブレーブスのカードに。2013年以降は2020年までNLウェスト8連覇でしたね。

フアン・ソトが見学

 なお、スタンドにはナショナルズのフアン・ソトがヒッティング・コーチとともに見学。ゲーム後、元ナショナルズのチームメイトのシャーザーとトレイ・ターナーを祝福しました。

NLDSでジャイアンツと決戦

 そして、ドジャースはこの勝利でシーズン最終戦まで地区優勝を争ったジャイアンツとNLDSで相まみえることに。もったいない対戦ですね。

 このカードもなかなか注目ですね。NLDSは現地10月8日(金)からスタートです。

蛇足

 最後に蛇足ですが、ギャビン・ラックスがぶつかったステート・ファームの赤い看板ですが、さすがにテーピングは外されておりました。あれは1日だけの洒落で、長いあいだ貼っておくとラックスの復帰に縁起が悪いですからね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025FA】クオリファイング・オファー(QO)の期限が到来!結果は13名中12名が辞退!
【MLB2024】”MOY”はMILのパット・マーフィーとCLEのスティーブン・ボートが受賞!
【MLB2024】”ROY”(Rookies of the Year )はNLがポール・スキーンズ、ALはルイス・ヒルに決定!
【MLB2025】ドジャースのリリーバー、ブラスダー・グラテロルが肩の手術でシーズン前半戦を欠場へ
【MLBスタジアム】レイズ、2025年はジョージ・M・スタインブレナー・フィールドでレギュラーシーズンを戦うことに
【MLB2025FA】エンゼルスがSSを補強!DバックスからFAのケビン・ニューマンとサイン
【MLB2024】All-MLB(オールMLB)が発表され、大谷がファーストチーム、今永がセカンドチームに選出される!
【MLB2025FA】レッドソックスがベテラン左腕のジャスティン・ウィルソンと1年契約でサイン
【MLB2025FA】エンゼルスがトラビス・ダーノーと2年12Mドルでサイン!
【MLBアウォード2024】シルバースラッガー賞が明らかに!大谷は2年連続3度目の受賞
【MLB2025FA】”ファイヤー・ボーラー”佐々木朗希投手のポスティング・プロセスについて
【MLB移籍FA】2025シーズンに向けたクラブ別主要FAプレーヤーリスト!注目FA選手の情報も!
【MLB2025FA】エンゼルス、ベテラン技巧派のカイル・ヘンドリクスと1年契約でサイン
【MLB2025FA】ゲリット・コールはオプトアウトを行使するも、結局残留
【MLB2024】大谷、亜脱臼を起こした左肩に関節鏡視下手術を実施し、無事に成功!
【MLB2025FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはフアン・ソトら計13名
【MLB2024Awards】ゴールドグラブ賞が決定!今季は14名が初受賞(追記あり)
【MLB2024】ポストシーズン記事一覧
【MLB2024】ドジャースがセレブレーション・パレードを実施!シーズンの激しさがわかる名スピーチも
【MLBトレード2025】ホルヘ・ソレアーがエンゼルスへ、グリフィン・カニングがブレーブスへ移籍
【WS2024_Gm5】ドジャースが5点差を跳ね返して見事にWS制覇!MVPはフレディー・フリーマン
【WS2024_Gm4】F・フリーマンに4試合連続HRが出るも、ドジャースは大敗
【WS2024_Gm3】ビューラーが快投、フリーマンが3戦連続HR!ドジャースがチャンプに王手!
【WS2024_G3】大谷は左肩を守りながら出場し、得点に絡む
【2024プレーヤーズ・チョイス】POYはアーロン・ジャッジ!大谷はNLアウトスタンディングに!
【WS2024_Gm2】ドジャース、連勝!山本が7回途中1失点の好投!エドマン、テオスカー、フリーマンにHR
【WS2024_Gm2】「肩ですね・・・左」大谷、盗塁で左肩を痛める(追記あり)
【WS2024_Gm1】大谷がワールドシリーズ初安打を放つ!
【WS2024】ワールドシリーズが開幕!ドジャースがフレディー・フリーマンの逆転サヨナラGSで1勝目(Gm1)!
【MLB2024】ワールドシリーズのロスターが発表される。ドジャースはエバン・フィリップスが抜ける
タイトルとURLをコピーしました