今季6度目の10K+で大記録
現地2021年3年8月11日、ミルウォーキー・ブルワーズのコービン・バーンズ(Corbin Burnes)がまたしても三振に関する記録を打ち立てました。今回は、10者連続三振のメジャー・レコード・タイです。
春先には無四球期間中の最多奪三振
コービン・バーンズは春先には、無四球のまま58奪三振をマーク。
これはメジャー記録だったのですが、残念ながら、その4日後の5月17日にヤンキースのゲリット・コールにより、61に更新されてしまいました。
いきなりの7点リード
この日(現地2021年8月11日)、コービン・バーンズは非常に特殊な状況でマウンドに上がりました。
対戦相手のカブスの先発は、ジェイク・エアリエッタ。1回表、ブルワーズ打線は、ジェイク・エアリエッタに対し、コルテン・ウォンの二塁打を皮切りに、クリスチャン・イェリッチ、ウィリー・アダムスが3連打。
エドゥアルド・エスコバーが倒れたあとも、オマール・ナルバエス、タイロン・テイラー、ロウディ・テレス、ロレンゾ・ケインと4連打を浴びせ、さらに、コルテン・ウォンのこのイニング2度目の2塁打などで、計8安打で7得点。
いきなりのビッグ・イニングで大量得点をもらい、マウンドに上がったのでした。
2回から10者連続K
1回裏、先頭のラファエル・オルテガにLF前シングルを許したコービン・バーンズ。立ち上がりが心配されましたが、その後は後続を落ち着いて打ち取り、無失点。
圧巻だったのは2回から。コービン・バーンズは2回裏から5回裏1アウトまで、10者連続三振をマーク。
マット・ダフィーのRF前シングルにより、11者連続のMLBレコードは阻止されてしまいましたが、その後も8回裏まで三振を取り続け、奪った三振の合計は15個。キャリア・ハイの数字となりました。
コービン・バーンズは8回、99球、74ストライクで、被安打4、無失点、無四球、15奪三振。
一方、初回に7失点したカブスのジェイク・エアリエッタは、4イニングを投げて、83球、被安打11、失点8、与四球2、奪三振3。今季は大量失点するケースが目立ち、ERAは6.88。
その他の10連続奪三振の達成者は?
連続奪三振の最多記録は10ということですが、そのほかの達成者を見ると、このような感じです。
トム・シーバー
メッツのレジェンド、トム・シーバーがこの記録を持っていました。トム・シーバーは、1970年4月22日のパドレス戦でこの記録を達成。なんともう50年以上前のことです。
トム・シーバーは2020年9月3日にお亡くなりになりました。
アーロン・ノラ
実は今季、この記録をすでにマークしている投手がいました。フィリーズのアーロン・ノラです。ノラは、2021年6月25日のメッツ戦で、この記録をマーク。
Aaron Nola's record-setting 10 consecutive strikeouts, and the way the streak ended. pic.twitter.com/pCefRqa13F
— Todd Zolecki (@ToddZolecki) June 25, 2021
皮肉なことに、このとき、メッツのジャージの右袖には、トム・シーバーの41番のパッチがつけられていたのでした。
ゲームの方はブルワーズが10−0と完勝。
この勝利でブルワーズはシーズン、69勝目。70勝まであと1です。
お読みいただき、ありがとございました。
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