2019以来のマウンドへ
2020シーズンにCOVID 19 の健康懸念でオプトアウト(出場取りやめ)し、2021シーズンも投げるかどうか定かではなかったデービッド・プライスが、現地2021年3月8日のカクタス・リーグでホワイトソックス戦に2番手で登板。
カクタス・リーグのデビュー戦で1イニングをパーフェクトに抑え、奪三振も1つ記録。
これで、デービッド・プライスの2021シーズン出場が明確な形で明らかとなりました。
2021年、ドジャースのジャージで登板へ
デービッド・プライスがムーキー・ベッツとともにレッドソックスからドジャースに移籍したのは、現地2020年2月9日。スプリングトレーニング開始直前でした。
ところが、ご承知の通り、2020シーズンはCOVID 19 の影響によりスプリングトレーニングが途中でシャットダウンとなり、レギュラーシーズンの開幕も7月23日(一部、残りは24日)に。
そしてシーズン開始前の7月4 日に、デービッド・プライス自身も新型コロナウィルスの健康懸念を考慮してシーズンのオプトアウトを宣言。2020シーズンは投げませんでした。
ドジャースとしては2020年から2022年までサラリー$32Mを計上するサイヤング賞左腕のデービッド・プライスが2021年もこのまま投げない可能性もあるとして最悪を想定していましたが、スプリングトレーニングの初登板を無事にこなしこなしたことで、シーズンに向けて計算できることを確認したようです。
ルイス・ロバートを三振に
2番手で4回表から登板したデービッド・プライスは先頭のティム・アンダーソンを3Bゴロに。続くルイス・ロバートは空振り三振に仕留め、最後はホセ・アブレイユを2Bポップフライに打ち取りマウンドを後にしました。
1イニングをパーフェクト。1奪三振という素晴らしいデビュー戦でした。
94mphをヒット
デービッド・プライスのレギュラーシーズン最後の登板は、レッドソックス時代の2019年9月1日。このシーズンは22先発、107.1イニングを投げ、7勝5敗、ERA 4.28という厳しい結果に。ERA4点台はレイズ時代のキャリア2年め、2009年以来のことです。
レッドソックスがワールドシリーズ制覇を決めた2018年には30先発で、176.0 IPに登板し、16勝7敗、ERA 3.58をマーク。また、ポストシーズンも頑張りましたので、2019シーズンはその疲れが出たような数字となりました。
不調だった2019年の4シーム、2シームのファストボールの平均は91.9mph。
しかし、この日はファストボールのMAXが94mphを計測した模様。2020シーズンに肩肘を休めたことで、ボールの強さも復活したようです。
ドジャースのローテーション
デービッド・プライスの2021年の復帰が見えてきたことで、ドジャースのローテーションは強力なものに。
- クレイトン・カーショウ(L)
- トレバー・バウアー
- ウォーカー・ビューラー
- デービッド・プライス(L)
- ダスティン・メイ
- フリオ・ウリアス(L)
左右のバランスが取れた非常にいいローテーションです。
フリオ・ウリアスが好投
とは言え、ドジャースの超強力ローテーションはこの時点で計6名。余裕をもって5名で回したとして、1人外れることに。
同じ日、ドジャースの先発はフリオ・ウリアスでした。フリオ・ウリアスはこの日、3イニングをパーフェクトに抑える好投を見せました。
2020年のワールドシリーズの胴上げ投手もローテーション入りに必死です。
プライスのリリーフ登板もあり得る
デービッド・プライス本人は2020年にオプトアウトをした点が気になるのか、今季は先発にこだわらず、投げられる場面があればどこでも投げると、リリーフも意に介さずとの意思を表明しました。
ドジャースのブルペンは左腕のカレブ・ファーガソンが2020年9月にトミージョン手術。今オフ、ヤンキースから獲得したトミー・ケインリーも2020年8月にトミージョン手術で、ブルペンが2人離脱しています。
さらに、ディラン・フローロ、アダム・コラレックもトレードで放出し、やや大きい穴になりました。
しかし、ブレイク・トライネンと再契約を結び、なんと言ってもブルワーズからコーリー・クネイブルを獲得しました。
仮にプライスがリリーフで投げればさらにブルペンが楽になりますね。
デービッド・プライスの調整具合とドジャースのローテーションに注目したいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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