今季、ROUND6はドジャースに軍配
現地2021年4月24日(土)、パドレス@ドジャースの4ゲームシリーズのGame3が行われました。先発はドジャースがトレバー・バウアー、パドレスがブレイク・スネル。現地2021年4月18日にペトコで行われたGame3と同じ顔合わせですね。
フェルナンド・タティス・Jrが2HR
バウアー、スネルの好投手同士の顔合わせでしたが、このゲームは初回から動きました。パドレスが、1回表にフェルナンド・タティス・Jr.の先頭打者HRで1点を先制。
パドレスはつづく2回表にもまだ制球に本来の精度がなかったトレバー・バウアーを攻め、先頭のウィル・マイヤーズがシングルで出塁。ウィル・マイヤーズは2盗に成功。スコアリング・ポジションにランナーが進んだ後、つづくジュリクソン・プロファーが2ストライク後の4シームを叩き、シングル。ウィル・マイヤーズが還り、パドレスが2回表の時点で2−0とリードしました。
3回からドジャースが反撃
3回からはドジャースが反撃。3回裏、2アウトからムーキー、コーリー・シーガーが2連続ヒットで出塁。つづくバッターは当たっているジャスティン・ターナー。ターナーはベテランらしく2ストライクを奪われながらも、ボール3つを選んでフルカウントに。6球目、決め球のチェンジアップが浮いたところをうまく弾き返し、2塁からムーキーを迎え入れ、ドジャースが1点を返し、1-2に。
マチャード、悔しがる!
4回裏、ドジャースは先頭のA.J.ポロックがシングルで出塁。つづくマックス・マンシーは四球で歩き、ノーアウト、ランナー1,2塁でA.J.ポロックが3塁を陥れる盗塁に成功。1塁ランナーのマンシーも2塁に進塁し、結果、ダブルスチールのような形になりました。この進塁が奏功。バッターのシェルドン・ノイジーが放った当たりは3B前ボテボテのゴロ。これをブレイク・スネルが捕球し、どこにも投げられず。この間にポロックが還り、ドジャースが2点目を奪い同点。しかし、この時、マニー・マチャードは非常に悔しがったいたので、スネルはラインから切れるのを待てばよかったかもしれません。元ドジャースのマチャードが悔しがるのですから、おそらくそのままファウルになった可能性が高かったです。
タティス・Jr.、連日の2HRはドジャースのエースから
タイスコアとなったこのゲーム。動いたのは6回表。パドレスのイニングの先頭はフェルナンド・タティス・Jr.。トレバー・バウアーは1本打たれているだけに非常に慎重だったのですが、フルカウント後のアウトコースへのカットボールは全く失投でもなかったにもかかわらず、タティス・Jr.のバットが届き、これがLFスタンドに入るこの日2本目のHRに。
タティス・Jr.は2試合連続マルチHR達成ということになりました。しかもドジャースの誇るNO.1、NO.2ローテーション・スポットの投手から2本ずつ。これは価値がありますね。
WS Game6 と酷似!
1点を勝ち越されたドジャース。裏の攻撃ですぐに取り返したいところでした、イニング先頭のマックス・マンシーが2Bゴロに倒れて1アウト。
なぜ代えた!?
つづくバッターはシェルドン・ノイジーというところで、パドレス・ベンチがなぜか動きました。ブレイク・スネルに代えて、ピアース・ジョンソンの投入を決定。ランナーも出ておらず、ブレイク・スネルの球数はまだ87球。まだ余力があるのに、ここで交代!という采配は、そう、2020年のワールドシリーズGame6と全く同じです。なぜ代えた?イニングも同じ6回。球数はWSの時は73球でしたが、ほぼ同じ。
ブレイク・スネルは5.1イニング、87球、被安打7、失点2、BB2、奪三振7。
デジャビュ状態
そして、スネル降板後の展開も同じでした。WSではニック・アンダーソンが立て続けにヒットを許し、ワイルドピッチなどもあり同点に。そしてすぐに勝ち越しも許しました。
今回もほぼ同じ、シェルドン・ノイジー、クリス・テイラー、マット・ビーティーが3連続シングルで満塁。さらにつづくムーキーが四球を選び、ドジャースが一気に同点に。
その後、パドレスは左腕のティム・ヒルにスイッチしましたが、左VS左でコーリー・シーガーにCF前シングルを許し、クリス・テイラーとマット・ビーティーが生還し、5−3と逆転に成功。
ドジャースはワールシリーズGame6とほぼ同じ展開で逆転したのでした。
ドジャース、ジャンセン投入のスタイルに
ドジャース先発のトレバー・バウアーですが、6イニングを投げきり、103球。被安打5、失点3、奪三振9、BB 0、被本塁打2という成績。
ゲームはまだ動く様相を呈していました。7回表にはブレイク・トライネンがスライダーが切れすぎてワイルドピッチとなり、1点を許し、5-4という展開に。
しかし、ドジャースはリードしている展開でしたので、最後はケンリー・ジャンセンの投入のタイミングを図るだけ。ブレイク・トライネンの後、8回1アウトからスコット・アレクサンダーが登板。アレクサンダーはかなり雲行きを怪しくしましたが、ドジャースは8回からケンリー・ジャンセンを投入。これが奏功しました。ジャンセンはジュリクソン・プロファーを1Bゴロに打ち取り、8回のピンチを凌ぎました。
そして9回はランナー1人を出すも、ダブルプレーなどで3人で抑え、ゲームセット。
ドジャースが5-4で逃げ切りに成功し、このシリーズ、初白星を上げました。しかし、パドレス・ベンチはなぜスネルを代えたのか?WS Game6で批判されたレイズのケビン・キャッシュと同じ状態です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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