4位へ転落
シカゴ・カブスが厳しい戦いを強いられています。
現地2021年7月6日、リグレー・フィールドでフィリーズ@カブス戦は、フィリーズがアーロン・ノラ、カブスはジェイク・エアリエッタが先発。
この日こそと臨んだカブスでしたが、ジェイク・エアリエッタが初回から大炎上。終わってみれば10-15で大敗し、11連敗。今季ワーストの4位に落ちてしまいました。
初回にいきなりのGS
このゲームでは、ジェイク・エアリエッタが初回、ヒットと死球でノーアウト満塁とした後、4番のアンドリュー・マッカッチェンがCFへ運ばれ、グランドスラム。いきなりの4失点となりました。
さらに2回表にもジーン・セグラとリース・ホスキンスにタイムリーを打たれ、3失点。結局、ジェイク・エアリエッタは2回持たずに7失点。
ただ、カブスも粘りを見せ10得点を奪いましたが、序盤の失点が大きく響き、追い上げも効きませんでした。
カブスはこの日の敗戦で11連敗。
6月の大半は首位争い
カブスが首位にたったのは5月31日のこと。そこから一時的に2位にはなったものの、6月24日までは首位をキープ。6月9日から13日までは5連勝も達成。その間、クレイグ・キンブレルが4連続セーブをマークするなど、絶好調かと思われました。
ただ、この間、ナ・リーグ中地区はカブス、カージナルス、ブルワーズの三つ巴の戦いで、3クラブが1勝を凌ぎ合っていた状況で首位を独走していた訳ではありません。
ブルワーズが11連勝
6月25日のドジャースとのGame2から連敗がスタート。そして6月28日から始まったブルワーズとの3連戦で3連敗したのがとりわけ効いており、前後しますが、6月22日から連勝が始まったブルワーズとちょうどスイッチするような形となりました。ブルワーズは7月3日まで11連勝を達成。一気に首位に躍り出たのでした。
カブスは5月は19勝8敗と絶好調だったものの、6月は12勝6敗。そして7月はこの日の敗戦も含め、0勝5敗(現地2021年7月6日時点)。
直近15試合のERAはワースト3
カブスはこの11連敗中、10失点以上を喫したのが4試合。直近15試合のERAは6.14でMLBワースト3位に。投手力がガクンと落ちたのが痛いところです。
また、この11連敗中、投手陣は90.2イニングを投げ、ERAは6.75。ローテーションが5.88、ブルペンが7.78。
このままズルズル行ってしまうと、カブスはトレードデッドライン(7/30)で売りに出る事態になるかもしれませんね。
果たして、踏みとどまれるかどうか。
追記:カブス、連敗は11でストップ
現地2021年7月7日、フィリーズ@カブスのGame3にて、カブスがついに勝利を上げました。
フィリーズがザック・ウィーラーが先発するということで、この日もカブスの配色は濃厚か?と思われました。しかし、カブスは打線が大いに機能。繋がりました。1回裏に1アウトからエラーをきっかけに4本のシングルを集めて3得点。さらに2回裏にはアンソニー・リッゾの3塁打などで2得点。
序盤2回で5−0とフィリーズをリード。
投げては前年ノーヒッターを達成しているアレック・ミルズがフィリーズ打線を5回まで無得点に抑える好投。
6回表にアンドリュー・マッカッチェンのHRなどで3点を奪われましたが、その直後、カブスはまたしてもHRなしで3得点を奪い、フィリーズの反撃の芽を摘みました。
アンドリュー・チェイフィンが7回、8回の2イニングを無失点に抑えたのもよかったですね。最後はキンブレルが出てゲームセット。カブスが8-3で勝利しました。
アレック・ミルズはシーズン当初、ブルペンに指名されましたが、やはり先発に回った方がいい仕事をすると思いました。今季4勝目です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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