レッドソックス、災難が続く!
現地2022年7月17日、レッドソックスはオールスター前最後のゲームでヤンキースと対戦。ゲリット・コール先発ゲームゆえに発奮してもらいたいところでしたが、ゲームは思いもしないところでトラブルが発生。
クリス・セール、初回に怪我
1回裏、クリス・セールは先頭のD.J.ルメイヒューにRFへ二塁打を打たれ、先頭の出塁を許す展開に。チェンジアップがうまく枠を外したのですが、ルメイヒューに対応されました。
つづくアーロン・ジャッジにはスライダーがひっかかり、デッドボール。つづくリッゾの進塁打の間にランナー二人がそれぞれ進塁。
1アウト2、3塁でつづくグレイバー・トーレスの打球はダブルプレーチャンスの3Bゴロでしたが、これをラファエル・デバースがホームへスローイング・エラー。ヤンキースに容易に先制点を与えました。
マット・カーペンターにもホームインを許す1Bゴロを打たれ、0-2のスコアに。
2アウトまでこぎつけましたが、問題はここです。
クリス・セールはアーロン・ヒックスにチェンジアップを投じるも、これがカムバッカーとなりクリス・セールを直撃。ボールが転がる間にグレイバー・トーレスが生還し、ヤンキースが3-0とリードします。
クリス・セールですが、打球が当たった直後に躊躇なしにベンチへ直行。明らかな怪我でした。アレックス・コーラに左手を見せていた際のスタンドのお客さんの顔の表情でいかに痛々しい怪我だったかは明白でした。
緊急降板にマウンドに呼ばれたのは澤村投手で、なんとかアイザイア・カイナー=ファレファを打ち取り、3点のリードで食い止めました。
J・ダウンズのメジャー初HRで一旦は奮起
前日は1-14で大敗したレッドソックス(スコア)。2日連続での屈辱的な敗戦はごめんとばかりに3回表、ヒットで出たジャッキー・ブラッドリー・Jr.を1塁に置いて、トレバー・ストーリーに代わって2Bを守っているジーター・ダウンズがメジャー初HRをLFスタンドに叩き込み、2-3と追撃に入ります。
リリーバーが炎上
クリス・セールの緊急降板後、澤村投手が1回2アウトから2回2アウトまでの1イニングをスコアレスに抑え、さらにダーウィンゾン・ヘルナンデスも2回2アウトから3回1アウトまで無失点に。
4番手はライアン・ブレイジャーで3回裏をダブルプレーに乗り切っていい雰囲気になったのですが、4回裏は先頭から4連打を浴びて2失点。ジャレン・デュランの判断ミスもあったものの1アウトも取れず、ランナーを二人残してジェイク・ディークマンにスイッチ。
ジェイク・ディークマンは左VS左でアンソニー・リッゾに四球を与えてノーアウト満塁の大ピンチに。次打者のグレイバー・トーレスは三振に打ち取り、なんとか失点を最小限に止めようとしましたが、もう堪えきれないという感じでその後は、マット・カーペンターの2点タイムリー・ダブル、テイム・ロカストロのソロHRなどで、追加で6失点。このイニングは8失点を献上し、ゲームが決まってしまいました。
その後は翌日からオールスター・ブレイクで3日空いてしまうことから、タナー・ハウク、ギャレット・ウィットロック、ジョン・シュライバーまで投入。なんとか落ち着いて見せたものの、シュライバーはジョーイ・ギャロに一発を浴びております。
結果、連日同様大敗で2-13で敗れました。
TB&NY14連戦は完敗
オールスター・ブレイク前に予定されていたレイズ、ヤンキースとの14連戦は、4勝10敗と散々な結果となってしまいました。
7/4 | vs TBR | W | 4 | 0 |
7/5 | vs TBR | L | 4 | 8 |
7/6 | vs TBR | L | 1 | 7 |
7/7 | vs NYY | L | 5 | 6 |
7/8 | vs NYY | L | 5 | 12 |
7/9 | vs NYY | W-wo | 6 | 5 |
7/10 | vs NYY | W | 11 | 6 |
7/11 | @ TBR | L | 5 | 10 |
7/12 | @ TBR | L | 2 | 3 |
7/13 | @ TBR | L | 1 | 4 |
7/14 | @ TBR | L | 4 | 5 |
7/15 | @ NYY | W | 5 | 4 |
7/16 | @ NYY | L | 1 | 14 |
7/17 | @ NYY | L | 2 | 13 |
前半戦を終了し、48勝45敗と辛うじて黒字はキープ出来ているものの、オリオールズの追い上げなどもあり、最下位もすぐそこに迫っているというヘビーな状態です。
クリス・セール、復帰2戦目でまたIL
クリス・セールがシーズン・デビューしたのは7月12日のレイズ戦。今季は胸郭の疲労骨折で3ヶ月離脱していました。
トミー・ジョン手術を受けたのが2020年で、2021年もほとんどが稼働できておらず、8月14日から1ヶ月半、9試合に登板したのみ。
今回はハードラックでしたが、エースがなかなかフルに稼働できていない状況です。とにかく小指の骨折の完治を。しかし、痛かったでしょうね・・・。
ウィットロックがまた先発へ!?
さて、オールスター明けですが、レッドソックスは7月22日から17連戦が入っています。明らかに先発が足りません。
リッチ・ヒル、マイケル・ワカ、コナー・シーボルト、ジョシュ・ウィンコウスキがIL中。
ローテーションは復帰したネイサン・イオバルディ、ニック・ピベッタそしてカッター・クロフォードのみ。ブライアン・ベイヨーはいささか力不足でまだマイナーで経験する方が良く、FAで獲得したジェームズ・パクストンは昨シーズン受けたトミー・ジョン手術のリハビリ中。まだリハビリ登板にも入っていません。
明らかに先発不足ゆえ、せっかくブルペンに入ってくれたギャレット・ウィットロックをまた先発に戻そうかという話が出ている自体。彼がブルペンから抜けるとますます後ろが不安定になるので、それもできれば避けたいところ。
果たして、トレードデッドラインでルイス・カスティーヨ、タイラー・マーリーあるいはフランキー・モンタス獲得に動くのか??
場合によっては売りに入るかもしれません。
ちょっと暗い話題となってしまいましたが、まずはオールスターブレイク期間中になんとか投手の失投を少なくするように整えてもらいたいところです。
ピベッタもブレイジャーもディークマンも打たれているのはど真ん中に近いところばかりです。真ん中に集まってしまうというのは調子が良くない証拠でもあるのですが、今の戦力でやるにはまずそこにテコ入れしてもらいたいとは思います。またペドロが技術的なことを助言してくれればいいな・・・などとも思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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