DSは初戦勝利で72%で勝ち抜く
現地2020年10月6日のパドレス@ドジャース戦はスコア以上に激しい戦いとなりました。
NLDSの初戦に勝利した場合、72%で勝ち抜くというデータがあるそうです。5ゲームシリーズでCSやWSよりも2試合少ない分、1勝目を早くゲットした方が有利なのは間違いないところですが、その初戦で西地区のライバル同士が、激しい火花を繰り広げました。
SDP、マイク・クレビンジャーを起用
当日までスターターが決まらなかったパドレス。ワイルドカードシリーズ同様にクリス・パダックで行くのかどうか?というところでしたが、NLDS開始直前にマイク・クレビンジャーのNLDSのロスター入りが決定。
マイク・クレビンジャーを何戦目に登板させるのか?というところでしたが、なんとジェイス・ティンラー監督はGame1に起用しました。
やはり本調子ではなかった
マイク・クレビンジャーはドジャース・リードオフのムーキー・ベッツへの初球に4シームを投じました。計測は96.9mphを記録。これで内外に大丈夫というアピールをした形となりましたが、やはり本調子ではなく、コントロールが定まりません。
初回は無失点で切り抜けたものの、フォアボールが2個という状態。そして2イニング目。2イニング目に肘痛を再発し、このまま降板となりました。
24球中、ストライクゾーンに10球。制球が定まりませんでした。最後はもう本人のフォームではなく、痛々しかったです。記録上は1.0イニングでスコアレス、BBが3という結果。
パドレス、緊急事態をリレーで凌ぐ
マイク・クレビンジャーはおそらく当初から深いイニングまで任せるつもりはなかったと思います。しかし、想定以上に早い降板となったことから、パドレスベンチはブルペンを総動員する事態に。
6回2アウトまでノーヒット・リレー
しかし、この緊急事態にブルペンが結果を見せます。NLワイルドカード・シリーズの3戦目と同様に一人1イニングペースで、6回2アウトまでノーヒットビッドを継続させました。
ドジャース、大丈夫か?と思わせるほどのリレーだったと思います。
SDP、オースティン・ノラが先制打
先制点を上げたのはパドレスでした。4回表、四球で出たウィル・マイヤーズが2盗に成功。スコアリング・ポジションにランナーを置き、バッターはほとんど打撃では当てにされていないオースティン・ノラ。そのノラはウォーカー・ビューラーの97.6mphのファストボールをLFにクリーンヒット。二塁からマイヤーズが還ってパドレスが1-0とリードしたのでした。
パドレス、守備のミスで同点に追いつかれる
パドレスの細かい継投の前にずっとヒットレスが続いていたドジャースですが、5回に四球とワイルピッチでノーヒットでチャンスが到来。
2アウト後、コディー・ベリンジャーの1、2塁間のゴロでクロネンワースの送球がやや1塁スタンド側にそれて、エリック・ホズマーがキャッチできず。
ボールが転がる間にランナーが還り、ドジャースは1-1の同点に追いつきました。
このプレーですが、公式記録ではジェイク・クロネンワースの送球エラーがついています。
ドジャースの初ヒットはムーキー
依然ノーヒットが続いていたドジャースですが、6回裏、1アウト1塁の状況でようやくこの日初ヒットを記録。打ったのはムーキー・ベッツで、LFへの二塁打でした。
なおLFにはクロネンワースにポジションを奪われたジュリクソン・プロファーが入っていました。
このイニング、ドジャースはコーリー・シーガーの犠牲フライ、ジャスティン・ターナーのタイムリー・シングル、マックス・マンシーの二塁打、コディー・ベリンジャーのタイムリー・シングルなどで一挙に4点をゲット。ゲームの流れを引き寄せました。
ドジャースはゲーム後半に、ブレイク・トライネン、ケンリー・ジャンセンとつなぎ、5回以降は無失点。
スコア4-1でドジャースが初戦をものにしました。
パドレス投手陣、計10BB
マイク・クレビンジャーの早期降板にしっかりと対応したパドレスのブルペンでしたが、マイク・クレビンジャーを含めた9人のリレーで与えた四球は10個。死球も入れると11個。
パドレスのブルペンはいつ失点してもおかしくない状態をよく堪えたとは言え、四死球11は多すぎましたね。
ドジャース投手陣が14K
先発のウォーカー・ビューラーは、4.0イニングで降板するも、被安打2失点1。三振は8個奪いました。
ビューラー降板後、ダスティン・メイ、ビクトル・ゴンザレス、ブレイク・トライネン、ケンリー・ジャンセンとつないだドジャースは5人のリレーでパドレス打線から14個の三振を奪いました。
このカードはどんな要素が飛び出すかわからない、Xファクターが多いので、Game2以降も楽しみですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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