LADが2020シーズン、MLB No.1勝率
現地2020年9月22日、ナ・リーグの2つの地区で優勝が決まりました。
まず、西地区ではドジャースがアスレチックス戦で7-2のスコアで勝利。今季の戦績を39勝16敗とし、地区2位のパドレスがエンゼルスに2-4のスコアで敗れたため、残り5試合でパドレスが逆転出来ないことから、地区優勝が決まりました。
また東地区ではブレーブスがマーリンズに11-1のスコアで勝利。こちらも残り5試合で2位マーリンズが逆転できないことから、ブレーブスの地区優勝が決まりました。
Congratulations!
ドジャース、8年連続地区優勝
今季もドジャースは強かったですね。現地2020年9月22日で55試合を消化。残り5試合となったところで、39勝16敗、勝率.709。60試合のシーズンで40勝達成はもうすぐそこというところまで勝ちまくりました。
投打のバランスが抜群で得失点差+129
現地2020年9月22日時点で、今季、ドジャースが上げた得点は319で、許した失点は195。得失点差はなんと+124 ! もちろん、両リーグ通じてトップです。
得失点差2位はパドレスですが、22日時点で+82ですから、ドジャースがいかに投打のバランスがすぐれていたかがこの数字だけでわかりますね。
デーブ・ロバーツで5ピート
2013シーズンから始まったドジャースの連続地区優勝ですが、このうちドン・マッティングリーが2013-2015の間に3回達成。2014年から指揮を執りはじめた現監督のデーブ・ロバーツで5度の達成となります。
クラブ創設以来、この地区優勝で19度目の達成になります。
コーリー・シーガーが打撃陣を牽引
2019年、打ちに打ったコディー・ベリンジャーはMVPを獲りましたが、今季は今ひとつ調子が上がらず。そんな中、打線を牽引したのはSSのコーリー・シーガーでした。現地2020年9月22日時点で、打率.321、OBP .374、SLG .611、HR 14、RBI 39。シーガーは二塁打が非常に多い選手で、今季も12本を放っております。
また、ムーキー・ベッツが加入し、リードオフに座ったことも大きかったですね。左偏重だったドジャース打線に右打者のムーキーが入ったことで、マックス・マンシーも遠慮なく使うことができるようになりました。ムーキー・ベッツも.301でさすがの働きぶりです。16HRはドジャース内でNO.1です。
ダスティン・メイが救いに
投手陣ではクレイトン・カーショウがさすがの実績で、現地2020年9月22日時点で6勝2敗、ERA2.15。ウォーカー・ビューラーが調子が上がらなかった中、ルーキーのダスティン・メイが10試合に先発し、ERA 2.68を計上。勝利数は1勝で数字はついてこなかったですが、彼がいることでローテーションの安定性がグンと上がりました。
問題だったリリーバー陣もケンリー・ジャンセンが復調。11SVを上げる活躍を見せました。ブレイク・トライネンも2018シーズンほどではないまでもERA 3.57。
ロッキーズをリリースされた左腕のジェイク・マギーをシーズン前に獲得したのも良い補強になりました。
A.J.ポロック、悩みに悩んでシーズンイン→活躍!
外野手のAJ ポロックはシーズン前、オプトアウトの可能性がありました。理由は女の子の赤ちゃんが誕生したのですが、いわゆる未熟児として生まれ、あろうことか、天使のようなかわいいお嬢さんが新型コロナウィルスにかかってしまい、命の危険がありました。
ご夫婦で懸命に看病。なんとかお嬢さんは病院から退院できましたが、とにかくポロックは悩みました。家族を守るためです。
悩んだ結果、野球の仕事もしっかりとこなすことを選んだポロック。今季はチームNO.4の打率.274をキープ。HRも13本と素晴らしい活躍を見せました。残り5試合、もっと数字がよくなるかもしれませんね。
ポストシーズン
残り5試合で情勢がどう変わるかですが、ワイルドカード・シリーズのドジャースの対戦相手はNO.8シード。ブルワーズとなるか、カージナルスとなるか、レッズとなるかはまだわかりません。中地区で激しい戦いを繰り広げてきたクラブが相手になります。
特にブルワーズは後半勝負の展開になるとジョシュ・ヘイダーという強いクローザーがいますから、さすがのドジャースも厳しくなります。打線で勝ちに行く展開に持っていければ良いなと思います。
また、デーブ・ロバーツ監督は投手リレーがうまくないですから、今季はその采配の改善もみたいところです。
なお、地区優勝の連続記録ですが、ブレーブスの11年連続(1995年から2005年まで)というのがあります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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