カブスとロイヤルズ間でのトレード
現地2019年7月15日、大きなトレードのニュースが入ってきました。
カブスがロイヤルズ間でトレードが成立です。
マルドナードがカブスへ移籍
カブスはロイヤルズから元ゴールドグラブ捕手のマーティン・マルドナード(Martín Maldonado)を獲得。一方、ロイヤルズはカブスから左腕のマイク・モンゴメリー(Mike Montgomery)を獲得しました。
トレードは1対1です。
背景にカブス正捕手のケガ
ツイッター上ではマーティン・マルドナードがトレードのため、ゲームから引っ込んだという情報が流れていたので、筆者はてっきりマルドナードがジョナサン・ルクロイのケガの影響で捕手に不安の残るエンゼルスへ動くのかと思っていました。
ところが、センセーショナルなカブスへの移籍。
ウィルソン・コントレラス(Willson Contreras )がいるのにどうして?と思いましたが、どうやらウィルソン・コントレラスがILに入るとの情報が。
ウィルソン・コントレラスは、右足のアーチなので土踏まずかと思うのですが、そこを傷め、10 Day ILに入ることが明らかに。
10 Dayくらいならと思ったのですが、結構深刻なケガかもしれません。
ウィルソン・コントレラスの2019シーズンの成績は(2019年7月15日時点)、打率.286、OBP .382、SLG .565、HR 19、RBI 55とカブスの大きな得点源でもあります。またCS%(盗塁阻止率)は31%。
マーティン・マルドナードとは
1986年8月16日生まれの32才。2017年のエンゼルス時代に受賞したゴールドグラブ賞ですね。2017年、捕殺数29はア・リーグ1位。詳細は以下のリンクを。
ロイヤルズへ移籍するのはマイク・モンゴメリー
そしてもう一つ驚かされたのが、カブスがトレードに出した選手です。
まさか、貴重な左腕のブルペン、マイク・モンゴメリーを出すとは思いませんでした。
マイク・モンゴメリーはカブスにとっておなじみの選手で、2016年にカブスがワールドシリーズチャンプとなった際、クリス・ブライアントの3Bゴロで終わりましたが、その時にマウンドにいたのがマイク・モンゴメリーでした。
なぜか、クリス・ブライアントの嬉しそうなゴロ処理しか覚えていないのですが。
マイク・モンゴメリーとは
マイク・モンゴメリーは30才になったばかりの左腕。2008年ロイヤルズ1巡目指名。よって今回は復帰ということになりますね。
2012年12月にレイズ−ロイヤルズ間で発生したブロックバスターとも言っていいトレードでレイズに移籍。
この時ロイヤルズからレイズには、マイク・モンゴメリーの他にウィル・マイヤーズ(現SDP)、ジェイク・オドリッジ(現MIN)、後日指名でウェイド・デービス(現COL)とジェームズ・シールズ(現FA)などのそうそうたるメンバーが動きました。レイズからロイヤルズにはエリオット・ジョンソン(2014年で引退)。ロイヤルズは弾を出しすぎました。
2015年3月31日にエラスモ・ラミレスとのトレードでマリナーズへ移籍。
2016年の7月にカブスへ移籍してきました。この時、カブスは現SEAのダニエル・ボーゲルバックを出しているんですね。危うく、カイル・シュワーバーが2人揃うところでした。
マイク・モンゴメリーは2018までは先発とブルペンの双方をこなしていました。指揮官にしてみれば非常に使い勝手の良い投手です。2019年はブルペンオンリー。
今季は20試合に登板し、ERA 5.67。
トレードの影響
ロイヤルズの捕手
サルバドール・ペレスのトミー・ジョン手術によってロイヤルズで捕手を務めていたマーティン・マルドナードですが、彼が出たあと心配なロイヤルズの捕手はキャム・ギャラガー(Cam Gallagher)が務めます。
お読みいただき、ありがとうございました。
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