53 At bats 0 hit
下の方に追記があります。
オリオールズのクリス・デービス(Chris Davis )が深刻です。
現地2019年4月11日、アスレチックスと対戦中のオリオールズのクリス・デービスは7番1Bでスタメン起用。
この日も3−0
今日こそはと臨んだゲームでしたが、結果は残酷にも無安打。
もはや泥沼を通り越して本人もどういう状況かわからなくなっているのではないでしょうか??
ここまで来ると普通の選手ならメンタルがやられてグランドに立っていられないと思いますが、クリス・デービスは気力を振り絞ってゲームに出ております。
最後のヒットは2018年9月14日
気の毒に思うくらい長いトンネルに入ってしまったクリス・デービスが最後にヒットを放ったのは2018年9月14日のホワイトソックス戦。
第1打席で2塁打を放ち、それが最後のヒットです。
その日の第2打席以降の3打数(At Bat)と2018シーズンの5試合分の18打数(At Bat)、そして2019シーズンの4月11日までの11試合分の29打数(At Bat)で計53打数連続でヒットレスを更新中です。
これは本当にメンタルに悪いですね。
かつてのHRチャンプ
クリス・デービスはかつてのHRチャンプで、2013年と2015年にタイトルを獲っています。2013年が53HR、2015年が47HR。
今季を含め、MLB12年で283HR。
もともとHRバッターゆえに、こういう事態になるとなかなかトンネルを抜け出せませんね。
ベレスの47−0を大幅更新中
MLB史上、ポジション・プレーヤーがここまで連続してヒットを打てなかったのは、ユーティリティープレーヤーだったエウヘニオ・ベレスが樹立した2010年から2011年にかけての46打数連続ヒットレスが最長。
クリス・デービスは現地2019年4月9日ゲームで47−0となり、その記録超えをすでに果たしています。
出口が見えない中、まだまだ更新しそうな雰囲気です。
よくNO-NOの時に、「アナウンサーはその話題を口にしてはいけない、なぜなら記録が未達となるジンクスがあるから」と言いますが、今回色んな人がこれを話題にすることでそろそろストップがかかるかもしれません。
とは言え、今季のサラリーが1,700万ドルもあるのがネックで、余計に同情されないという悪い面も。
筆者がもしもこの立場なら、かなり厳しいとしか言えませんね。
追記:54 At Bats−0 Hitに
現地2019年4月12日、レッドソックス戦に臨んだオリオールズですが、クリス・デービスはベンチスタート。
9回表2アウトから代打で登場。不気味というしかなかったのですが、ランナーがいなかったのがレッドソックス側からすれば救いでした。
打球コースといいヒット性の当たりでしたが、シフトを敷かれていたので万事休す。結局54打数ヒットレスと記録を伸ばしてしまいました。
個人的に興味があるのは、ここまでうまく行かない人がどういうきっかけでよくなるのかを見てみたいという点です。本当に興味深いです。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント